詰まったチューブがすっきり開通! 使うのは安全ピンでなく”ドリル”〈接着剤/絵の具/パテ/液体ガスケット etc.〉

久しぶりに使う、チューブ入りの接着剤や絵の具、パテ、液状ガスケット …きちんとフタを締めたはずなのに、固まっちゃって出てこない! なんて経験、ありませんか?(私は何度もあります)。ここで焦って安全ピンなどでつついても「ちょろ」しか出てこなくてイライラしがち。そんなわけで、今回は「一発で、しかもすっかり開通!」させる方法をシェアしたいと思います~!
●文:[クリエイターチャンネル] DIY道楽テツ
詰まったチューブの解決策:冷蔵保存がおすすめですが…?
チューブ入りの容器に封入されている、例えば絵の具や接着剤、パテ、液状ガスケットなどなど…。いざ久しぶりに使おうと思ったら、カチカチに固まっている…誰もが一度は経験したことがあると思います。キャップをきっちり締めていても、固まるときは固まってしまうんですよね…。
ちなみにコレ、冷蔵庫で冷やして保存しておけば、固着してしまうのをかなり緩和してくれるそうですが…。いやいやいや、冷蔵庫開けて見慣れぬチューブがギッチリ場所を取っていたら、奥様になんて言われちゃうかわかったもんじゃありません(汗)。
「ギャーー!! 固まっちゃって、出てこないじゃん~!」カチカチのコチコチです。
尖ったもので穴を開けるだけじゃダメ! 対症療法に過ぎません
さて、こういった時、どうやって開通させましょうか?
通常ですと、先の尖った針のようなものや、または先端が細いマイナスドライバーのような形状のもので「ぷすっ ぐりぐり」と穴を開けると思うのですが、実はそれって根本的な解決にならないことのほうが多いようです。
確かに固まってしまった膜は破れます。そこから内容物が出ないことはないのですが、なにぶん穴が小さすぎて「ちょろっ」としか出てこなかったり、奥に押し込まれた固形物が使っているうちに再度穴に詰まって、チューブを握れど握れどもまったく出てこなくなってしまったりします。
細いものでつつきたくなりますが…穴が開いても中身が出てこないことも多々。
正解は「ドリル」! 穴は開けるのではなく「掘る」!
そんなときに使っていただきたいのが「ドリル」。安物でもいいです。いやむしろ、安物のほうがいい。固着したモノを掘り出すくらいなら、百均でセットで売っているもので充分すぎます。
使うドリルの太さはチューブのクチよりもちょっと細いくらいがベスト。太すぎると余計な部分も削っちゃうので、その点は要注意です。
サイズの合ったドリルが用意できたら、そのままぶちゅっ! と突っ込むのではなくて、ドリルを指で回しながら、ぐりぐりと「掘り進めて」ください。ほらほら、固まってしまった膜の部分が、ドリルに削られて外に出てくるハズです! なんたって「ドリル」ですからね(笑)。
これならば、削りカスが中に押し込まれることがないので、あとでまた詰まる心配もないわけです。
なお、この作業の際はドリルの刃の部分で指を切ったりして怪我をしないようご注意ください。ドリルって要は刃が螺旋になっているものなので、予想以上に切れるので要注意!
ドリルは削ったカスをどんどん排出してくれる構造。まさしく「ボーリング」です。ぐりぐり掘り進めましょう!
チューブよりも太いドリルだと、入り口を削り取ってしまうのでこちらも注意です~。
チューブよりも太いドリルだと、入り口を削り取ってしまうのでこちらも注意です~。
固まっていたチューブも無事開通! スッキリ、にゅるっ! っと出てきてくれました~!
固形化していた部分をドリルが取り除いて、さっきまで詰まっていたチューブから嘘のように中身が「にゅるっ」と出てきました。これはかなり気持ちいいですね~!
この作業のあとは、ドリルを綺麗に掃除しましょう。チューブの中身によっては完全に落とすのは難しいですが、もし気になる場合は「チューブボーリング専用ドリル」するのもいいかもしれません。
ちなみにこの方法は、ガッチガチに固まってしまったコーキングをまた使いたいときに思いついた方法なのですが、今のところ一度も問題が発生したことはありません。ささやかな小ネタではございますが、少しでも参考になればとても嬉しいです。
今回もご視聴ありがとうございました~!
出てきてくれて、よかった良かった♪
使ったドリルは汚れてしまいますが、いっそのこと専用にしてしまうのもアリ。その意味でも、百円ショップのドリルがおすすめですよ~!
使ったドリルは汚れてしまいますが、いっそのこと専用にしてしまうのもアリ。その意味でも、百円ショップのドリルがおすすめですよ~!
動画解説はこちら↓
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