
このハーレーショップガイドでは、『ウィズハーレー』編集部がおすすめする、ハーレーに詳しくユーザーのバイクライフをしっかりとサポートしてくれるショップを紹介する。今回は創業66周年を迎えたワタナベモータース(静岡市)。ハーレーダビッドソンの直輸入歴50年の経験を活かしながら原点回帰し、これまで以上に親しみやすく、アットホームで楽しいお店を目指していくという。
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ●写真:宮下豊史 ●外部リンク:ワタナベモータース
世界トップレベルのカスタムプロショップ
全国ハーレーダビッドソン正規ディーラーの中で、カスタム日本一を決める大会『バトルオブザキングス』では、ハーレーダビッドソン静岡として2年連続チャンピオン(2018〜19年)に輝き、2020年にはアジア代表として世界大会『キングオブキングス』に出場ではなんと世界4位に。
そんな実力を有する世界トップレベルのカスタムプロショップが、2024年9月から「ワタナベモータース」として再スタートしている。こちらは1958年に設立され、1970年代からハーレーの直輸入を開始。今や日本で最古級の販売店という位置づけだ。
フロアマネージャーの渡辺廣彬さんは創業者の3代目。「おもに1970年代ショベル以降のハーレーをアメリカから直接仕入れていきます」とのことで、「その第1弾として、コンディションがとても良い1981年のXLHミルウォーキーエディション500台限定記念車を押さえました」という。
父である2代目・渡辺健二代表が南カリフォルニアのハーレーダビッドソンロングビーチにメカニックとして在籍し、メンテナンスなどを行っていた時期(19歳の頃)に新車として販売していた年式であるから、じつに感慨深い。
またコロナ禍以降、中断していたUSツーリングを再開した。店内には、アメリカ大陸の大きな地図を一望できる、ゆったりとくつろげるカフェスペースを完備。ユーザーのためのアフターフォローも、これまで通り万全としている。
コラボキャンペーンも開催!
取材時はスズキアンドアソシエイツとのコラボキャンペーンを開催中。ブレイクアウト サンダーバイクGPスタイルのコンプリートカスタムが展示されていた。今後もさまざまなイベントやキャンペーンを実施していくので楽しみは尽きない。
より幅広い商品展開へ!
アメリカでポピュラーなBEL-RAY、ドイツの優れたオイルメーカーでレースでも実績のあるLIQUI MOLYなど、純正だけでなくさまざまなメーカーのオイルやケミカルを扱っていく。いずれもエンジンオイルは20W50の鉱物油と化学合成油から選べる。
老舗ならではの総合力
老舗ならではの車両販売/メンテナンス/パーツカスタム/ウェア/ファイナンス/保険等の幅広い提案を強みに、さらに試乗会などイベントや国内外へのツーリングなどをユーザーらとともに展開し、成功を分かち合っていくワタナベモータース。
仲間たちと集えるカフェスペース
アメリカ合衆国のマザーロード「ROUTE66」を記した大きな地図は一見の価値ありだ。カフェスペースの壁にあり、美味しいコーヒーをいただきながら眺めることができる。『ウィズハーレー』も読めるので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ウィズハーレーの最新記事
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
“ハーレーの今”がわかる! 現在、ハーレーラインナップの中で人気を二分しているのが、「ブレイクアウト」と「ローライダーST」だ。どちらも1923ccもの排気量を持つ空油冷Vツインエンジン“ミルウォーキ[…]
元世界王者・魔裟斗もハーレーを通じてみんなとつながった! 「すれ違いざまに手を振り合ったりするなど、ハーレー乗りたちとすれ違うと(面識がなくても)仲間意識があるんですよね」と、集まったライダーたちに話[…]
FLHXSE CVOストリートグライド:CVOでは唯一となるバットウイングフェアリング フラッグシップモデルを象徴するバットウイングフェアリング。そのアイコンを持つ最上級仕様が「CVOストリートグライ[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
最新の関連記事(ディーラー&ショップ | ハーレーダビッドソン)
ショベル以前からエボリューションまで国内最大級の在庫数! まるでミュージアムだ。コンディションを整えたビンテージハーレーをはじめ、エボリューションモデルに至るまで、広い店内には常時100台以上を在庫す[…]
コラボイベントの事前告知はSNS 「ウィズハーレー誌とのコラボ企画! イベントの模様は誌面にて掲載されます!!」 イベント開催が決定後、すぐにハーレーダビッドソン川口、そして関連店舗のSNSやホームペ[…]
「もっとバイクを楽しんでほしい」 そう語るのはハーレーダビッドソン高崎の武井代表。ハーレーはどちらかと言えばツーリング指向の強いモデルが多い。しかし、そのエンジンは今や2000ccに迫る勢いで年を重ね[…]
朝山すずちゃんがアンバサダーを務める「Beat&C」 バイクと出会うきっかけは人それぞれだが、YouTubeの企画でバイクの免許を取得し、バイク王が運営するハーレー専門のコンセプトショップ「B[…]
ヒートマスターがあれば冬のツーリングも革ジャンでOK 2000年/2008年にK-1 WORLD MAXで2度の世界王者に輝き、現役引退後も毎朝の体重測定をルーティンとしている魔裟斗さん。YouTub[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
「世界初の量産250ccDOHC水冷4気筒エンジン」が生み出す最上の乗り味 1983年3月。デビューしたてのGS250FWに乗った印象といえば「速い!というよりすべてがスムーズ。鋭い加速感はないけど必[…]
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンア[…]
地面を感じる直進安定性で日常の移動を安心快適に 決勝レース1で自己最高となる2位を獲得した第3戦を終え、全日本ロードレース選手権は8月下旬まで約2ヵ月間の夏休み。その間もいろいろと忙しいのですが、やっ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
- 1
- 2