
●原文:佐藤康郎/永山育生 ●写真:本間俊夫/茂垣克巳 ●編集:モーサイ編集部(飯田康博) *当記事は『別冊MOTORCYCLIST』1982年2月号の記事を再編集したものです。
特集「THE Honda CB」
──「CB」はレースで勝つために造られたマシンだ。ホンダのマシンにCB=CLUBの2文字が用いられたのは、1958年に発表されたBENLY SUPER SPORTCB90だが、その翌年発表されたCB92はデビューレースの「第3回浅間火山レース」で、出場したクラブマン125ccレースと、耐久ウルトラライト(125cc)クラスの2クラスを制覇し、さい先のよいスタートを切った。以来「CB」は、ホンダスポーツの代名詞になり幾多の名車を生んだ。──
こうした序文で始まるのは八重洲出版『別冊MOTOR CYCLIST』1982年2月号の巻頭特集「THE Honda CB」である。当時の編集長、福島新介氏を筆頭に編集部総出で筑波サーキットへ繰り出し、ベンリィCB92スーパースポーツ、ドリームCB72、ドリームCB450、ドリームCB750Four、スーパーホークIII、ドリームCB400Four、CBX400F、CB750F、CBX(1000)の9台を試乗。そのヒストリーやメカニズム解説、オーナーの言葉などを交え、多角的かつエモーショナルに「CB」を紹介する特集であった。
以下に掲載するのはそのなかの一企画「比較試乗 CB400Four VS CBX400F」だ。ホンダの400cc4気筒としては第1世代のヨンフォアと、次の世代であるCBX400Fを筑波サーキットにおいて乗り比べたものだ。
ライダーは編集部員(当時)の永山育生氏と佐藤康郎氏の2名である。
※本記事は“モーサイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
CBX400F「今なお人気は衰えることを知らず」 1974年、ヨンフォアの愛称で親しまれたCB400FOURで400ccクラスの4気筒化に先鞭をつけたホンダだったが、いくつかの理由によってそのモデルサ[…]
CBX400F「CB400FOURに代わる新世代の400マルチ」 1977年に「ヨンフォア」ことCB400FOURが販売終了となった後、ホンダは新開発したOHC3バルブの並列2気筒車・ホークシリーズを[…]
’75年、自動二輪免許は小/中/大の3区分となった。大型免許が教習所で取得できない当時は、多くのライダーはいわゆる中免。彼らにとって最上位クラスにあたる「400」は性能も装備も向上を続けて[…]
教習所で大型自動二輪免許が取れなかった20年間、400ccこそが現実的に乗れる最大排気量だった。空前のバイクブームも重なって、スペック競争からレプリカ化へまっしぐら! 250ccと違って車検もあるから[…]
ホンダ「GB350」が2022年の販売台数ランキングで1位に。さらに、生産終了したヤマハ「SR400」やロイヤルエンフィールド「クラシック350」も上位に食い込んだ。やっぱり“バイクらしいバイク”が愛[…]