11月末まで店頭フェアも開催中

2019インディアン「チーフテン」はライドモードを装備

先のケルンショーでフラットトラックレプリカの「FTR1200」を発表し、世界的に注目を集めているインディアン。とはいえ、同社の主力となるクルーザー系にも力の入った2019モデルが登場している。その公開に併せて正規販売店ではデビューフェアも開催中だ。

パワーモード次第でかなり過激に!?

2019年のインディアン・クルーザーモデルの注目機種は、外観のデザインを一新した「チーフテン」シリーズだ。いわゆるバガースタイルのクルーザーで、サイドパニアにハンドルマウントのフェアリングを装備した、いわばハーレーのストリートグライドなどと競合する機種である。

今回は外観のほかにもECUのセッティングを変更し、さらに「ツアー」「スタンダード」「スポーツ」の3つが選択できるライドモードセレクターを新たに搭載したのが注目点。スポーツバイクでは既に一般的な装備だが、それをクルーザーに持ち込んでくるあたりにインディアンの攻めの姿勢が垣間見える。

3つのエンジン特性をひとつの車体で楽しめるこの仕組みは、一番穏やかな設定の「ツアー」の状態で2018年モデル(モード切替ナシ)と同等、「スタンダード」ですでに従来を上回る元気さを発揮し、「スポーツ」ではぶ厚いトルクに俊敏なレスポンスが加わり、かなり過激な仕様に変貌可能だ。従来は、穏やかなスロットルレスポンスでだれもが扱いやすい仕様を意識して作ってきたインディアンだが、ツアーでその扱いやすさを残しつつ、さらに2つの特性を選べる工夫をしてきた。優しさはそのままに、乗り手の要望に応じて、バイクが変わってくれるのだ。さらにはアイドリング時にリヤシリンダーをストップさせ、オーバーヒート防止と乗員の快適性を高める気筒休止システムも搭載している。

2019モデルの「チーフテン リミテッド」。4機種あるチーフテンシリーズの上級仕様で、価格は415万円〜。
こちらは2018モデルのチーフテン リミテッド。フェアリングとサイドパニアのデザインを改めた2019モデルは、よりモダンな雰囲気を獲得していることが分かる。
2019チーフテン リミテッドのサイドビュー。薄くスポーティになったシートや新形状パニアケースにより、後方へ流れるようなストリームラインが形成される。
2018チーフテン リミテッド。全体的にクラシカルな雰囲気が漂う。
チーフテンシリーズが搭載するのは“サンダーストローク111”というニックネームを持つ1811ccの空冷OHV・V型2気筒で、古のサイドバルブエンジンを彷彿させる外観が特徴。Vバンク角は49度だ。
インパネにタッチパネル式モニターを装備。また、チーフテン全車に標準装備のオーディオも、速度に応じて音質を可変させるなどの機能を新たに追加している。
ライドモードの選択画面。タッチパネルから操作するのが新鮮だ。

見積もりで特典アリ! 2019カタログも配布中

現在、正規ディーラーではこのチーフテンを始め、水冷Vツインを搭載するスカウトシリーズなども含めたインディアン2019モデルを展示中。もちろん試乗車も用意されており、既存クルーザーとはひと味もふた味も異なる、インディアンならではの世界観を体験できる。

現在、2019モデルの日本語版カタログも無料配布中で、さらに2019モデルを見積もりすると、インディアン純正バンダナが貰えるキャンペーン「店頭デビューフェア」も開催中だ。期間は11月30日までと残りわずか。最寄りのインディアン正規ディーラーへ急げ!