2017年の東京モーターショーでZ900RS正式発表と同時にカスタム車両を展示して話題をさらったドレミコレクション。東京モーターサイクルショーでは、さらにパワーアップしたZカスタムをなんと一気に3台も投入だ!
1:“Mk.Ⅱ” Style
往年マークⅡフォルムにスーパーチャージャー搭載!
1台目は、往年の「角Z」ことZ1000Mk-Ⅱをモチーフにした新作オリジナル外装に、なんとスーパーチャージャーまで取り付けたモンスターバージョンだ。ZRX1200DAEも生産終了となった今、新車で買えなくなった角Z系フォルムのファンを満足させる役割も果たす。そのタンクは、カバー内にインナータンクを置くという手法が採られており、サイドカバーやテールカウルなどと合わせて作られたドレミオリジナルのワンオフ品。スーパーチャージャーはMSセーリング製(プロトタイプ)を使用する。
オリジナルのZ1000Mk-Ⅱに対してタンク上部のボリュームが増されているが、これはダウンドラフトのZ900RSは、タンク内の前方が実はエアクリーナーボックスで、さらにスーパーチャージャー用の補器類も収めないといけないため。タンク容量も踏まえての結果だという。次に紹介するZ1 USAカスタムのインナータンクを使えば、上部のボリュームをもっと下げてオリジナル感を高めることも可能だという。これらMK-Ⅱスタイル外装品は、現在開発中。この東京モーターサイクルショーで寄せられる様々なユーザーの声を商品化に反映したい考えだ。
2:“J” Style
エディ・ローソンの“J”レーサーカスタム
2台目はAMAスーパーバイク時代にエディ・ローソンが駆ったZ1000Jをモチーフにしたバージョン。こちらもドレミで開発中のサイドカバー、テールカウル、フロントフェンダー、シートで見事なシルエットカスタムを実現。なんと、タンクはノーマルをペイントしたのみというから、ここまでイメージが変わって見えたのには驚きだ。マフラーはφ42.7mmエキパイにメガホンタイプサイレンサーのオリジナルで、Mk.Ⅱ風カスタムなどに使われている4本マフラーと合わせて人気が出そう。
3: “Z1” Style
Z1・AMAレーサースタイルの進化系
3台目は、Z1スタイルをさらに突き詰め、よりUSAのファン好みの方向に仕上げていったバージョン。オリジナル度を高めたタンクカバーやテールカウル&サイドカウル。それにビキニカウルやメッキのフェンダー&4本マフラーなど、個別にノーマルのZ900RSに装着しても映えそうなパーツが印象的だ。