大型ネイキッドにウイングは当たり前に!?

’20新車バイク総覧〈大型ハイパーネイキッド|外国車#1/3〉ドゥカティ、アプリリア

  • 2020/4/26
'20新車バイク総覧〈大型ハイパーネイキッド|外国車〉

ヘリテイジ系と真逆の攻撃的なルックスを持ち、強烈な個性を放つ大型ハイパーネイキッドクラス。スーパースポーツ由来の強心臓を搭載するリッター系と、軽量でフレンドリーなアッパーミドル系を擁する。〈ラインナップ〉ドゥカティ ストリートファイターV4/S |モンスター1200/S |モンスター821/ステルス、アプリリア トゥオーノV4 1100ファクトリー|トゥオーノ660

●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹
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ドゥカティ ストリートファイターV4/S:怒濤の208㎰に4枚ウイング。過激にして美しいハイテク闘士

ドゥカティの旗艦スーパースポーツ・パニガーレV4のカウルを剥ぎ取り、高くワイドなバーハンドルを装着した駿足バージョンが本作だ。心臓部は、ベース車からわずか6psダウンとなる208psをマーク。ネイキッド最強クラスのパワーを誇り、6軸IMUほかフル電脳も継承する。さらにシュラウドに装着された「バイプレイン」と呼ばれる2対のウイングが圧巻。270km/h時で前輪に20kg、後輪に8kgものダウンフォースを発生し、エンジンの冷却効果も併せ持つ。車重はSTDが201kg、電制オーリンズサスとマルケジーニ製アルミ鍛造ホイールのSは199kgと軽いのも美点だ。

ドゥカティ ストリートファイターV4/S

【DUCATI STREETFIGHTER V4/S】■水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブ 1103cc 208ps/12750rpm 12.6kg-m/11500rpm ■199kg シート高845mm 16L ■タイヤF=120/70ZR17 R=200/60ZR17 ※諸元はS ●243万5000円/279万9000円 [写真タップで拡大]

ドゥカティ ストリートファイターV4/S

STDは機械調整式のショーワ製BPFとザックス製リヤサスを採用。Sはステアリングダンパーを含めオーリンズで統一した。フロントキャリパーは2グレードともブレンボ最高峰のスティルマだ。(左)V4S(右)V4 [写真タップで拡大]

ドゥカティ ストリートファイターV4/S

MotoGPで培ったウイングとパニガーレ系のV字デイライトが鮮烈。「EICMAで最も美しいバイク」の栄冠に輝く。 [写真タップで拡大]

ドゥカティ ストリートファイターV4/S

テーパードハンドルバーの向こうにスマホ連動型の5インチTFTカラー液晶が鎮座。シフターや3種類の走行モードほか電脳もフル装備だ。 [写真タップで拡大]

ドゥカティ モンスター1200/S:登場27周年を迎える人気シリーズの旗艦

’93年の初代以来、同社の駿足ネイキッドとして車種を拡大。1200は水冷ツインを積むトップモデルで、3種類の走行モードやトラクションコントロール、コーナリングABSなど電脳も充実している。Sはオーリンズ前後サスペンションを搭載。’20でグロスとツヤ消し黒の車体色に、赤を挿し色とした新カラーが登場した。

ドゥカティ モンスター1200/S

【DUCATI MONSTER 1200/S】■水冷4ストL型2気筒DOHC4バルブ 1198cc 147ps/ 9250rpm 12.6kg-m/7750rpm ■211kg シート高795/820mm 16.5L ■タイヤF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ※諸元はS ●価格:181万5000円/207万9000円~ [写真タップで拡大]

ドゥカティ モンスター 821/ステルス:鋭くも高バランスな中堅

シリーズの次男でスタンダードモデルとしてのキャラを持つ。’18登場の現行型は、外観に初代900のエッセンスを注入。車体設計を1200と共有しながら、両持ちアームやベーシックな前後ショックでまとめた。’19で追加されたステルスはフル調整式サスやクイックシフターを備える。

ドゥカティ モンスター 821

【DUCATI MONSTER 821/STEALTH】■水冷4ストL型2気筒DOHC4バルブ 821cc 109ps 8.8kg-m ■206kg シート高785-810mm 16.5L ※諸元はStealth ●価格:144万5000円/155万1000円 [写真タップで拡大]

アプリリア トゥオーノ V4 1000 ファクトリー:大型ハーフカウルにフル電脳。電光石火のSBKファイター

旧RSV4をベースに、ボアアップで排気量を999→1098㏄に拡大。分厚いトルクとアップハンドルを獲得し、イタリア語で「雷鳴」を意味する車名の通り刺激的な走りが堪能できる。防風性に優れたフレームマウントの大型ハーフカウルや各部のカーボン外装も特徴だ。’19年型から上級版のファクトリーにオーリンズ製セミアクティブサスペンションを投入。’20ではツヤ消し黒をベースにイタリア国旗風トリコロールを施した新色が登場する。

アプリリア トゥーノ V4 1000ファクトリー

【APRILIA TUONO V4 1100 FACTORY】■水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブ 1078cc 175ps 12.3kg-m ■209kg シート高825mm 18.5L ●価格:209万円(’19年モデル) [写真タップで拡大]

アプリリア トゥオーノ 660:安楽な姿勢でウイング+フル電脳を味わう

新作RS660をベースに、ハーフカウルとアップライトなパイプハンドルを装着したネイキッド版。RS譲りの並列2気筒は最高出力を95HP=96.3psに抑え、中低速トルクを増強。アルミフレーム+アームや倒立フォークなどの足まわり、6軸IMUのフル電脳はRSと共有するという豪華さだ。加えてRSとも異なる形状のボックス型の多層構造ウイングまで装着。RSでは極小だったタンデムシートの面積が拡大しているのもポイントだ。

アプリリア トゥーノ 660

【APRILIA TUONO 660】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 660cc 95hp ■タイヤF=120/70ZR17R=180/55ZR17 ●予想価格:130万円 ●発売予想時期:’20年冬頃 [写真タップで拡大]

アプリリア トゥーノ 660

中空構造だったRSのウイングに対し、ルーバーを設置。上部のみ抜けている。ネイキッド向けに中低速で効く設定か。

アプリリア トゥーノ 660

前傾パラツインは新作。前半部のみのアルミ製メインフレーム+ピボットレス構造で、軽さと柔軟な走りを追求。

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