樹脂パーツの黒ツヤが復活! “ワコーズ 未塗装樹脂用耐久コート剤 スーパーハード”試用インプレ【ニヤニヤが止まらない仕上がり】
バイクやスクーターの外装パーツに多く使われる「未塗装樹脂(黒樹脂)パーツ」車体の軽量化や製造コストの低減や軽量化に役立つ一方で、樹脂という素材の性質上、直射日光や紫外線、酸性雨などの影響による経年劣化で色が抜け白化(白ボケ)してしまいます。今回はそんな白っぽく日焼けしてしまった黒樹脂に艶を取り戻しますよ~!
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
経年劣化で白っぽくなってしまう樹脂パーツを復活! させていきます
皆様、こんにちは! DIY道楽のテツです。今回は、白っぽくなってしまった未塗装樹脂(黒樹脂)パーツの黒ツヤを復活させます。
例えば、こんな「驚きの白さ」になってしまったプラスチックカバーもこの通り!
使ったケミカルは「ワコーズ 未塗装樹脂用耐久コート剤 スーパーハード」です。
この液体をスポンジにつけて樹脂パーツに塗れば、瞬く間に黒光りが戻るという便利なアイテムですが、ややお高いのが玉に瑕。…だけど、値段に見合った効果に作業のしやすさ、伸びの良さ、耐久性など、かなりハイパフォーマンスな製品なので、改めて皆様にシェアしたいと思った次第です。
まずは今回の車両、ホンダのスクーター トゥデイをバラします
そんなわけで、我が家にあるスクーターの「ホンダ トゥデイ(AF61)」。
実はこれ、洗車した直後なのですが、何ともはや古臭い。
それもそのはず、本来黒いはずの無塗装樹脂(黒樹脂)が、白っぽく変色してしまっているからですよね。こんなに白っぽくなってしまう原因は、樹脂という素材の性質上、直射日光や紫外線、酸性雨などの影響による経年劣化で色が抜け白化(白ボケ)してしまうからなのだとか。
特にこのトゥデイというスクーターは、低コストを目標に掲げたモデルだからなのか、車体全体ではこんなに黒樹脂部品を使っています。(写真に写ってませんが、これにリアフェンダーも加わります)
いくら洗車しても、ワックスをかけても、この無塗装樹脂が白っぽく変色していると何とも古臭く見えてしまうんですよね。
“ワコーズ 未塗装樹脂用耐久コート剤 スーパーハード”を使ってみる
ワコーズの”スーパーハード”の使い方はとても簡単です。
まず、取り戻したい樹脂パーツを洗ってホコリと油分をよく落とします。付属のスポンジにスーパーハードを染み込ませて、いざコーティングスタート!
さて、いきますよ?
すーーーーーーーーっと。
すっごい伸びがいいです!!!
1回スポンジに染み込ませただけで、サイレンサーカバーのここまで塗ることができました。
また、スポンジの追従性もなかなか良くて、ちょっと複雑な形状したエアクリーナーカバーやハンドルカバーも簡単に塗ることができます。
お値段が高いのに内容量が150mlとかなり少なめに感じますが、ご覧の通り素晴らしい伸びを示すので、少量でかなりの面積を塗ることができます。そしてこのワコーズスーパーハードが優れているのはここから。
塗って終わりではなくて、5分ほどしたら乾いたので、乾拭きをして均一に伸ばすことでムラをなくします。そうすれば塗りムラもなくなって、ご覧の通り均一な黒光りになります。
説明書には「主成分の珪素化合物があらゆる樹脂表面にガラス状の硬い乾性皮膜を形成し、褪せた樹脂も蘇らせます」とありますが、しっかり乾燥させてガラス状の膜を形成しなければならないので、1日以上は水がかからないように気をつけながら硬化させなければなりません。
…と、多少の手間はかかりますが、処理後の樹脂パーツはご覧の通り。
「うおっ!! キレイ!!!!」
しっかり硬化させてから車体に組み付けると、古ぼけたはずのスクーターが見違えるようにきれいになりました。黒樹脂パーツがふんだんに使われているローコストスクーターだったのに、全くの別物に生まれ変わりました。
すごいな、これ・・・!
説明書によれば、この効果が6ヶ月から1年にわたり持続するそうです。
そんなメーカーの謳い文句通り、長続きすることはないだろうと思いつつも、コーティング後洗車して数か月経過してもしっかり黒いままなので、広告に偽りはないものと思われます。
無塗装樹脂の黒艶復活といえば、バーナーで炙る裏技から始まりシリコンスプレー、プラスチック保護剤、樹脂パーツ塗装、そして廃オイルを塗る(!)という荒業まで、色々なケミカルやテクニックが存在しますが、ほんのちょっとの少量で伸びよく効率よくコーティングできるこのアイテムはかなり優秀なのではないかと思い、筆者は愛用しています。
今回はスクーターのコーティングをしましたが、車のボンネットやダッシュボードなど、使える範囲はかなり広いので、1本買うだけで予想以上の部品をきれいにすることができますよ~!
余談ですが、このアイテムは300℃の耐熱性があるので、エンジンヘッドカバー等、熱の掛かる箇所にも最適です。なんとカーボンサイレンサーの艶出しにも使えるので、それはまた後日別途レポートしたいと思います。
そんなわけで”ワコーズ 未塗装樹脂用耐久コート剤 スーパーハード”の使用感レポートでした。
この記事が、どこかの誰か様の参考になれば幸いです。今回もご視聴ありがとうございました~!
動画解説はこちら↓
(↓)YouTube動画のほうでは映像付きで解説しているのでよかったら参考にしてください♪
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