サンデーメカニックやプロメカニックに向けて、ハンドツールから特殊工具、そして作業場を効率よく、整理整頓するための収納工具を販売しているアストロプロダクツ。本記事ではその店頭で編集部が見つけた最新の工具を5つ紹介する。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:アストロプロダクツ
ツールワゴン:据え置きにも移動にも使える。バックパネルが新しい
仕様やサイズが異なるさまざまな収納工具を販売しているアストロプロダクツ。据え置き使用を前提としたロールキャビネットに対して、手元まで移動できるツールワゴンは、ガレージはもちろん、作業後には片付けが必要な駐車場や駐輪場でも活用しやすい。
新製品の3段ワゴンは、本体の全高を高くしてフックをかけられるバックパネルが魅力だ。アストロプロダクツの他の3段ワゴンより上段トレーまでの高さを上げることで、2&3段目の収容能力をアップ。
さらに、バックパネルによって壁面収納も可能とした新世代ワゴン。ホームセンターで天板用の無垢ボードを買って上段に載せれば、手元作業時の作業台としても活用できる。
バキュームゲージ:読み取りやすい大径ゲージと豊富なアタッチメントが魅力
大径ゲージの4連バキュームゲージが再登場。エンジン側に負圧取り出しのニップルがない機種にとって、ネジ径や長さが異なる付属アダプターが充実しているのがありがたい。キャブでもFIでも、吸入負圧を相対的に比較する際に大きな目盛りが役に立つ。
ラチェットヘッド:送り角が小さい90歯ギヤを内蔵。指先感覚で使える超コンパクトタイプ
単体で使えて別売りのドライブハンドルにも装着できるラチェットヘッドは、ソケット用とビット用の2タイプで、指先で軽く掴める全長43mmの超コンパクトサイズ。ヘッド根元の六角軸は対辺1/4インチなので、ビット差し替え式ドライバーのグリップもハンドルとして使える。
アルミハンドル:HEXビットやラチェットヘッドが付く、汎用性の高い軽量型
対辺が1/4インチの六角軸ビットや工具を取り付けられる、全長100mmのアルミハンドル。グリップを握ると精密ドライバーのような感じなので、ビットやビットホルダーを付ければドライバーとなり、上のヘックスアダプターを差し込めばラチェットハンドルとしても機能する。
T形ハンドル:3か所のシブイチ(1/4)差込部で本締めも早回しもOK
ラチェットハンドルより早回しに適している場合もあるT形ハンドル。この製品は3カ所の端部すべてに1/4インチの差込部を設けているのが特徴。短軸側の差込部は、きつく締まったボルトの緩めや本締めだけでなく、長軸が干渉するような狭い場所でも使える利点がある。
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