炊き方の違いで味がどう変わる?

キャンプの白米はどう炊くのが一番ウマい?「クッカー、メスティン、飯ごう、炊飯用クッカーを比較!!」


●レポート&写真:櫻井伸樹 ●編集:モーサイ編集部(中牟田歩実)

キャンプでの「飯炊き」を極める

簡単なようで、やってみると意外と奥が深いキャンプでのご飯づくり。

「クッカーや飯ごうでおいしいご飯を炊けるようになったら一人前」。これは昔からキャンパーの間でよく言われる格言のようなものだ。昔の子供なら、小学生のときに「飯ごう炊飯」という行事が必ずあり、薪で米を炊いた経験を持つ人も多いと思うが、大人になってからはキャンプ以外で屋外で米を炊くことはあまりないはず。

最近キャンプを始めたキャンパーであればなおのこと、きちんと米を炊くことに、敷居の高さを感じているのではないだろうか。

そこでこの記事では、「飯炊き」の基本や手順を振り返りながら、炊き方の違いで味がどう変わるのかもテストしてみた。

「アルミクッカー×ガスバーナー」「メスティン×固形燃料」「飯ごう×焚き火」「炊飯専用クッカー×ガスバーナー」という4つの組み合わせでそれぞれ1合づつの米を炊き、どの組み合わせで炊いた米が一番ウマいのか、それぞれの炊き方の特徴や留意点とともに紹介していこう。

【王道】アルミクッカー×ガスバーナ

まず最初にご紹介するのがガスバーナーとアルミクッカーの組み合わせ。

最も一般的なパターンゆえに、これを完璧にマスターしてしまえば、キャンプでおいしいご飯がいつでも食べられることになる。

うまく炊くポイントとしては、米に水をしっかり吸わせることと、沸騰したら弱火にして、その後にパチパチとかプツプツとか小さな音を発するので、それを聞き取ること。それを聞き逃して炊き続けてしまうと、どんどん底が焦げてしまう。沸騰後の火力調整がカギを握るので、弱火が苦手なガソリンや灯油のバーナーだとやや難しいかもしれない。

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