【ダイソー】220円で買えるグラインダー用ディスク! 地金削らずに塗装剥がせるってスゲー高性能なんですけど!!
ダイソーの「ナイロンディスク」がすごい。錆落としや研磨にも使えるけどそれ以上に便利なのが「塗装剥がし」。地金を削らないからく凹ませることなく塗膜だけを削れる便利さは一度使ったら病みつきですのでぜひいちどお試しあれ~!
●文:[クリエイターチャンネル] DIY道楽テツ
ダイソーのナイロンディスクは一味違う?
100円ショップの雄、ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみようシリーズ。今回取り上げるダイソーのアイテムは「ナイロンディスク」(消費税込み220円)
ナイロンディスクはナイロン繊維に研磨材を練り込んだディスクで、さまざまな素材の表面を研磨するための工具です。ナイロン製のディスクなので金属、木材、プラスチックなどの表面の汚れや錆、塗装を除去するのに適していて、電動工具に取り付けて使用し、均一な仕上がりが得られる道具です。
でも、それは「一般的なナイロンディスク」のオハナシ。ダイソーのナイロンディスクはちと違う。
一般的にナイロンディスクというと、不織布の研磨パッドを円盤状にしたようなもので、表面はやや柔らかめでソフトな研磨を得意としていますが、ダイソーのナイロンディスクは指で押したぐらいじゃ凹まない固めの素材で出来ています。
このダイソーのナイロンディスクの真骨頂は「塗装剥がし」と筆者は考えます。
使ってみて感動したナイロンディスク
ところで皆様は塗装を剥がしたい時にどうしてますか?
塗装を剥がす作業は厄介ですよね。剥離剤を使うと、手間がかかる上に化学薬品の取り扱いも大変です。サンドペーパーで磨く方法もありますが、これだと時間がかかるし、手が疲れてしまいます。そして、グラインダーを使うと金属部分まで削れてしまうことも。そんな悩みを解消してくれるのが、ダイソーのナイロンディスクなんです!
塗装の下にある地金を削ることなく塗膜だけを削り落としてくれます。傷もつかないし、凹むこともない。それがどれほど便利なことか、ぜひ皆さんにもお見せいたしましょう!
自転車のフレームで実践してみる
ちょうど自転車のフレームを改造するところだったので、溶接するためにフレームの塗装を剥離してみます。
ご存知の通り自転車のフレームの塗装はとても丈夫です。耐候性に優れるその塗装はとても厚くて傷にも強いのですが、つまりは塗膜を剥がそうとするととても大変なのです。これは自動車やオートバイも同じこと。
通常の方法では塗膜を剥がすのに時間と労力がかかりますがしかし、このナイロンディスクを使うと一発で塗装を剥がすことが可能なのです。
実践してみましょうか。防護眼鏡、作業用革手袋装着ヨシ。・・・いきます!
(スイッチON)
ギュイーン!!
ギャーーーーーー・・・
塗装がみるみる剥がれて・・・
フレームの地肌が出ましたっ!
別の箇所も磨いてみます。ギュイーン! みるみる地肌が現れて
こうなりました! どうです、キレイでしょ?
塗装剥いでも地金は削らない便利さ!
綺麗さっぱり塗膜が剥がれましたが、剥き出しになった地金(鉄)は磨きの筋はついているものの削れた様子はなく、もちろん凹んだ様子は見られません。
これだけ強力にしかも簡単に塗膜を削り取ってしまうのに、地金がほとんどノーダメージってのが凄くないですか!?
今回は自転車のフレームの塗装を剥がしてみましたが、アルミの表面のアルマイトを削ることも可能です。ただしアルミの場合は柔らかいので、表面を削る可能性があるので注意が必要ですが、逆にバフかけなどの下地作りにはダイソーのナイロンディスクが最適と言っても過言ではありません。
ディスクグラインダーの操作に慣れる必要はありますが、このダイソーのナイロンディスク1つあるだけで錆落としや研磨などのあらゆる作業をこなすことができるので、できることの幅が広くなること間違いないです。
この記事が、何処かの誰か様の参考になれば幸いです。今回もご視聴ありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
セルが弱くなったらバッテリー交換のサイン スクーターのバッテリーが弱ってきたのか、始動性がイマイチになってきました。 そういえば、このバッテリーもずいぶんずいぶん古くなってきたので、バッテリーを買い替[…]
新品タイヤが滑るその理由 新しいタイヤは滑ります。 滑りたくないから新しいタイヤに交換したというのに、なぜか新しいタイヤはマジで滑るんです(経験者は語る)。 なぜ滑るかというと、それはタイヤの製造過程[…]
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
燃料コックにも涙? それはある日の出来事。バイクで走り出そうとガソリンタンクの燃料コックをオンにした時、指先に冷たいものを感じました。 何があるのかと覗き込んでみると・・・燃料コックが泣いているぅ~![…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
現在の高性能ドライブチェーンに交換決定。サビに関係なく旧ドライブチェーンは怖い モトメカニック編集部の友人が個人売買で購入してきたヤマハXT250。走行距離が少なく保管状態も悪くなく、未再生原型車とし[…]
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
ラチェットハンドル:1/4ビットとソケットの二刀流で狭い場所でも扱いやすいラチェット工具 最初に紹介するのは、9段階のフレックヘッドの一方を差込角1/4インチのラチェットハンドルで、もう一方を1/4イ[…]
バイクに常備しておきたい最低限の車載工具とは? バイクは振動によってボルトが緩みやすく、ボルトが1本外れただけでも部品が保持できず、安全な走行が困難になります。 加えて、ミラーのネジが緩んだだけでも安[…]
絶対的なエンジンコンディションを左右。キャブレター完全分解&オーバーホール実践 新車当時のタイヤを装着したまま、走行2600kmでオークションに出品されていたXT250。1981モデルのノンレストア車[…]
最新の関連記事(工具)
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
KTCが中核ツールチェストのニューモデルをリリース KTCではこれまで、長きにわたってSKX0213がツールチェストの中核を担ってきたが、およそ20年ぶりにデザインと機能を一新したニューモデルを202[…]
ラチェットハンドル:1/4ビットとソケットの二刀流で狭い場所でも扱いやすいラチェット工具 最初に紹介するのは、9段階のフレックヘッドの一方を差込角1/4インチのラチェットハンドルで、もう一方を1/4イ[…]
バイクに常備しておきたい最低限の車載工具とは? バイクは振動によってボルトが緩みやすく、ボルトが1本外れただけでも部品が保持できず、安全な走行が困難になります。 加えて、ミラーのネジが緩んだだけでも安[…]
ナットツイスター:ツイスト形状がガッチリ食いつけばボルト/ナット/なべ小ネジにも使える 開口部から底部に向かって内径が狭まる特殊なツイストが食い込むことで、角が潰れたボルトやナットをしっかり捉えて緩め[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
最新の投稿記事(全体)
「キミ、暴走族なの?」 これはもう昭和の定番。40代以上の方は一度くらい聞いたことあるという方も多いのでは? ちょっとアグレッシブな走り方をしていると「暴走族なの?」と挑発的に言い放ってくる警察官はけ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
[◯] Vツインの味わい不変。Xはスタイリッシュだ 初出は1999年という非常に長い歴史を持つスズキのSV650。国内の新排ガス規制に対応した結果、最高出力は76.1→72psに、最大トルクは64→6[…]
突然の交通取り締まり! 違反をしていないときでも… 交通ルールを守って安全運転に努めているのに、とつぜん取り締まり中の警察官に止められてしまった経験がある方は多いはずです。 「え? なにか違反した?」[…]
グローバルサイトでは「e-アドレス」「アドレス125」と表記! スズキが新型バッテリーEV(BEV)スクーター「e-ACCESS(e-アクセス)」、新型スクーター「ACCESS(アクセス)」、バイオエ[…]