基本構成は現代的ながら、「遺産」「伝統」を意味するヘリテイジな外観を持つモデル群。伝統の縦置きVツインにこだわり、唯一無二のテイストを守り続けるモト・グッツィは、’19年春に発売されたV85TTをはじめとした人気車種に対し、’20モデルでは特別仕様車を設定し、バリエーションを強化する。〈ラインナップ〉モトグッツィ V7 IIIシリーズ|V9シリーズ
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
モトグッツィ V7 IIIシリーズ
’60年代から一貫して空冷縦置きVツインをシンボルとするモトグッツィ。853ccのV9と744ccのV7 IIIをヘリテイジシリーズとして展開する。’20では後者に2台の特別仕様を追加。ビキニカウルを与えたV7レーサーの10周年記念車と、シックなV7 III ストーンSが登場する。
V7 III レーサー 10thアニバーサリー
専用ビキニカウルをはじめ、LEDヘッドライト、アルミ削り出しステップなどを奢る豪華仕様。’71年型V7レーサー以来となる赤塗色フレームにも注目だ。

【MOTO GUZZI V7 III RACER 10TH ANNIVERSARY】■空冷V型2気筒OHV2バルブ 744cc 52ps/6200rpm 6.11kg-m/4900rpm ■209kg ●価格:137万5000円 [写真タップで拡大]
V7 III ストーンS
黒レザーのトップベルトやサテン仕上げのクロームタンクを与えた750台の限定仕様。質感の高いアルカンターラシートと新型バーエンドミラーも専用だ。
V7 III シリーズ
744ccのV7IIIシリーズは、ベーシックな「ストーン」をはじめ、個性派揃いだ。「ラフ」は前後アルミフェンダーとブロックパターンタイヤでアーバンカントリースタイルを体現。「カーボンシャイン」はメッキタンクやカーボン外装を与えた限定版となる。「ナイトパック」はV7系初の前後LEDライト、専用シートでデザイン性を高めた。
モトグッツィ V9シリーズ
「ボバー」は前後16インチのファットタイヤを装備。オーリンズリヤサスペンションのスポーツも選べる。「ローマー」はフロント19インチのスクランブラーだ。
関連する記事
クランク縦置きVツインのエンジンをアイデンティとするイタリアのMOTOGUZZI(モトグッツィ)から登場したアドベンチャーツアラーのV85TTにJAIAの試乗会にて乗ってきた。試乗はオフロード大好きの[…]
イタリアのモトグッツィからステルビオ以来およそ10年ぶりにアドベンチャーモデルが登場。エンジンは伝統のクランク縦置き空冷OHV2バルブ90度Vツインで、排気量もV9シリーズと同じ853ccのままだが、[…]
縦置き90度Vツインエンジンが味わい深いモトグッツィのV7IIIシリーズに、マット塗装とブロックタイヤが特徴的な特別仕様車・V7IIIラフが登場した。すでに発売中だ。 ベースモデルはV7IIIストーン[…]
「遺産」「伝統」を意味するヘリテイジな外観に、スポーティな走りを融合したジャンル。欧州を中心に人気を博し、国産でも各メーカーの新作が相次いでいる。過去を蘇らせつつ現代のテクノロジーを注入したトライアン[…]
モトグッツィのミドルクラスクルーザー・V9 BOBBER(ボバー)シリーズに、2019年モデルとして新たにスポーツカスタムの命を吹き込んだV9 BOBBER SPORT(V9ボバースポーツ)が加わる。[…]
最新の記事
- このまま終わりじゃ寂しすぎる! ホンダCB400SF/SBに有終の美「ファイナル」熱望ッ!
- 最新版『世界の新車大図鑑』その数593車!! ワークマン最新グッズもあるヨ【ヤングマシン2022年7月号は5/24発売】
- 2日間で600人が試乗! カワサキの電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」が試乗会でモテモテだったッ!
- ’22春夏最新ライディングウェアカタログ〈タイチ〉様々な製品に最新トレンドを導入
- GB350Sが現代版カフェレーサーに! アクティブがセパレートハンドルキットなどを開発中
- 1
- 2