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【2/22】ファーストクラスの乗り心地とハーレーらしい味わい深さ〈サンダンス トランザム〉

跨ってすぐに感じるのは、足つき性の良さ。両足がカカトまでベッタリと地面に届き、グリップも引き寄せられたハンドルによって近く、ライディングポジションが意外なほどコンパクトなことに気づく。スタンドを払って車体を引き起こしたときや取り回し時の軽さも、見た目からは想像のつかない軽快感。フォルムはFLHのスタイルを踏襲しているが、そこにはノーマルが持つ重量感はまるでない。コーナーアプローチでは、ずっしりと重い手応えがツアラーではあるはずだが、レーシングマシンのように視線移動だけですんなりと車体が寝ていくから驚く。車体のバンク角も深く、快適な大陸横断ツアラーとしながらもマシンを自在に操ることのできるサンダンスハーレーならではの高い運動性能も有しているのだ。