新たな店舗デザインにBMWユーザーが集う。モトラッドミツオカ堺店が6月移転OPEN

これまで大阪府堺市北区で店舗を運営してきたモトラッドミツオカ堺店が、大阪府松原市に新店舗を構え、フルリニューアルして6月14日にオープンを迎えた。新店舗は大阪府堺市から池田市をつなぐ同府南部の大動脈道路である大阪中央環状第2号線沿いに位置し、総敷地面積2255m2/2階建ての延床面積1088m2という国内最大級の規模を誇るBMW Motorradの正規販売ディーラーとなる。そのオープニングレセプションに参加した。
●文:櫻井伸樹 ●写真:宮下豊史 ●BRAND POST提供:光岡自動車 BMW Motorrad
ファイヤープレイスやカフェカウンターなど、ゆとりある店内でそれぞれの時間を楽しむ
広々とした店内は320m2というゆとりの空間だ。ダークブラウンとブラックを中心とした落ち着いたトーンで、従来のショールームとは一線を画した余裕のあるレイアウトを実施。カテゴリーごとにまとめられた12台前後の新車が並び、豊富なバリエーションの認定中古車、ヘルメット/ジャケット/ブーツといったエクイップメントやアパレルなども数多く展示されている。
この店舗の最大の特徴は、BMW Motorradブランドが新たなショールームのCI(Corporate Identity)として提唱する“ファイヤープレイス(焚火)”コンセプトを、西日本で最初に導入した店舗であること。パチパチと弾ける効果音とイルミネーションの揺らぎは、焚き火の横で語らう疑似体験が可能。この焚き火を中心に、スタッフや顧客といった垣根を越えてバイク談義に花が咲き、ライダーとしての親睦を深めていくのである。
2025年6月14日のオープン当日は、朝から時折強い雨が振っていたが、午前10時になると、バイクや車で来店者が続々と訪れた。来店者はニューモデルを見たり、ソファーでコーヒーを楽しむなど、思い思いの時間を過ごしたようだ。
巨大な店舗前には来店者のバイクと試乗車がずらり。ひさしがあるので、雨でも安心だ。
正面エントランスを抜けると話題のM1000RとR1300GSAが来店者を迎える。オープン当日は祝い花が盛大に並び、優しい香りが店内に満ちていた。
ラインナップの中枢を担うGSシリーズも、もちろん展示。F900GSの実車はなかなか見られないばかりか、このグラフィックはとてもレア。マニアックな客にも対応する。
時折激しい雨にもかかわらず、記念的なオープンとあって多くの顧客が店舗を訪れ、金谷店長へ挨拶をしていく。
【モトラッドミツオカ堺店】●住所:大阪府松原市丹南4丁目175−1(Googleマップ) ●電話:072-275-7878 ●車/バイク:近畿自動車道松原ICから約3.8km(約7分)/阪和自動車道美原北ICから約650m(約2分) ●公共交通機関:近鉄河内松原駅から近鉄バスで岡まで約10分 その後徒歩約5分 ●営業時間:10時~18時 ●定休日:毎週火曜 第2/第3水曜
グランドオープンを迎えた堺店、金谷店長はこう語る
「モトラッドミツオカ堺店の旧店舗は、堺市北区の駅近くにありました。おかげさまでご来店いただけるお客様の数が増えてきて、試乗車やお客様のバイクを止めるスペースすら余裕がない状況が続いており、移転を本格的に考えておりました。大切なオーナー様からお困りの声も増えてきたころ、ちょうどタイミングよくこの場所が見つかったのです。もちろん新店舗は完全な新築となります。
延床面積1088m2という広さはBMW Motorradのディーラーとしては国内最大級で、最新CIで内装された店舗、かつこれだけの余裕のあるスペースを保有するお店は日本でも堺店が初めてだと思います。
ファイヤープレイスの横には大型モニターを設置。BMW Motorradの持つ魅力を伝える公式動画が迫力の大画面でご覧いただけます。音響にはこだわりの豪華サウンドシステムを導入しておりますので、単純にバイクを売るだけの『販売店』で時間を過ごすのではなく、全身を使って感じる『フィールルーム』として店内の時間をゆっくりとお過ごしいただければと存じます。
また、サービス工場は最新設備を備えており、4つの整備ベイ(リフト)とパーツ庫を含め、総面積約240m2の広さが確保されており、修理や定期点検など、クオリティの高いサービスを提供できます。さらに今後は車検指定工場の認可も取得予定なので、車検や整備の対応なども、迅速に行なっていく予定です。
モトラッドミツオカでは堺店の他に大阪店/西宮店/滋賀店/鈴鹿店/名古屋店と中部関西エリアで6店舗を運営しています。店舗ごとに違ったコンセプトがあります。ぜひ店舗巡りをしていただき、それぞれの良いところを体感していただけると嬉しいです。
そして新しい堺店の駐車場ですが、バイクはもちろん、お車での来店でも十分余裕がございます。スタッフはセールス/サービス合わせて13名でお客様をお迎えしますので、ぜひ気軽にお立ち寄りください」
最新のCI以外にも、カテゴライズでの展示や納車ルームなど光岡ならではの内装にもこだわったという金谷店長。
店内には昨今デリバリーが開始されたばかりのS1000RRやM1000XRなど、プレミアムモデルも多数。
これが焚き火を模したファイヤープレイス。LEDの証明がゆらぎ、炎の燃え盛る効果音も。眺めていると本物の焚き火のように気持ちが落ち着く。
ファイヤープレイスの奥にはカフェカウンターも用意。用意されたマシンとカップで自分で淹れるシステムだ。
それぞれ思い思いの時間を過ごす来店者のみなさん。初対面でも同じBMW乗り。バイク談義に花が咲く。
奥には充実のイクイップメントコーナーを設置。ハードなライディングギアからカジュアルなアパレルの他、キャップやウオレットなど、豊富な品揃えだ。
今年ラインナップに加わったタタコアジャケット。GS系のウエアにしては珍しくクラシカルなラリーテイスト。R12G/Sにぴったりだ。
店舗前には最新の試乗車が並ぶ。目の前は大阪中央環状第2号線の幹線道路なので、車の流れも速く思う存分試乗を楽しめるはずだ。
ショールームも広いが、サービス工場もかなりの広さ。リフトが4基もあり、オープン初日からサービスメカニックのみなさんは忙しい模様。
新店舗の拡充は、それだけユーザーから信頼を得ている証
モトラッドミツオカは2024年に西宮と滋賀店を相次いで新装開店し、さらに今回、堺店もオープン。それはひとえに多くの顧客から信頼を集めているからに他ならない。
なんとグランドオープン当日には、新型車の契約や納車をあえてこの日に合わせたライダーもいたから驚きだ。
当日、R1300GSAを契約したKさんもそのひとりだ。KさんはこれまでにF700/R1200GS/R1250GSアドベンチャー、R18Bといったモデルを乗り継いできたヘビーユーザーだ。
「R18Bの時は、Dr.ジキル&Mr.ハイドのマフラー/ローランドサンズデザインのヘッドカバー/OPTION719のシートなどでカスタムしました。私自身はメカに関してはあまり詳しくはないので、信頼できるメカニックがいるお店を選びたかったんです。その点、こちらの竹ノ内メカは頼りがいがあり、所有しているBMWすべてを面倒見てもらっています。装着したいパーツがボルトオンできなくても、なんとか工夫し取り付けてくれるなど、大変助かっています。ここ最近、ミツオカさんは各地にモトラッド店をオープンしていますが、ユーザーに絶大な信頼が寄せられているからこそ、多店舗展開ができるんでしょうね」(Kさん)
この日のために誓約を合わせたKさん。愛用のペンで誓約書にサインする。
Kさんの納車をスタッフやその場に居合わせたお客さんなど皆で祝福。ここからまた新しいBMW Motorradライフが始まる。
レンガ風の壁が、まるで本場ドイツ・ベルリンの工場を彷彿とさせる納車ルーム。ショールルームとは完全に仕切られ、納車した者だけのプレミア感が味わえる。オープン日の納車ルームにはカスタムされたS1000RRがオーナーを待ち構えていた。
納車ルームでは、近年多様化の一途をたどる電子制御システムの操作や設定などがじっくりと説明される。この記念すべき日にS1000RRを納車された774RRさん(右)。ずっと面倒を見てくれていたモトラッド大阪のスタッフ楳田さんが堺店に移動になったきっかけでこちらに通うように。こちらの店舗の方が近かったから気軽に来れるようになったとのこと。
S1000RRは2台目でレッドとブラック2トーンカラーでラッピング。こだわりはフロントマスクに入るRRの文字。バイクでラッピングをしてもらったことがなかったので、担当としっかり打ち合わせのもと、このカスタムカラーを完成させた。
R12コンプリートカスタム「リーガル・ウエポン」を展示販売
「リーガル・ウエポン」は、BMWやハーレーダビッドソンのカスタムでおなじみTRIJYA(トライジャ/大阪府)のが生み出したカスタムバイクだ。2024年にR12カスタムプロジェクトの中の1台として発表され話題となった。このバイクののコンセプトはその名の通り、カスタムバイクでありながらも、すべて合法で公道を走れること。またすべてのパーツがボルトオンで装着でき、再現性が高いのも魅力のひとつだ。
燃料タンク(両サイド加工)/サイドカバー/リアカウル/エンジンヘッドカバー/アンダーカバーなどがすべてカーボン製に刷新され、マフラーはTRIJYAが日本総代理店を務めるDr.Jekill&Mr.Hydeを採用。YSS製×TRIJYA共同開発ローダウンサスペンション&AELLA製セパレートハンドルなど、トップブランドとのコラボパーツを装備するスペシャルなバイクに仕上がっている。
モトラッドミツオカ堺店では、このリーガル・ウエポンを取り扱っており、なんとグランドオープン当日には2台も展示されていたばかりか、TRIJYAの代表である岡本佳之氏も店頭に立ち、来店者を迎えていた。
TRIJYAの代表である岡本氏(右)自ら、リーガル・ウエポンやDr.Jekill&Mr.Hydeのマフラーの魅力をアピール。
R12をベースに作りこまれたリーガル・ウエポン。カーボンの外装を始め、低く構えた戦闘的なスタイルでノーマルとはがらりと印象が違う。
オープニングセレモニーには、特別なカスタムマシンも登場!
6月14日のグランドオープンには、R18をベースに光岡自動車が誇るオリジナルカー「オロチ」をモチーフとしたカスタムペイント車両「R18 OROCHI CONCEPT」も公開。
午前11時20分のアンヴェールには、雨にかかわらず多くの観客が訪れた。同車両は、オロチの名に恥じないオリジナリティーにあふれた仕上がりで、当日はこの車両をデザインしたデザイナー青木孝憲氏も登壇し、そのコンセプトを熱く語った。今後もこのR18 OROCHI CONCEPTは同店舗で展示される予定だ。
国内最大級の広さとあらゆる設備が充実しているモトラッドミツオカ堺店。ファイヤープレイスやカフェラウンジの落ち着いた空間でコーヒーを楽しみながら、BMW Motorradのある人生に想像を馳せてみてはいかがだろうか。
オープニングセレモニーで熱意を語る金谷店長。ふだんから支持されているのだろう、多くの来店客が祝辞の言葉を送っていた。
パープルを基調とした中に、幾何学的な模様と、蛇のウロコのようなグラフィックがR18の低く長い車体にマッチしている。
R18 OROCHI CONCEPTデザインしたデザイナー青木孝憲氏が登壇し、「唯一無二の存在を目指した」と、そのコンセプトを熱く語った。
オープニングセレモニーの得点として、R18 OROCHI CONCEPTに跨りデザイナー青木氏と記念撮影ができるというスペシャルな体験も。
※本記事は光岡自動車 BMW Motorradが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。