
[Q] 念願のバイクライフを始めた、いわゆる中高年ライダーです。せっかくなので多少暑くてもできるだけ走ろうと思っていたのですが、連日の猛暑日アラート。真夏のツーリングで気を付けることがあれば教えてください。
●文:ライドハイ編集部(根本健)
[A] 猛暑日はライダーへの負担がハンパなく大きい。自分で絶対守る何箇条かを決める覚悟が必須
避けるべきシチュエーション
真夏にバイクに乗る経験がまだ少ない方は、照りつける直射日光と照り返すアスファルトの熱波の危険さをシッカリ認識するのが先決でしょう。
夏休みやお盆休みだと交通量も増え、高速道路は必ずといってよいほど渋滞します。走っていないバイクに跨がっているのは、走行風で身体を冷やせない上に、最新バイクはラジエーターのファンでも回りはじめたら低温やけどを負う可能性もある、ほぼ拷問状態。
これが猛暑日であれば、高速道路を下りて一般道を走る、それでは目的地に着けないと思えるスケジュールなら、思いきって中止するぐらいの覚悟が必要です。
熱中症については、あらためて触れるまでもないでしょうが、ボンヤリとかし始めたら手遅れ。ご自分で判断できない状態に陥るので、命の危険を考えて真夏のソロツーリングは避けるべきです。
意外な落とし穴にも気をつけて
高度があるワインディングへ行けば、涼しくて体力も温存できる…そんな過度な期待も禁物です。走っていればたしかに熱中症の心配は減りますが……
※本記事は2021年8月30日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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