8耐を4連覇したマシンが全面改良の2020年型に

待ってたぞ日本仕様! 2020年型ヤマハ「YZF-R1」「YZF-R1M」は236万5000円/319万円

  • 2020/5/28
ヤマハYZF-R1、YZF-R1M

2014年秋のショーでフルモデルチェンジが発表され、翌2015年から鈴鹿8時間耐久ロードレースを4連覇したスーパースポーツ、ヤマハ「YZF-R1」および「YZF-R1M」が、新型エンジンとエアロダイナミクスボディを引っ提げて日本に登場する。逆輸入ではなく、日本仕様としての正規ラインナップだ。発売日は8月20日。

サーキット性能を追求した、ヤマハのフラッグシップ

ヤマハYZF-R1は、1998年に初代が登場して以来、スーパースポーツ市場を牽引してきたヤマハのフラッグシップモデル。当初は“セカンダリーロード最速”を標ぼうし、公道ワインディングでこそ最も楽しめるマシンだったが、2004年にスーパーバイク世界選手権を戦うマシンが750cc→1000ccとなったことで、軸足をサーキットへ。そして2009年モデルでは、ヤマハのMotoGPマシン・YZR-M1が2004年から採用している「クロスプレーンクランク」の並列4気筒エンジンを搭載し、他の並列4気筒スーパースポーツとは一線を画す、V4的サウンドでファンを魅了した。

そして2015年モデルが前年の欧州モーターショーで発表され、上位モデルのYZF-R1Mとともにバイクファンに衝撃を与える。2010年代前半は国産スーパースポーツに元気がないと言われ、外国車に一気に差を詰められるどころか、先進性では追い越されたとさえ言われていたところへの登場だっただけに、その優れたデザイン性とともに『国産復活!』を強く印象づけたのだった。

全日本ロードレースや鈴鹿8耐などで活躍し、2015~2018年の鈴鹿8耐では4連覇、2019年も僅差での2位と実力を見せつけた。そして2019年の夏も終わろうという頃、2020年モデルが発表されたのだ。

2020年型YZF-R1は、新たに『M1スタイル』のカウリングが与えられ、これによりエアロダイナミクス効率を5%も向上。ライダーがより一体感を得られるボディワークとしたほか、R1&R1Mそれぞれに新型サスペンションを採用した。また、エンジンはユーロ5排出ガス規制に適合しつつパフォーマンスアップ。そして電子制御も最先端のものに置き換えまたは追加が行われている。

YZF-R1Mの専用装備としては、オーリンズ製のガスチャンバー付き倒立フォーク、より軽いカーボン製テールカウル、シリアルナンバー刻印などが挙げられる。

ホンダの怪物、CBR1000RR-Rが一足先にデビューし、218psのパワーでインパクトを与えているが、優れた空力とヤマハならではのハンドリングで対抗する構え。なにより、クロスプレーンクランクの個性は今もって唯一無二だ。今年の鈴鹿8耐は新型コロナウイルスの影響で11月1日が決勝となるが、そこではまた激しい戦いが観られるに違いない。

なお、2020年型YZF-R1/Mは2020年5月28日~9月30日までの期間限定での予約受付となり、YSPおよびアドバンスディーラーのみで販売される「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」。また、R1Mに関しては生産計画(R1&R1Mで計400台)を上回った場合には期間を待たずに予約受付を終了する場合があるというので注意が必要だ。

ヤマハYZF-R1、YZF-R1M

※走り写真は欧州仕様 [写真タップで拡大]

【YAMAHA YZF-R1 & YZF-R1M[2020 model]】主要諸元■全長2055 全幅690 全高1165 軸距1405 シート高860[855](各mm) 車重202kg[201kg](装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター24度 トレール102mm ブレーキF=φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ220mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17[190/55ZR17] ※[ ]内はYZF-R1 ●価格:R1=236万5000円/R1M=319万円 ●色:R1=青、黒/R1M=カーボン ●発売日:2020年8月20日(予約受付は5月28日~9月30日)

YAMAHA YZF-R1 ABS & YZF-R1M ABS[2020 model]詳細

クロスプレーンエンジンは最高出力200psを発揮。ユーロ5排出ガス規制に適合しながら、リニアリティとトルク感の向上を目標に開発された。シリンダーヘッドは新作で、フィンガーフォロワーロッカーアームはアーム形状を見直し、高回転域での限界性能を底上げしている。また、スロットルバルブ駆動を電子制御するYCC-Tは、アクセル操作をスロットルケーブルで伝達する機械式ではなく、電子式APSGを採用。軽量化と優れた操作感を実現した。

R1&R1Mともに新型とした前後サスペンションは、伝わりやすい“接地感”を主眼にセッティング。R1Mはオーリンズ製サスペンションを統合制御するERS(エレクトロニックレーシングサスペンション)に加え、フロントフォークにはガスシリンダーを搭載。ガスによる加圧によりキャビテ―ションを抑制し、減衰力の安定に貢献する。

2019年までのモデルに搭載されていた電子制御システムは全てを見直し、ライダーの好みや走行状況に応じた走行支援のため、EBM(エンジンブレーキマネジメント)とBC(ブレーキコントロール)の2種の制御システムを追加。個々の制御システムが相互に連動してライディングを支援し、マシンの潜在能力を効率よく引き出す。なお、制御システムに合わせ、TFT液晶4.2インチメーターの表示機能を変更。YRC(ヤマハライドコントロール)モード選択など、ライダーの好みを反映できるようになっているという。

ヤマハYZF-R1

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新設計になったカウリングは、優れた空力特性を実現するカウル形状を採用。上体を伏せた姿勢でライダーがカウルの中におさまるよう走行風の流れをコントロールすることで、エアロダイナミクス特性を高めた。

軽量コンパクトな新型LEDデュアルヘッドランプは、Low/Highビームとも照射特性を最適化し、特にLowビーム時の照射性(照射範囲)が大きく向上。さらに厚肉レンズを採用した新デザインのポジションランプにより、外観品質を大幅に向上させた。前後タイヤはブリヂストンのバトラックス レーシングストリート RS11だ。

YAMAHA YZF-R1 ABS & YZF-R1M ABS[2020 model]スタイリング

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ブラックメタリックX(ブラック) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ブラックメタリックX(ブラック) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ブラックメタリックX(ブラック) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1

YAMAHA YZF-R1 ABS[2020]ブラックメタリックX(ブラック) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1M

YAMAHA YZF-R1M ABS[2020]ブルーイッシュホワイトメタリック2(カーボン) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1M

YAMAHA YZF-R1M ABS[2020]ブルーイッシュホワイトメタリック2(カーボン) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1M

YAMAHA YZF-R1M ABS[2020]ブルーイッシュホワイトメタリック2(カーボン) [写真タップで拡大]

ヤマハYZF-R1M

YAMAHA YZF-R1M ABS[2020]ブルーイッシュホワイトメタリック2(カーボン) [写真タップで拡大]

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