[GSX1100S刀の駆動を軽やかに]太い630→現代的530サイズへとコンバート。軽いドライブ系部品が生み出す軽快な走りに注目!!

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[GSX1100S刀の駆動を軽やかに]太い630→現代的530サイズへとコンバート。軽いドライブ系部品が生み出す軽快な走りに注目!!

1981年式の初期型から2000年に発売されたファイナルエディションまで、GSX1100Sカタナのドライブチェーンは一貫して630サイズだった。絶版車は純正仕様がトレンドとはいえ、今の世の中で630を装着し続ける理由はない。そこで純正チェーンのリフレッシュとアップデートを両立するアドバンテージのドライブチェーン&スプロケットキットに交換した。

●文/写真:モトメカニック編集部 ●BRAND POST提供:アドバンテージ

虹色に輝くスチールスプロケットが個性的

フットワークパーツのプロショップであるアドバンテージのGSX1100Sカタナ用530 コンバートキット。XAM製ドリブンスプロケットは軽量で耐久性に優れたスチール製で、1枚ごとに色合いが異なる特殊メッキが特徴。

4種類の減速比設定のうち、今回はフロント18丁:リア48丁を選択。その交換過程を説明しつつ、製品の特徴に迫る。

【ADVANTAGE XAM&DID GOLDドライブチェーン&前後スプロケットキット(タフライトスチール)】●価格:5万2283円

タガネでロックワッシャーの爪を起こしてからインパクトレンチでスプロケットナットを緩める。エアーツールがなければギヤを入れて、ソケット+ロングスピンナーハンドルで一気に緩め方向に力を加える。

スプロケットナットは上面に板バネが組み込まれた緩み止め機能付き。ナットの裏面はスプロケット外側に若干突き出したカウンターシャフトのスプライン端部をカバーするよう、僅かに凹形状となっている。

純正チェーンをカットするため、ピンのカシメ部分をディスクサンダーで削っておく。チェーンツールによってはカシメ状態のままカットできる製品もあるが、カシメを落とした方が工具への負荷を減らせる。

四方カシメの一カ所を削った状態(丸い金属光沢のピン頭が見える部分)。カシメを潰す必要がない分切断が容易になるが、ピンは外プレートに圧入されているのでチェーンツールは必要だ。

カシメを削った部分にカットピンを取り付けたチェーンツールをセットする。使用しているダートフリーク製ツールは420/428/520/525/530サイズ対応だが、カット作業だけなら630 チェーンにも使用できる。

カシメを削った手前から奥にピンを押し抜くことでエンドレスチェーンをカットできる。純正チェーンはシールタイプの630で、どうしてもこだわるなら現在でもシール付き630 チェーンは各メーカーから販売されている。

ドライブスプロケットの側面にビス留めされた円盤の内側には、チェーンの内リンクがダンパーに載った状態で回転することで走行中のチェーンノイズを低減する、ダンパーゴムが内蔵されている。

カウンターシャフト端部のベアリング内輪に接してスプロケットの位置決めをするスペーサー。オイルシールのリップと接触して外周が摩耗していないか、逆にオイルシールのリップが摩耗していないか確認しよう。

オイルシールとスペーサーに不具合がなければ組み戻し、アドバンテージコンバートキット内のスペーサーをカウンターシャフトにセットする。このリングによりスプロケット裏面とクランクケースの干渉を回避する。

530サイズのスプロケットとスペーサー、ロックワッシャーを取り付ける。裏のスペーサーはクランクケースとの干渉防止、手前のスペーサーはロックナットの締め付け位置を調整するために必要な部品だ。

ワッシャーの爪を曲げ戻してスプロケットナットを取り外す。ナットが外れるとスプロケットキャリア裏にボルトが落下するので、紛失しないよう6本とも回収する。後述するベアリングホルダーの落下にも注意。

630チェーンを530化する利点として軽量化が挙げられる。装着されていたDID製純正チェーンの重量は2880gで、前後スプロケットとの合計は5280gだった。

一方コンバートキットのDID製ZVM – X530は2520g(114リンク)で、スプロケットとの合計で3970gとなり、なんと交換するだけで25%もの軽量化の効果がある。

前後スプロケットで1000g近く軽い立役者が、新設計のライトニングホール(肉抜き穴)で鉄製ながら驚くほど軽いXAM製タフライトスチール。チタンレインボーメッキは見る角度によって色が変化する。

スプロケットキャリアをホイールに装着する際に忘れてはいけないのが指で示したベアリングホルダー。簡単に落下してしまい、入れ忘れてアクスルシャフトを締めるとホイールベアリングを破損してしまう。

GSX1100Sカタナのスイングアームは1980年代頃の絶版車で一般的な後端開放タイプ。これはホイールにアクスルシャフトを通した状態で(キャリパーサポートも通して)スイングアームに組み付けることができる。

タイヤを持ち上げながらアクスルシャフトの通り道を探す手間とイライラもなく、チェーンアジャスターサポーターと呼ばれるキャップをセットしてアジャストボルトを締めれば、シャフトが脱落することはない。

アドバンテージのチェーン&スプロケットキットは車種別専用設定で、カタナ用530コンバートキット(F18:R48)のチェーンは114リンクにカット済み。そのためコマ数調整不要でぴったりフィットする。

シールチェーンの性能と強度を引き出すため、ジョイントリンクは当然カシメタイプが同梱されている。付属のグリスをリンクピンに塗布して、シールリングを組み込んだ状態でつなぎ目のブッシュに通す。

チェーンツールにガイドプレートと圧入プレートを取り付けてジョイントリンクを挟み込み、ボルトを締めて外プレートをピンに圧入する。専用工具を使うことで、プレートが傾かず平行に圧入できる。

ボルトを締めれば締めただけプレートは圧入されてしまうので、他のリンク(DIDで組み立てられた)の幅を測定して、その数値に合わせるように圧入する。圧入しすぎると元に戻らないので、作業は慎重に行おう。

隣のリンクと同じ幅になるようプレートを圧入したジョイントリンク(ピンの先端に丸い穴がある方)。圧入したプレートはプライヤーなどで引っ張っても抜けず、ピン先をかしめることで強度はさらにアップする。

チェーンツールにピン先端の丸穴に刺さるリベットピンをセットしてカシメを行う。手前からリベットピンを押すばかりでは裏側に抜けてしまうので、反対側はガイドプレートで支えている。

ピン先端の丸穴を広げすぎるとカシメ部分が割れてしまうので、カシメ前のピン径より0.3~0.4mm太くなったら終了する。左がカシメ前で右がカシメ後の様子。くれぐれも深追いしすぎないように気をつけよう。

スプロケットナットの指定トルクは125Nmなので、トルクレンチを使って締め付ける。チェーン取り付け後にリヤブレーキをロックさせた状態で作業すれば、空転することなくトルクを加えることができる。

ロックワッシャーの爪をプライヤーで折り曲げる。630と530チェーンは内リンクの内幅が同じ=スプロケット幅は同じだが、アドバンテージのスプロケットはダンパー用の円盤がない分、中心部分は薄い。

カタナが登場した頃は大型車のチェーンは630が主流だった。だが、現在では200 馬力オーバーの1000ccバイクも525 チェーンを装着するようになり、530化でもマージンは充分にある。


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