ブリヂストンの新ツーリングタイヤ、T31とアドベンチャーモデルのA41をジャーナリスト・大屋雄一が試乗テスト! 全方位でアップデートされた性能に迫る!
【T31】新設計パターンでウエット性能アップ
トレッドパターンを一新したT31。前作のT30エヴォに対して、センターは前後とも溝の割合を少なくすることによってブロック剛性を上げ、ウエット路面での制動距離を短縮。一方、ショルダー部は溝の割合を増やすことで排水性を高め、コーナリング時のウエット性能を向上させている。さらに、フロントはセンター部にスポーティなハイアングル溝を、リヤはロング溝の角度最適化を行うことで、ドライ路面での応答性を高めたのもポイントだ。
【A41】アドベンチャーが断然スポーティに
バトラックスT31と同じタイミングでモデルチェンジしたのが、ブリヂストンのアドベンチャータイヤA41だ。同時期に開発されたこともあって、接地可視化技術のアルティメットアイを積極的に利用していたり、ウエットグリップを上げるための手法など、共通項は多い。A41は、前後ともショルダー部の溝の割合を増やして排水性を高め、旋回時のウエットグリップを強化。一方、センター部は溝の割合を減らしてブロック剛性を高め、濡れた路面での制動距離と直進安定性を向上。さらにフロントはハイアングル溝を配置して接地圧を均一化している。
取材協力:ブリヂストン