バイクの車名をメーカーはどんな法則で決めているのでしょうか? ヤマハはYA-1にはじまり、法則に準じた車名を長らく採用していましたが、それも1980年代までのことでした。
●記事提供: ライドハイ編集部
A.昔はわかりやすくカテゴリーや排気量をアルファベットに振ってましたが、いまはカッコよさや最高峰を象徴するため根拠が薄れてきました
たとえば鉄道は車輌にE235系とか形式名があって、それぞれにバリエーション記号も付加され, ファンならばその形式で識別できたりします。クルマもバイクも同じように、それぞれのメーカーによって車名や形式名があり、昔からのファンならばカテゴリーや排気量が推察できました。
中でもわかりやすかったのがヤマハ。最初の量産バイクがYA-1で、YはいうまでもなYAMAHAを表し、続くAは125ccを意味していました。YB-1は原付2種を超えた135cc、YC-1だと175cc、そして250ccだとYD-1でした。
そしてスーパースポーツになると、YDS-1と250ccであるDの後ろに、SPORTのSが加えられていたのです。
しかし4ストロークの大排気量車が台頭したり、2ストロークスポーツに翳りがでると様相が変わってきました。初の4ストツインをXS-1と名付けたまでは良かったのですが、TX500やGX750と怪しくなり、2ストの起死回生を賭けたRZ250、その発展型でTZR250とレーシングマシンの車名とミックスがはじまり、4ストスーパースポーツも現在へ繋がるFZ750、FZR750、そしてYZF-R1へ辿り着くと、最近ではR7などバリエーションが再度想像できるルールに則りはじめてもいるようです。
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