’20 ホンダCBR1000RR-R国内フルテスト

TOHOレーシング・ライダー國川浩道選手から見たCBR1000RR-Rとは

待ちわびた”ガチなホンダ”が、「CBR1000RR-R」という最高のカタチで戻ってきた。その本気度を測るべく、ヤングマシン編集部では国内最速のフルテストを敢行した。今回テストに借用したRR-Rは、全日本ロードレース選手権に新設されたST1000クラスに参戦するために広島のTOHOレーシングが購入したもの。そのライダー・國川浩道選手はRR-Rをどう見たのか?


●まとめ:田宮徹 ●写真: 長谷川徹 ●取材協力:TOHOレーシング ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

TOHORacing チームマネージャー 江口謙氏
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【TOHORacing チームマネージャー 江口謙氏】GP250やJSB、8耐など日本のトップクラスで走り続け、‘16年のピレリカップでは初代王者に。現在は自らのショップを営む一方、’20年はTOHOのマネージャーを務める。

「個人的なインプレッションとしては、S1000RRと比較してRR-Rのほうが車体の安定性が高く、断然楽しいと思いました。ギヤ比はロングすぎる印象でしたが、RR-Rのほうが振り回しやすくて『よし、遊ぼう』という気になりますね。

レースベース車としてのポテンシャルは十分ですが、だからこそ我々のようなレーシングライダーが乗ったときには、「あれをこうしたい、ここを調整したい…」という気持ちが次々に湧いてきます。実際にレーサーとする場合、この素材をどうやって自分に合う方向性にまとめるかというのが、まずは勝負どころですね」

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