
40歳でバイクに乗りたいと思い立ち、普通二輪&大型二輪の免許を取得。2022年2月に人生初バイク=ロイヤルエンフィールド ヒマラヤを購入したと同時にバイクライフが本格的にスタートした、ミリオーレ営業・ムラタ。2023年の春終わりくらいから週に3回はバイクに乗るようになり、雨の日も暑い日もヒマラヤとともに過ごしてきた。となると必然的にバイクの汚れがひどいのである!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム
バイクに乗ることが日常になって手にはタコ
2022年の夏、私はインド・ヒマラヤツーリング「Moto Himalaya 2022」に参加していた。バイクに乗り始めて6カ月ほどで、“ヒマラヤでヒマラヤを走る”という壮大な夢が早くも叶ったからゆえに、帰国後はまさに腑抜けであった。ぼーっとしながらヒマラヤで過ごした日々に思いふけつつ、季節は巡った。バイクでの非日常旅を経験した燃え尽き症候群だったのか、バイクに乗ろう!という気分が高まりきらない時期もあった。
赤枠で囲った部分にタコが誕生。ちなみに右手の小指の付け根にも、やがてタコになるであろう小さな違和感を感じ始めている。
気持ちが乗らないときは、バイクには乗らない。やがてヒマラヤへの愛も冷めていった…なんてことにはならず、今夏は暑さに負けずかなり乗っていたように思う。5月頃から仕事の変化もあって、週に2〜3回はバイク移動するようになったことも大きな理由だ。
日々乗るようになると、意識が変わった。主に街中を走っているだけなのだが、ただなんとなく乗るのではなく、自分がきちんとバイクをコントロールして乗りたい。そう思って、時間があればクシタニのYouTube「ライテクをマナボウ」を見ている。実践あるのみだが、少しずつ分かってきたこと、分かるけどできていないこと、イマイチ理解できていないことなど、座学だけでも尽きることがない。
おかげで、左手の薬指と小指の付け根にタコができるようになった。そんな2023年夏だった。
スポークの汚れに善処すべく、万能ポリッシュ「ネバダル」を入手
日々バイクに乗るようになると、必然的に洗車の機会も増えるわけだが、納車から1年8カ月ほぼ手つかずで掃除をしていない部分があった。それがスポークホイールだ。サビも気になってきたこともあり、さすがにこれ以上見て見ぬふりはできないと思って、Amazonでポチッとしたのが「ネバダル」だ。
メッキ磨き&錆落しの超定番ケミカルとして知られる一品だが、使い方は至って簡単。研磨剤が染み込んだ綿を適量ちぎってひたすら磨くだけ。とにかく無心に磨くだけなのだが、一目瞭然でスポークが輝きを取り戻していくのでこれが楽しい。
数時間みっちりと磨いた結果、驚くほどピカピカになったスポークたち。細かい箇所はまだまだ気になるところもあるのだが、この日はひとまず終了。すっかり大満足した1週間後、帰宅時の局地的大雨によってスポークは再び輝きを失った…。
局地的大雨にも負けず、空冷ヒマラヤはゆく
雨の日用に新調したバックパックのレインカバーは、ミレーのもの。分かりにくいが、エゾシマリスの姿がプリントされている。信号待ちのときに一度、見知らぬライダーから「レインカバーいいね!」的なジェスチャーをいただいたのも良い思い出。
昨今、夏の夕立なんてかわいらしい表現では収まらないほど、急な大雨が増えている。なるべく雨が降りそうな日は乗らないようにしているが、それでも突然の大雨に遭遇することが多いのも事実。
バイクに乗り始めた頃は、雨で汚れるのも濡れるのも嫌だったのだが、もはや雨では動じなくなった。さすがに大雨で視界不良時には避難するが、たとえレインウエアの用意がなくても「まぁ、いっか」と思えるようになった。バイクに乗り始めてそんな心境の変化もあったのは、自分でも意外だ。
ヒマラヤに愛着がわく一方、目下の気になることは“水冷エンジンのヒマラヤ発表”である。すでに速報動画も出ているのでご存じの方も多いのか、ヒマラヤ乗りとして聞かれることも増えてきた。空冷ヒマラヤがディスコンになるのか? という点は大いに気になる。
バイクに乗り始める2年ほど前は「水冷? 空冷? 何それ?」という感じだったが、今は水冷/空冷にとても敏感になっているのも意外だ。しかし、ロイヤルエンフィールドの中でいちばんに水冷化されるのがヒマラヤというのは、なんだか誇らしいような気持ちにもなる。
ということは、次にヒマラヤツーリングに行ったら、水冷ヒマラヤに変わっているのだろうか? 発表が待ち遠しくもありつつ、なんだか寂しさも感じる今日この頃。
I want to go to the Himalayas someday with Himalayan!
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