ブレーキとスロットルを同時にロックできるスグレモノがミツバサンコーワから販売されている。使い方は簡単で、見た目にも防犯効果の高い方法と言える。持ち運びもしやすく、外出先でもアナタの大切なハーレーを守ってくれるだろう。
●レポート:モリヤン ●問い合わせ:ミツバサンコーワ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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ブレーキとスロットルを同時にロック!
大切な愛車を窃盗団の魔の手から守りたい。つまらないイタズラだってもちろん避けたい。それはどの時代でも共通するハーレーユーザー心理である。近年様々なセキュリティアイテムが販売されてきたが、今回紹介するのは、手軽にフロントブレーキをロックさせて保持する、という代物である。
ミツバサンコーワの「バイスガードII」。今回紹介する画期的な製品は、誰でも使いやすく、窃盗団へのインパクトも強いアイテムとして注目されているのだ。
この製品には2種類あり、ディンプルキーを使用してアラーム機能も追加されたものと、ダイヤルキーを採用したもっとお手軽なものだ。自宅ガレージや駐車スペースでの保管用と言うよりは、出かけた先での保安用という意味合いが強いのだろう。以前から存在するディスクロックや、純正装着されているハンドルロックに追加もできるアイテムである。
使い方は双方ともほぼ同じで簡単。ハンドルの右側グリップとブレーキレバーをまたぐような感じで装着するだけだ。この時、ブレーキレバーは握った状態を作って装着するのだが、そのレバーの形状や位置に対応するために、レバーをくわえる部分と、グリップの太さにも対応するための調整機能が装備されている。
ディンプルキーを使うバイスガードIIは、レバー位置の調整に工具は必要なく、ダイヤルレバーロックでは中ゴマを移動させるためにプラスドライバーを使用する。いずれも簡単操作で、自分のバイク用にセットすればすぐに使用可能だ。
今回は、実際に女性ハーレーオーナーに使ってもらったが、その使用感は「お手軽で安全」と上々だった。
今回のテスターは、愛車スポーツスターを駆るIさん。予告もなく突然手渡されたアイテムに戸惑い気味だが、さっそく使ってもらった。
バイスガードIIの使い方
まずダイヤルレバーロックのダイヤルを外して、本体をフリーにすることから始まる。
バイス形状の本体を、ハンドルグリップとブレーキレバーを跨ぐようセッティングする。その時ブレーキレバーは握った位置でセット。
ブレーキが効いた状態であることを確認したら、グリップとレバーを挟み込むようにバイスの口を閉じてしまう。
外しておいたダイヤルを元の位置に戻し、数字を回転させる。これでダイヤルは外せなくなり、ブレーキレバーとグリップは固定。バイクは動かせなくなるのだ。
プラスドライバーを使って、自分にとって納得できるセッティングに調整可能。写真の位置はかなりタイトにブレーキレバーを握った状態。
レバーのセット位置も変更可能。中ゴマのセット位置は、表裏で4種類選ぶことができる。
グリップ本体の太さに対応するように調整できる。プラスドライバーで内側のパーツを取り外すと太いグリップにも対応する。
ダイヤルの数字は、もちろん任意の番号にセットできる。リセットダイヤルをクリックまで右回転させ、任意の数字にしてから戻すと終了。何度でも可能だ。
アラーム機能付きのガードッグ・バイスガードIIは少し大柄な印象を与えるが、その存在感もセキュリティーアイテムにとっては重要である。
アラームのスイッチを入れる。ここがオフだと、アラームなしのブレーキレバーロック。状況によって判断すべきだろう。
ブレーキレバーのセット位置は、工具を使用せずに任意の位置へと変更できる。これは複数台バイクを所有するライダーには便利だと思う。
装着の方法は、ダイヤルレバーロックとほとんど変わらない。セットすると電子音が一回鳴り、20秒後にLEDライトが点滅を始める。アラームは、本体が9度方向を変えることで110デシベルの音量を15秒間発揮する。
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普段から休日にはツーリングを楽しむIさんはダイヤル式がお気に入りのようだ。愛車にはハーレー純正のセキュリティキットが装着済み。しかし、出先での追加アイテムとして、ダイヤル式をという考え方。納得です。
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