
2024年はハーレーダビッドソンの最高峰を象徴するCVO(カスタムビークルオペレーションズ)の記念すべき25周年だ。その節目に、史上最強となる「CVOロードグライドST」が加わった。深めのソロシートと6インチのライザー、そしてモトハンドルバーの組み合わせにより、ライダーはアグレッシブでアップライトなポジションをとって、アメリカ西海岸のカスタムスタイルを体現できる。今回はCVOロードグライドとCVOストリートグライドも同時に紹介しよう。
●文:ウィズハーレー編集部 ●写真/外部リンク:ハーレーダビッドソンジャパン
CVOロードグライドST:バガーレーサー譲りの最強スペックでデビュー!
ド肝を抜かす、アグレッシブなホットロッドバガーがデビューした! スポーツツーリング=STシリーズは、2022年モデルから3機種に設定されていたが、2024年式ではこれらを集約し、前代未聞/史上最強のCVO版へと昇華!!
いま大人気の、パニアケースを備えたアメリカンクルーザーによるロードレース「キング オブ ザ バガーズ」のレーシングマシンを彷彿とさせる本気度満点の仕上がりはファン垂涎モノで、すべてにおいて別格/ケタ違いだ。
まずは心臓部。ミルウォーキーエイト121ハイアウトプットエンジン(排気量1977cc)は、専用のカムシャフトとエルボー型ヘビーブリーザーエアインテーク、軽量チタンシェルと鍛造カーボンファイバー製エンドキャップを採用したスクリーミンイーグルエキゾーストマフラーによって、マックスパワー126ps/最大トルク193Nmという過去最高のパフォーマンスを発揮する。
ファイナルドライブ比を低く設定することで、あらゆるギヤでの加速性能を高めた一方、車両重量はCVOロードグライドと比較し13kgの軽量化を果たしているから、どれほどの強烈ダッシュが味わえるか、想像するだけでもワクワクするではないか。
フロントフェンダー/シートカウル/タンクコンソールには鍛造カーボンファイバー複合材を、オイルパンには軽量複合材をそれぞれ使用。バネ下重量を最小限に抑えるためのホイールデザインが施され、ウェーブスタイルのフロントブレーキローターにはサーキットスペックのラジアルマウントキャリパーが組み合わされている。CVO25周年にふさわしい、最高峰モデルのお出ましだ!!
【HARLEY-DAVIDSON CVO ROADGLIDE ST】フェアリングサイドと燃料タンクにあしらわれた「Screamin’ Eagle」のグラフィックは、「King of the Baggers」シリーズに参戦したH-Dファクトリーレーサーにインスパイアされたもので、CVO25周年記念グラフィックも刻まれている。●色:レイブンメタリック ●価格:544万2800円
【HARLEY-DAVIDSON CVO ROADGLIDE ST】ライディングモードは、ロード/スポーツ/レインに加え、トラック/トラックプラスといった複数のカスタムモードを追加。また、500Wアンプとロックフォードフォズゲート「ステージII」6.5インチフェアリングスピーカーによるH-Dプレミアムオーディオシステムを搭載している。●色:ゴールデンホワイトパール ●価格:544万2800円
FLTRXSE CVOロードグライド:プレミアムで伝説的なオレンジもデビュー!
1980年のFLTツアーグライドから続くシャークノーズフェアリングのデュアルヘッドライトを、一体型の大型LED へ進化させるなど大刷新し、センセーショナルなデビューを果たしたばかり。12.3インチカラーディスプレイを持つNEWインフォテイメントシステムをはじめ、500Wアンプとロックフォードフォズゲート・ステージII 6.5インチフェアリングスピーカーで構成されるプレミアムオーディオシステムを搭載する。オレンジはナンバー1ロゴ入りだ!
【HARLEY-DAVIDSON FLTRXSE CVO ROAD GLIDE】●色:レジェンダリーオレンジ(NEW COLOR) ●価格:651万3100円
【HARLEY-DAVIDSON FLTRXSE CVO ROAD GLIDE】●色:カッパーヘッド ●価格:562万9800円
FLHXSE CVOストリートグライド:Vツインエンジンは可変バルブタイミング搭載
ライン発光するLEDシグネチャーライトを持つNEW バットウィングフェアリングを採用し、足まわりはインナーチューブ径47mmの倒立式フロントフォークに、ラジアルマウント方式の4ピストンブレンボ製キャリパーをセットする充実ぶり。2024年式はFLTRXSE同様に、CVO25周年記念ペイント&フィニッシュが施され、エキサイティングな2つの新色オプションとしてカッパーヘッド/レジェンダリーオレンジの2色を設定している。
【HARLEY-DAVIDSON FLHXSE CVO STREET GLIDE】●色:カッパーヘッド(NEW COLOR) ●価格:562万9800円
【HARLEY-DAVIDSON FLHXSE CVO STREET GLIDE】●色:レジェンダリーオレンジ(NEW COLOR) ●価格:651万3100円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
バトル・オブ・ザ・ツインの歴史に刻まれる存在 1981年に米国、デイトナスピードウェイで第一回が開催され、その熱が日本に伝わり、1984年に日本の筑波サーキットでも火蓋が切られることとなったレース“バ[…]
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
“ハーレーの今”がわかる! 現在、ハーレーラインナップの中で人気を二分しているのが、「ブレイクアウト」と「ローライダーST」だ。どちらも1923ccもの排気量を持つ空油冷Vツインエンジン“ミルウォーキ[…]
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車) | ハーレーダビッドソン)
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
FLHXSE CVOストリートグライド:CVOでは唯一となるバットウイングフェアリング フラッグシップモデルを象徴するバットウイングフェアリング。そのアイコンを持つ最上級仕様が「CVOストリートグライ[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
人気記事ランキング(全体)
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
乗ってみた! APトライク250 やっと乗るチャンスがやってきました。APトライク250を作った、株式会社カーターさんのご協力によるものです。ありがとうございます! 以前は同様にAPトライク125も体[…]
最新Z900/Z500らに共通する3眼LEDヘッドライトやファットバーを採用してデザイン刷新 カワサキは欧州で、2026年モデルとして新型車「Z650 S」を発表。つい最近、スタンダードの「Z650」[…]
世界初公開の2機種はいずれもモーターサイクル カワサキが発表したジャパンモビリティショー2025出展モデルで確定しているのは、日本初公開となる「Z1100 SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
最新の投稿記事(全体)
90年代の魂を注入! アールズギア×TSR「ネオクラシック・レベリオン」 CB1000Fコンセプトを大胆にカスタムした「Neo-Classic Rebellion CB1000F Concept Mo[…]
F1の英雄アイルトン・セナとドゥカティから続く熱い絆 セナとバイクのつながりが最初に報道されたのは、おそらく1990年のことでしょう。当時、ドゥカティのオーナーだったクラウディオ・カスティリオーニが8[…]
2023年ローンチのSmaChariシステムがさらに広がる! いつか自転車通学を楽にするものをつくりたい……。そんな想いでホンダの若手エンジニアが立ち上げた「SmaChari」は、自転車を電動アシスト[…]
防水・防寒性能も万全。オールシーズン対応のスタイリッシュパーカ:MOBLAST WP JACKET 街の景色に溶け込むことを意識した、スタイリッシュな防水パーカ。メイン生地に防水メンブレンとソフトシェ[…]
最新Z900/Z500らに共通する3眼LEDヘッドライトやファットバーを採用してデザイン刷新 カワサキは欧州で、2026年モデルとして新型車「Z650 S」を発表。つい最近、スタンダードの「Z650」[…]
- 1
- 2