コードレスポリッシャー:磨き/削り作業に適した回転速度を設定できる、軽量&パワフルツール
自動車鈑金塗装用のポリッシャーは、本体の重さを活用しつつ広い面をムラなく磨くため重量が2kg以上あり、φ150mmやφ180mmクラスのバフを装着することが多い。だがこれでバイクを磨くと、モーターのトルクと重さが合わず扱いにくいのが現実。
そこで重宝するのが、本体重量870gのコードレスポリッシャー。鈑金用ほどモーターのトルクが大きくないので取り回しが容易。適合バフのサイズも80mmと小径で、細かい部分にもしっかり届く。
コードレスポリッシャーサンダー 12V 2000mAh 17-047[ストレート]●価格:8280円(税込ストレート会員価格、以下同)
さらに回転モードを変更すると金属や樹脂を研削するサンダーとして機能し、パーツ加工やDIYでも活躍してくれる。コンプレッサーやAC100Vが不要で、どこでもサッと作業できる身軽さが魅力だ。
ポリッシャーとサンダーではモーターの使用回転数が異なるが、この製品はセレクターによって最高回転数を切り替えるため、磨きと削り作業を明確に区別できる。φ72mmのパッドと3種類のサンドペーパー、φ80mmのスポンジバフ、専用充電器が付属する。
グリップ内に収納するバッテリーは12V、容量2000mAhのリチウムイオン。本体上部のセレクターを「S」にすると無負荷時の最高回転数が8000rpmとなり、金属や樹脂を効率良く研削できる。このモードで磨き作業を行うと、相手が焼けるリスクがあるので注意。
セレクターを「P」とすれば最高回転数が2800rpmとなり、塗装や樹脂パーツの研磨ができる。研削用のφ75mmサンドペーパーや、研磨用のφ80mmパッド、液体コンパウンドなどの周辺製品も充実しており、これらの組み合わせで多様な作業に活用できる。
逆タップ:6角穴をナメたキャップボルトに鋭く食い込む特殊形状
キャップボルトはプラスビスに比べて基本的にはナメづらい。だが無理な力で6角穴が崩れるとレンチが空回りしてしまう。
この逆タップは、先端のひねりが6角穴に食い込むことでナメたキャップボルトを緩めることができる。工具箱に常備すれば、いざという時に頼りになる。
逆タップセット 7ピース 6角穴用 19-859[ストレート]●価格:530円
セット内容は1.5、2、2.5、3、4、5、6mmの7本組。タップを6角穴に食い込ませる最初の一撃は勢いがある方が有効なのでドリルドライバーを使い、その後はビット差し替えドライバーのハンドルなどに付け替えると良い。
バイクジャッキ:前後に揺れにくいワイドタイプは足まわりのメンテで重宝
サイドスタンドしかないバイクはもちろん、センタースタンド付きでも重宝するバイクジャッキ。持ち上げたバイクが揺れると危険だが、このジャッキは前後方向の幅が広いので、大型車でも安定するのが特長。アタッチメントの組み合わせで様々な車種に対応できる。
バイクジャッキ ワイドタイプ 300kg 15-9230[ストレート]●価格:1万800円
バイクのフレームを支える座面には長さ違いが2種類あり、座面をねじ込む部品をサドルと呼ぶ。ジャッキ本体のサイズは520×315mmで、本体のリフト量は95~520mm。ここにサドルと座面を組み合わせれば、最高600mm以上のリフト量となる。アメリカンタイプのバイクでは、サドルを使わず本体で直接エンジン下を支える場合もある。
ジャッキのハンドルは軽く、ビッグバイクでも余裕で持ち上がる(最大荷重300kg)。バイクのアンダークレードルを支える際は、安定確保のためなるべく幅を広くすることが重要。
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