●記事提供: ライドハイ編集部
ダウンサイズを躊躇するベテランには救いの神、初めてのビッグバイクとしても最右翼!
Newモデルといっても既存エンジンの焼き直し、ひとの顔色伺いながら設定したとしか思えない電子制御……最近の日本メーカー製スポーツに、新しさやワクワクを感じることが少なかっただけに、YouTubeの収録で乗った昨年に刷新された Monsterのインパクトが凄まじい違いで、価格を含めお奨めできるユーザーの幅広さから、あらためて試乗リポートをお届けするのでぜひご一読を。
とりわけ年配ライダーが、体力の衰えから240kgあたりのビッグバイクを諦めて、600ccクラスなどへダウンサイズを検討していたら、迷うことなくこのNew Monsterをお奨めしたい。
排気量は937ccとビッグバイクのまま、しかし車重は166kgと400ccクラスより軽い。シート高も日本仕様は775mmしかない。
もうこのスペックだけで、他のスポーツバイクを圧倒的にリードしている。ダウンサイズで悩むのは、扱いやすい車重と引き換えにビッグバイクの低回転域でスロットルひと捻りで車体のバランスがとれる逞しいトルクが呼びだせるあの余裕を失ってしまう寂しさだ。
そして実際、大袈裟でなく250ccを取り回すのと変わらない軽さで、跨がるにもシート高の低さもさることながらLツインのスリムさが大きな安心感となる。 ということで、ビギナーにも初めてのビッグバイクとしてお奨めのMonsterでもある。
昔からいわれてきたドゥカティの気難しさなど微塵もない。ここまで電子制御をモノにしてきたメーカーだけに、たとえば400ccや250ccクラスのやんわりとしたエンジン出力に設定するのもカンタン。
しかも万一に備えたリカバリーのレンジも幅広く懐が深い。それでいて、国産リッターバイクと変わらない価格帯にある。
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