9月21日、北米ヤマハが新しいヤードビルトカスタムを発表した。ヤマハのカスタムビルダーとして草分け的存在のJeff Palhegyiが今回手掛けたのはXSR900で’70~’80年代に活躍したTZ750にインスパイアされた一台だ。
こんなXSR900の市販版も希望したい
2014年にMT-09が発売されて以来、未だに実現していない3気筒フルカウルスポーツ。実際にそんなモデルが発売するかどうかは別として、ヤードビルトカスタムでついに形になった。元ヤマハスタッフというキャリアをもつJeff Palhegyi氏が手掛けたXSR900は、センターのカウルが省略されているがシルエットはフルカウルスポーツそのもの。デザインはオーセンティックとし、往年のTZ750がモチーフだ。
ディテールも抜かりなくスポーティに
外観だけでなく、足まわりは現行R1用のダイマグを採用するなど、走りはXSR900から更なるレベルアップを図っている。公表されたカスタム内容一覧は以下の通りだ。
•YZF-R1用ダイマグホイール(アクスルシャフト、スプロケット、スペーサーは取り付けのためにJeff Palhegyi Designsが製作)
•Graves Motorsportsチタン排気システム
•Graves Motorsportsクリップ式ハンドルバー
•佐藤レーシングステップセット(日本では「ベビーフェイス」ブランド)
•ブリヂストン製バトラックスレーシングストリートRS10タイヤ
•Mead Speed vintageガスキャップとフロントスクリーン
•Howard McKeeカスタムシート
•ドライブチェーン&スプロケット
•Benny Floresによるカスタムペイント
他にも写真で確認する限り、YZF-R1やMT-10、YZF-R6と同様のKYB製フロント倒立フォーク、ブレンボキャリパー、オーリンズ製リヤショックの装着が確認できる。スーパースポーツほど突き詰めずにサーキット走行やスポーツ走行を楽しむにはちょうどよさそうな仕上がり。また、スーパースポーツのイカつい外観は苦手という向きにもこのパッケージはマッチするだろう。この路線で市販版も期待したいがどうだろうか?
ニュース提供:北米ヤマハ