●記事提供: ライドハイ編集部
コンセプトは「速くない、でも少し速い」……実際はアグレッシブな心を呼び覚ますワイルドさがたまらない
ヴィンテージなロケットカウルに賛否両論……発表会で先ず開発陣が自嘲気味に触れたのは前評判だった。
どんなデザインにも好き嫌いあって当然だが、そんな論争?を呼ぶ「個性」がホンダでは確かに珍しい。おそらくどこかチグハグさを感じさせる造形に、ホンダは大丈夫か?と訝ったファンが少なからず居たということだ。
そんなひとりとして発表試乗会へ赴き、冒頭に続いてコンセプトはパフォーマンス狙いではなくベテラン好みの味わいで「速くない、でも少し速い」などと説明されると、正直ココロはネガティブ度合いが増す。
が、実際に跨がり走り出した途端、そんな憂いは瞬く間に吹っ飛んだ。後輪が路面を蹴りまくりながら曲がるポテンシャルに魅了され、ワインディングでひたすらスロットルを開ける時間を稼ぐチャレンジに没頭していた。
この刺激に満ちたポテンシャルは、多かれ少なかれバイクのスポーティさはコーナリングが原点と思うライダーを、間違いなく虜にする。
感心するのは強大なトラクションによる「快感」だけでなく、アライメントをリーンアクションの従順なセルフステアを優先する設定に辿りつかせたホンダのノウハウの深さだ。
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