MOTOFIZZのシートバッグが、使い勝手と耐久性の向上を実現した新世代シートバッグに進化した!!

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MOTOFIZZのシートバッグが、使い勝手と耐久性の向上を実現した新世代シートバッグに進化した!!

「すでに完成の域に達している。」タナックスがMOTOFIZZブランドで販売するシートバッグに対して、筆者はそんな印象を抱いていた。ところが各部を刷新した新型は、既存の製品の美点を損なうことなく、使い勝手と耐久性の向上を実現していたのだ。

●文/写真:中村友彦 ●BRAND POST提供:タナックス

MOTOFIZZシートバッグ愛好者にとっては意外な情報

数か月前に当サイトでお伝えした通り、僕(筆者)はタナックスが販売するMOTOFIZZ製品の愛好者で、最近はミニフィールドシートバッグEXとサイドトランクケースのヘリテイジエディションを、メインの旅の供にしている。

1973年型モトグッツィV850GTに、ミニフィールドシートバッグEXとサイドトランクケースのヘリテイジエディションを装着。

そんな僕にとって、8月末に同社が発表したプレスリリースに記された、ミニフィールドシートバッグ、キャンピングシートバッグS・M・L・XLの5種類が、使い勝手や耐久性を高めた新型に進化するという情報は、ちょっと意外だった。

というのも僕自身は、同社のシートバッグはすでに完成の域に達していると思っていたので。

新世代に進化した5種類のシートバッグの中で、既存の製品名を踏襲するのはミニフィールドシートバッグのみ。ミニフィールドEX/ミドルフィールド/フィールド/キャンピングは、キャンピングS/M/L/XLに変更。

もっとも、自分が信頼しているメーカーが、定番の製品にどんな改良を行ったのかは興味津々なのである。

そこで、型番をMFK-100からMFK-1000に変更した新しいミニフィールドシートバッグを借用し、少し前に車検を取得したばかりのノートン・コマンド850に装着してロングツーリングに出かけ、様子を探ってみることにした。果たして、その結果はどうだったかと言うと……。

1976年型ノートンコマンド850(シートやバックミラーは社外品)に、新世代のミニフィールドシートバッグを装着。

2輪用シートバッグでは初のPFバックル

誤解を恐れずに表現するなら、似て非なるモノ? という印象だった。

僕が最初に「オヤッ」と思ったのは、ボディ全体の剛性感。同社が販売するシートバッグは、以前から空荷状態でも型崩れがほとんど起こらなかったのだけれど、モデルごとに内部構造を見直したと言う新型は、形状を保持する力に磨きがかかっているようである。

写真では伝わりづらいものの、新型はボディ全体のしっかり感が増した印象。

今回使用したミニフィールドシートバックは、開口部が上のみだが、両サイドオープン式のキャンピングシートバッグなら、美点がさらに明確になるに違いない。

ミニフィールドシートバッグの開口は上のみだが、他の4種類は両サイドもオープン。

それに続いて僕が興味を惹かれたのは、車体とシートバッグを結ぶベルトの接合部にPF:ピボットフォージバックルを導入したこと。

既存の同社製シートバッグが採用していたオーソドックスなバックルの場合は、車両によっては装着時にベルトのネジレや角度を考える必要があったのだが、接合部が自由に回転するPFバックルは、そういった面倒事からライダーを開放してくれるのだ。

下から差し込むオーソドックスなバックルとは異なり、PF:ピボットフォージバックルは上から押し込んで固定。両サイドをつまめばリリースできることは、既存のオーソドックスなバックルと同様。

もっとも世の中には、2輪用シートバッグでは初めての採用となるPFバックルに対して、強度や耐久性などを疑問視する人がいるかもしれない。

とはいえ、このバックルは700N以上の引っ張り強度を確保しているし、超が付くほど過酷な耐久テストを通例にしているタナックスが導入したのだから、不安を感じる必要はないだろう。

PFバックルの美点は、左右方向に自由に動けること。装着時のネジレに追従できる。

また、抜群の耐久性を誇る織り込みファスナー、YKKのWOVEN-IN TOUGH ZIPPERを採用したことも、新型シートバッグの特徴である。

この製品には薄型化やスライダーの修理が容易といった美点も備わっているけれど、既存のファスナーとの比較をした僕は、開閉時の抵抗の少なさ、滑らかさに大いに感心することとなった。

YKKのWOVEN-IN TOUGH ZIPPERを採用しながら、既存の製品と同じく、メイン開口部のファスナーの引き手には、南京錠やフック型ワイヤーロックを通す穴が備わる。

勘所を抑えた改良にニヤリ

さて、そんなわけで旧型と新型の相違点を実感した僕だが、これまでにMOTOFIZZのシートバッグを使ったことがないライダーにとっては、新型の美点はそんなに大きくない……のかもしれない。

とはいえ僕のように、同社の製品を長きに渡って愛用しているライダーなら、勘所を抑えた改良にニヤリとすることになるだろう。

ヘリテイジエディションではないものの、ミニフィールドシートバッグは旧車に装着しても違和感はナシ。

なお新型ならではの特徴ではないけれど、今回のテストで僕は、同社製シートバッグの走行中のズレの少なさを再認識。

その一番の理由は、おそらく、底面のノンスリップ素材だが、同社の開発者に話を聞いたところ、シートに馴染みやすい柔軟な底面(カチカチではない)を採用していることや、Kシステムベストを使用する製品の場合は、シートにぐるりと巻き付けるグレーのベルトが存在することも(僕自身は、他メーカー製では見た記憶がない)、抜群の安定感に貢献しているらしい。

Kシステムベルトを装着したところ。シートにぐるりと巻き付けるグレーのベルトの効果で、安定感がマシマシになる。

いずれにしても今回のテストを通して僕は改めて、タナックスの真摯な姿勢と改良の手法に感心。

Kシステムベルトを装着したところ。シートにぐるりと巻き付けるグレーのベルトの効果で、安定感がマシマシになる。

すでに完成の域と思っていたシートバッグが、こういった進化を遂げたことは、僕にとっては嬉しい誤算だった。

製品にはレインカバーとショルダーベルト、バッグを取り外した際に使用する十字型の接続ベルトが付属。


※本記事はタナックスが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。