
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回はワタナベモータース(旧ハーレーダビッドソン静岡)が仕立てた、ミリタリーテイストの「パンアメリカ1250スペシャル」だ。
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ●写真:宮下豊史 ●外部リンク:ワタナベモータース(旧ハーレーダビッドソン静岡)
日本未導入の特別仕様車をベースにカスタム
第2次世界大戦時、軍用として用いられていた車両「WLA」をモチーフにしたカラーリングが採用されているのは、パンアメリカ1250スペシャルの特別仕様車「GIエンスージアストコレクション」だ。ミネラルグリーンデニムデラックスのペイントで、2022年に米国仕様にて2万799ドルで発売された。
アメリカで数量限定、日本未導入とあって、たいへん珍しい。ただでさえ車体が大柄で存在感のあるアドベンチャーツーリングが、ミリタリーカラーとアップライトで豪快なライディングポジションによって、より迫力を増している。
ガード類やフォグランプをさらに追加し、空力特性に優れるプーチのウインドスクリーンを装着。クラッチカバーやオルタネーターカバーは、ビレットアルミニウム製の純正ワイルドワンコレクションアクセサリーで統一した。
ブラックボディで、エンド部がスラッシュカットされた軽快なサイレンサーは、Toceパフォーマンス。フェンダーレス化しつつ、フルパニアに対応するためステーをナンバー内側で溶接するなど、細部にもこだわり見どころが多い。
アリゾナ暮らしで本場アメリカンカルチャーを吸収したオーナーは、ハーレーを複数台所有。グリップの持ち上がったハンドルバーをライザーでさらに引き上げて、ワイルドなライディングポジションでG.I.エンスージアストコレクションのパンアメリカを乗りこなす。本場仕込みと言うのだろうか、オフロードヘルメットでパンアメリカを操り、迷彩柄のアウターを合わせたファッションもバイクとコーディネイトされていてセンスが光る。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
最新ストアデザイン「FUEL」を関東初採用 ハーレーダビッドソンの正規ディーラーを運営する株式会社陸友・モータースが、神奈川県横浜市鶴見区に新店舗となる「ハーレーダビッドソン横浜鶴見(以下HD横浜鶴見[…]
筑波サーキットにH-D Xたちが集合 H-D Xでのサーキット走行をおすすめしたい。X350はあきらかにXR750をモチーフとしたデザイン。「スポーツライディングを楽しんでほしい」というメーカーからの[…]
〈WEBIKE FESTIVAL〉2024.10.19 SAT. ロングウッドステーション(千葉県長柄町) 【X500 ヒデヨリさん】「見た目など、あえてハーレーらしさを捨てたチャレンジ精神の塊のよう[…]
ホンダやヤマハなど国内車両メーカー用のパーツ、排気量問わずに原付からスーパースポーツ、さらにはレース関連をサポートするパーツを得意とするメーカー。今回X350用のパーツでハーレー市場に参入した。 ここ[…]
ゲイルスピード タイプE/N/R 鍛造アルミホイールメーカーとして名高いゲイルスピード。ストリートからレースシーンで活躍しているカスタムホイールだ。サイズはいずれも純正と同じF3.5-17/R5.5-[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
筑波サーキットにH-D Xたちが集合 H-D Xでのサーキット走行をおすすめしたい。X350はあきらかにXR750をモチーフとしたデザイン。「スポーツライディングを楽しんでほしい」というメーカーからの[…]
ホンダやヤマハなど国内車両メーカー用のパーツ、排気量問わずに原付からスーパースポーツ、さらにはレース関連をサポートするパーツを得意とするメーカー。今回X350用のパーツでハーレー市場に参入した。 ここ[…]
ゲイルスピード タイプE/N/R 鍛造アルミホイールメーカーとして名高いゲイルスピード。ストリートからレースシーンで活躍しているカスタムホイールだ。サイズはいずれも純正と同じF3.5-17/R5.5-[…]
クラウス:オーリンズ ツーリングモデル用フロントエンド クラウスとオーリンズとのパートナーシップにより実現した、ツーリングモデル専用設計のフロントエンド。アグレッシブな走りを支える高次元の路面追従性/[…]
空冷スポーツスター用カスタムパーツを世に送り出し続けているグリーミングワークス(大阪府)。一方で水冷スポーツスターSやナイトスター用パーツもラインナップし、自然な流れでX350用パーツの開発も手がける[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
第1特集「極上バイクを楽しもう!」 バイクの魅力はいろいろとあるが、話題のニューモデルはライダーにとって間違いなく気になる存在。『R★B』最新号(Vol.55)の第1特集は「極上バイクを楽しもう!」と[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
TSRのEWCレーサーをイメージさせるCBR250RR用スリップオン 2023年の世界耐久選手権(EWC)からコラボレーションを開始した「F.C.C. TSR Honda France」と「アールズ・[…]
朝6時台には伊豆に到着? バイクならではの伊豆巡りを 週末の伊豆半島といえば“渋滞”。そんなイメージだろう。実際、東名高速下り線は朝の6時台には渋滞が始まり、伊豆に入っても沼津市街/東伊豆/下田といっ[…]
SHINICHIRO ARAKAWA×TSRコラボレーションTシャツ コラボレーションTシャツは5型、各M/L/XLの3サイズを展開。まず紹介するのは、TSR RICE ROCKETと名付けたキャラク[…]
- 1
- 2