CB400半世紀ヒストリー:CBはホンダ4発の歴史
’19年には、CB92から60年、CB750フォアから50年、CB-Fから40年となったCBブランドだが、ミドル4気筒のCBこそが最も多くのユーザーを育ててきたシリーズだろう。ここで48年に及ぶミドル4発CBをざっくり振り返っておきたい。
’72 ドリームCB350フォア:初のミドル直4
CB750フォア、CB500フォアに続くホンダ3機種目の直4。ディスクブレーキを装備した。
■空冷4スト並列4気筒347cc 34ps 2.7kg-m 184kg(装)
’74 ドリームCB400フォア:400ccカフェレーサー化
CB350フォアをベースに集合マフラーを装備。初期は408cc、後期は398ccが併売された。
■空冷4スト並列4気筒408cc 37ps 3.2kg-m 185kg(装)
’81 CBX400F:DOHC化で人気爆発
Xの字を描くエキパイに鋳鉄インボードディスクと装備も最新。リヤは1本サスだ。
■空冷4スト並列4気筒399cc 48ps 3.4kg-m 189kg(装)
’89 CB-1:CBR400RRのネイキッド仕様
水冷の最新世代4気筒を搭載したスポーツネイキッド。走りのポテンシャルも高かった。
■水冷4スト並列4気筒399cc57ps4.0kg-m183kg(装)
’92 CB400SF:現代の水冷SF登場
CB1000SFの兄弟車として力強いスタイリングを実現。エンジンは400RRがベース。
■水冷4スト並列4気筒399cc 53ps 3.7kg-m 192kg(装)
’99 CB400SF:ハイパーVTEC搭載
回転域により4バルブ/2バルブを切り替えるVTEC技術を発展。フレームを新設計。
■水冷4スト並列4気筒399cc 53ps 3.9kg-m 188kg(装)
’05 CB400SF/SB:スーパーボルドール追加
マイナーチェンジを重ね、’02以降にCBX400Fカラーを採用。’05年はカウル付きスーパーボルドールも発売。
■水冷4スト並列4気筒399cc 53ps 3.9kg-m 190kg(装)
’07 CB400SF/SB:FIのRevoエンジンに
ハイパーVTECを進化させるとともにFI(フューエルインジェクション)を採用。クラス初のコンパインドABSを搭載。
■水冷4スト並列4気筒399cc 53ps 3.9kg-m 190kg(装)
’14 CB400SF/SB:LEDライトの現行モデルに
ビッグ1カラーに回帰。LEDライトを採用したほか車体や足まわりにも変更を受けた。
■水冷4スト並列4気筒399cc 53ps 3.9kg-m 197kg(装)
ヤングマシンでは、ホンダCB400SF/SBが今後も継続すると予想。その次の一手は何か? 我々はCBR400RRに白羽の矢を立ててみた。次ページにて展開する。
あなたにおすすめの関連記事
想定内のユーロ5は"ツワモノどもが夢の中" 厳しい逆境で生物が進化するように、バイクも環境規制が厳しくなるたびに世代交代が進んできた。古くは2ストロークが、12〜13年前にはキャブレター車が消滅。しか[…]
持てる技術を注ぎ込んだ直4の集大成=CBR1000RR-Rをリリースしたばかりのホンダ。次に着手するのは究極のV4スーパースポーツ=「RVF1000R」と予想したい。 ヤングマシン本誌が以前から提唱し[…]
CBR1000RR-Rに続いて、ホンダCBR600RRがビッグチェンジを受けて復活! とヤングマシンでは予想する。CBR600RRは、日本や欧州ではユーロ4に対応せず、'16年型で終了。しかしアジアを[…]
メガスポーツやドラッガー系の持ち味である豪快なビッグトルクは、実に魅力的だ。しかし個性を堅持しつつ、強化される規制をクリアするには対策が必要。それが「大排気量化」と「過給機」だ。まず前者は、昔ながらの[…]
Z1/2をモチーフとしたZ900RSの大ヒットを契機に、'19年にはカタナがリバイバルを果たした。これに続くのは、ホンダが今春発表したCB-Fコンセプトの市販版「CB998F」(本誌命名)と予測される[…]
最新の記事
- ホンダがポケモン「コライドン」を具現化?! ポケモン社監修のもと「ホンダコライドンプロジェクト」始動
- 「間もなくMotoGP開幕! 電子制御に頼らない走りとは?」【ノブ青木の上毛グランプリ新聞 Vol.23】
- 「デカすぎる怪物」1970年代国産バイク最大排気量の水冷6気筒ツアラー:カワサキZ1300【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 「2ストローク500cc単気筒のネイキッドだと?!」〈幻名車〉ホンダ CR-1
- 伝説のモトグッツィ「V7スポルト」が復活!! 倒立フォークなどを装備して2/26受注開始、8月出荷へ【新型V7シリーズ】