重曹パワーでバイク掃除! 格安お手製”ソーダブラスト”に自宅でチャレンジ
お手製ソーダブラスト結果:メーターカバー
まずは、メーターカバーから確認していきましょう。アルミナを使ったウェットブラストなどを知っている方からすれば「サビが落ちてないじゃん?」と思われるかもしれません。しかし強力なサンドブラストを知っている方からすれば「メッキのツヤが蘇っている!?」と、逆に驚いてくれるかも。
そうなんですよね、直接思いっきり吹き付けたにもかかわらず、メッキのツヤが蘇ったのです。もしサンドブラストであれば、強すぎてツヤ消し仕様になっていたことでしょう…。重曹の適度な研磨力のなせるわざですね。
お手製ソーダブラスト結果:キャブレター
続いてはリトルカブのキャブレター。正直、作業している時は微妙かなと思ったのですが、作業前後で比べてみると予想以上に効果があったことが分かりました。
特筆すべきは、キャブレター表面の質感が変わっていないということではないでしょうか? 素材はアルミのはずですがザラザラに削れることもなく、キャブレター本来の光沢を残しながら汚れが落ちています。新品の風合いに戻った! …というのは言い過ぎでしょうか?
とはいえ、入り組んだ複雑な形状の奥の奥まで汚れが落ちていることには正直に驚愕! です!! 溶剤やケミカルを使ってここまで汚れを落とす場合、相当な時間がかかります。そう考えると、お手製ソーダブラストも「効果あり」と言わざるを得ないでしょう!
実際にやってみた感想と教訓、そして今後の課題
まず、実際に最低限の装備でソーダブラストをやってみた感想は…「これは使える」です!!
手間もかかりますが、効果も限定的ですが、ちゃんと使えました。ある程度サビも落ち、汚れは予想以上に落ちました。ここまでの効果があったならば、使えるとしか言いようがないでしょうね~。
ですが、やはりこれは、「コンプレッサーの性能」がモノを言いますね。今回のケースに限らずサンドブラスト/ウェットブラスト/塗装/エアーツール etc…どれもこれも空気の圧力が性能に直結するので、タンクの容量とコンプレッションの性能が高いほうが絶対的に有利です。
逆に言えば、もっとコンプレッサーの性能が高ければ、これだけの装備でもかなりのレベルでソーダブラストが可能ともいえるわけです。なんにしても今回の設備は最低限だったので、よくここまでうまく行ったなと関心しきり。今後も試行錯誤していきたいと思いますので、進捗があればシェアさせていただきます!
YouTubeの方ではもうちょっと先に進んでいるので、もしよかったらそちらの方も覗いてみてくださいね♪ 今回もご視聴ありがとうございました!!
動画解説はこちら↓
(↓)YouTube動画のほうでは映像付きで解説しているのでよかったら参考にしてください♪
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本記事は当該執筆者が寄稿したものであり、その文責は執筆者に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
雨の日の滑るポイント「滑るMAXな四天王+1」 バイクが雨の日に滑る場所って、だいたい決まってます。もうわかりますよね? ライダーならみんな一度はヒヤっとしたことある、あの“定番トラップ”たちです。滑[…]
スパナやレンチの長さが違うのはナゼ? 工具箱に並ぶスパナやレンチ。 10mm、12mm、14mm…サイズごとに全長が違うのは、当たり前の光景ですよね。これもそうだし。 コッチもそう。狭所作業用の短いス[…]
ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみよう この記事で取り上げるダイソーのアイテムは「極厚 油よごれクリーナー」! 税込み110円で大判15枚入り。商品名が「油よごれクリーナー」なのに・・・ その下[…]
「バイクのスプロケットの交換タイミングはいつなんだろう?」 これは、バイク仲間や先輩、バイク屋さんやバイク雑誌などでも昔からとずっと語られてきたことで、今ではインターネット検索すればいくらでも情報が出[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
大和ハウスグループが手がけたD-Wash 愛車を長持ちさせるためにも、大切にしたい「洗車」という作業。 汚れの放置はサビや各部品の劣化が進むことにもつながるし、洗車をしながら、緩んでいるボルトやパーツ[…]
“機械遺産”のコンディションをどう維持するか 電気自動車や電動バイクの普及が進めば進むほど、旧車や絶版車ムーブメントは一段と熱くなりそうだ。内燃機関に対する注目度が高まるのと同時に、ユーザー自身は“機[…]
擦らず拭くだけでOK。デリケートな素材も傷つけることなく赤サビを除去できる バイクや自動車の部品はもちろん、橋梁/建築物/工具/アウトドア用品の材料として当たり前のように使われている鉄素材。豊富な埋蔵[…]
スパナやレンチの長さが違うのはナゼ? 工具箱に並ぶスパナやレンチ。 10mm、12mm、14mm…サイズごとに全長が違うのは、当たり前の光景ですよね。これもそうだし。 コッチもそう。狭所作業用の短いス[…]
人気記事ランキング(全体)
オートマ・AMT&ベルトドライブ採用の250ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収めることでも知られる、中国・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
最新の投稿記事(全体)
シリーズ第7回は「パイロンスラローム」。リズミカルな連係操作を身に付けよう! 白バイと言えばヤングマシン! 長きにわたって白バイを取材し、現役白バイ隊員による安全ライテク連載や白バイ全国大会密着取材な[…]
4Gで安心を提供する最新スマートモニター 「AIO-6シリーズ」は、従来のバイク用ナビゲーションシステムが「道案内」や「車載モニター」に限定されていたのに対し、4G通信技術を搭載している点が最大の特長[…]
アウトドアレジャーに適した人気の原付二種 「スーパーカブ」シリーズの中で究極のアウトドアマシンとして支持されてきた“ハンターカブ”の名を受け継いだHonda CT125 ハンターカブ。2020年6月2[…]
履きやすさそのままに雨天時の不快を防ぐ機能満載 「MT074WP」はダイヤル式ライディングシューズ「MT074」の派生モデルだ。履きやすさはそのままに、メッシュライニングの下に建物の外壁や屋根にも使用[…]
遂に50ccクラスへ足がかりをつくる! 1980年にドイツのIFMA(ケルンショー)で、カワサキがAR50/80とオフロード車のAE50/80を発表したとき、世界のバイクメーカーに衝撃が走った。 なぜ[…]
最新の記事
- 【動画】白バイ直伝! 究極の安全ライテク[令和ver.] #7:パイロンスラロームで運転技量丸わかり!
- 最先端の安全・快適機能が最大30%OFFで! バイク用スマートモニター「AIO-6」シリーズがアンコール販売中
- 世界を広げるタフな相棒を掌に! 人気の「Honda CT125 ハンターカブ」1/12スケールモデルが再登場
- 3度目の梅雨入りに備えて。スコイコのダイヤル式ライディングシューズに防水モデルが登場
- 【酷暑に勝つ】尻・背中の蒸れ対策はこれ一択! 「蒸れんゾ・インテグラ―レ」で夏のツーリングが劇的に変わる