
894ccの並列2気筒エンジンを搭載するBMWのF900シリーズ。ロードスポーツモデルのF900RとF900XRに、工場出荷状態で45~55mmもシート高が低くなったLowダウンモデルが国内上陸!!その驚くべき足着き性の良さをフリーランスライターの谷田貝洋暁(身長172cm/体重75kg)が実感してきた!!
⚫︎文:谷田貝洋暁 ⚫︎写真:真弓悟史 ●BRAND POST提供:BMW Motorra
F900RのLowダウン仕様はなんとシート高760mm!!
F900R Lowダウンモデルは、なんとSTDモデル比で-55mmもシートが下げられており、シート高は760mmと国産250ccネイキッドよりも低い数値を実現。
F900RのLowダウンモデル(シート高760mm)とSTDモデル(シート高815mm)のシート高の差はナントと55mm!ここまで下げたら走りに影響が出るかも?…なんて思い、LowダウンモデルとSTDモデルを乗り比べながら走ったのだが、極上低速でのUターンなどで若干Lowダウンモデルの方が直進性が強く出るようだが、思ったほど大きな変化はない。“サーキットで突き詰めた走りを行う”というのであれば、より素直なハンドリングのSTDモデルの方をオススメするが、ツーリングや街乗り、ワインディングを走る分にはLowダウンモデルで何ら不都合がない。
試乗したF900R Lowダウンモデルの価格は131万3000円。スマートキーやクルコン、空気圧センサーなどを装備したF900RツーリングLowダウンモデルは144万1000円となる。
STDモデルとLowダウンモデルの走行時に出る一番の違いは走行モード。STDモデルのリヤショックは電子制御サスペンションとなっており、走行モードのスロットルレスポンスキャラクターに応じてリヤショックの減衰力調整が変わるのだが、電子制御サスペンションを搭載しないLowモデルの場合、走行モードを切り替えてもスロットルレスポンスが変更されるだけとなる。
ノーマル比で55mmシートが低く踵までべったり&膝にも余裕が!!
※テスター身長172cm/体重75kg
[足付き/左:STD、右:Low]
さすがに55mmもシート高が下がると、3、4cm浮いていた踵がべったりと付き、なおかつ膝の曲がりにも余裕が出たくらい足着き性が良くなった。上半身に関してもかなり着座位置が25mmも下がるので前傾姿勢にも差が出る。やや前傾のSTDモデルに対してLowダウンモデルはやや上体が起きる。
[膝/左:STDモデル、右:Lowダウンモデル]
ー25mmのローシートによりシートポジションが下がり、若干膝の曲がりが大きくなり、上半身の前傾具合も起き気味になる。走ってみても若干、前輪荷重が抜ける。
F900R Lowダウンのスタイリング
STDモデル比のシート高から55mmも下がっているのに、全体のスタイリングフォルムが崩れていないのがいい。
【主要諸元】
- 全長:2,140 全幅:820[バーエンドミラー装着車両:825] 全高:1,130 軸距:1,515 シート高:815[ロー:760](各mm) 車重:212kg(装備)
- 水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 894cc 105ps/8,500rpm 9.4kg-m/6,750rpm 変速機形式6段リターン 燃料タンク容量:13ℓ
- ブレーキ:F=ダブルディスク R=ディスク
- タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
- 価格:128万7000円~145万7000円
F900R LowダウンモデルとSTDモデルの主な違い
[シート]
ローシートによる着座位置の厚みは25mm減る。シートのベースは一緒なのでノーマルシートとの換装が可能だが、その分クッションが薄くなるのは致し方なしといったところ。
[フォーク]
フロントフォークのバネレートは一緒とのことだが、ストローク量はSTDモデルの135mmから115mmとなり自由長も短くなっている。また突き出し量やオイル量、油面もSTDモデルと異なる。なお、 STDモデルにあるフロントフォークトップのプリロード&伸/圧減衰力調整機構が、Lowダウンモデルには装備されない。
[スタンド]
車体でー30mmのローダウン化に合わせてサイドスタンドの長さもしっかり変えており、駐輪時にマシンが立ってしまって停めにくいなんてこともない。なお、サイドスタンドが短くなる他、センタースタンドが取り付けられなくなる。
[リヤサス]
フロントフォーク及び、リヤショック&リンクといったサスペンションまわりでー30mmほどローダウン。またLowダウンモデルでは電子制御サスペンションのリヤショックが選べなくなる。
F900XRのLowダウンモデルはなんとシート高775mm!!
F900XR Lowダウンモデルは、なんとSTDモデル比で-45mmもシートが下げられており、シート高は775mm! F900R Lowほどの良足着き性ではないが、それでも踵までベッタリ!!
先に紹介したネイキッドモデルF900RのLowダウンモデルとSTDモデルほどの変化はないが、それでもF900XR Lowダウンモデルはシート高775mmとSTDモデル(シート高820mm)より45mmもシートが下がるとかなり足着き性がよくなる。走らせてもやはり直進安定性というか、直進時の立ちがやや強くなり、Uターンなどでちょっとステアリングが重くなる。……とは言ってもその挙動の変化は、その場で乗り替えたりして検証しているからわかるくらいの微々たる差で、F900R Lowダウンモデルを走らせてみると普通にコーナリングが可能。少なくともツーリングペースで峠道を走る分にはLowダウン仕様に起因するネガティブ要素は感じることはないだろう。
試乗したF900XR Lowダウンモデルの価格は151万3000円。STDモデルであるF900XRは154万8000円。
F 900 XRはネイキッドタイプのF900Rに比べて、走行モード切り替え時の電子制御サスペンションによるリヤショックのキャラクターの変化が顕著。……なのだが、F900XR Lowダウンモデルを選ぶと電子制御機能のないコンベンショナルなサスペンションとなるため、走行モードを切り替えてもサスペンションのキャラクターは変化しなくなる。ただ、ここまで足着き性がアップするのであればそれも致し方なしといったところ。特にツーリングモデルのF900XRでは旅先で初見の道路を走ったり、Uターンすることも多くなるだけに、この安心感が大きなアドバンテージとなるのだ。
ノーマル比で45mmシートが低く踵までべったり!!
※テスター身長172cm/体重75kg
[足付き/左:STDモデル、右:Lowダウンモデル]
STDモデルでは踵が3、4cm浮いていたが、F900XR Lowダウンモデルではほぼ踵までベッタリ付いた。しかも、リヤショックだけでなく、しっかりフロントフォークもローダウン化しているので、車体姿勢が変に後ろ下がりになっていないのがいい。
[膝/左:STDモデル、右:Lowダウンモデル]
STDモデル比でシートポジションが25mm下がっているが、膝の曲がりの変化はそれほど感じない。上半身の前傾具合は、着座位置が変わるからだろう、むしろLowダウンモデルの方がやや前傾が強まる印象を受けた。
F900XR Lowダウンのスタイリング
STDモデル比のシート高から45mm下がったシート高775mmになるF900XR Lowダウンモデル。
[主要諸元]
- 全長:2,160 全幅:920 全高:1,445 軸距:1,535 シート高:820[ロー:775](各mm) 車重:228kg(装備)
- 水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 894cc 105ps/8,500rpm 9.4kg-m/6,750rpm 変速機形式6段リターン 燃料タンク容量:15ℓ
- ブレーキ:F=ダブルディスク R=ディスク
- タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
- 価格:151万3000円/154万8000円
F900XR LowダウンモデルとSTDモデルの主な違い
[シート]
LowダウンモデルのシートとSTDモデルのシートを並べてみると25mmの厚みの差は明らか。シートベースは一緒なので換装も可能だ。
[フォーク]
スプリングをそのままにSTDモデルは170mmのストロークを150mmとし、突き出し量を4.8mm増やしている。また、STDモデルにあるフロントフォークトップのプリロード&伸/圧減衰力調整機構が、Lowダウンモデルには装備されない。
[リヤサス]
F900R同様、Lowダウンモデルではリヤショックが電子制御サスペンションではなくコンベンショナルタイプとなり、前後のサスペンションで-20mmほどのローダウンを行っている。
[スタンド]
ローダウン化により最低地上高が減少。サイドスタンドが短くなる他、センタースタンドが取り付けられなくなる。
※本記事はBMWが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。





























