●レポート:中村友彦 ●写真:柴田直行/ホンダ/八重洲出版 ●編集:モーサイ編集部(上野茂岐)
GB350がスポークホイールを採用しなかった理由
近年の2輪市場では、旧車の魅力を現代の技術で再現したネオクラシックモデルが数多く販売されている。2021年4月からホンダが国内市場に投入したGB350も、そのジャンルに該当する車両だが、過去に同社が手がけたネオクラシックモデルと比較すると、ルックスもエンジンも車体も、明らかに旧車感が上がっているような……?
その実情を知るべく、埼玉県朝霞市の研究開発部門を訪れて、つくり手にインタビューを行ったのは、フリーランスの僕、中村友彦と、モーサイwebでGB350日記を連載中の柴田直行カメラマン。当原稿では車体設計の井口貴正さんに聞いた、開発秘話を紹介しよう。
最初の質問はデザインについて。広報資料では、ダウンチューブ/スイングアームピボット上部のパイプ/リアショックが描く平行ライン、それらを対称の角度で受けるフロントフォーク、車体の上下を分ける水平ラインを意識したと記されているが、実際にGB350を開発するにあたって、何か参考にしたモデルはあったのだろうか。
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