話題の「DAYTONA660カスタムコンテスト」で優勝を飾ったトライアンフ横浜港北とは?

1902年に創立されたトライアンフは、イギリスのみならず世界中に数多くのファンを持つ歴史的なバイクメーカーだ。また同社は、ロッカーズやカフェレーサーなど1950~60年代のカルチャーやモードとも結びつきながらブランドイメージを確立してきた。株式会社光岡自動車が運営するトライアンフ横浜港北は、バラエティに富む現行トライアンフの全カテゴリーをはじめ、アパレルやアクセサリー、さらにモディファイやカスタムにも多くのノウハウを有する正規ディーラーである。そしてこの3月にトライアンフジャパン主導で開催された「DAYTONA660カスタムコンテスト」にて、並み居る強豪を制し優勝に輝いた。同店の魅力と、その技の集大成とも言えるカスタム車を紹介しよう。
●文/写真:栗田晃 ●BRAND POST提供:光岡自動車 BMW Motorrad
光岡自動車が運営するトライアンフ横浜港北
昔からのバイク好きであれば、ボンネビルやタイガーという名称に懐かしさを覚え、若いライダーならスピードトリプルに接する機会もあるであろう、英国車を代表するブランド・トライアンフ。アメリカ/ドイツ/イタリアなど海外に存在するいくつものバイクメーカーの中でも、“トライアンフ=勝利”というビッグネームには特別な響きがある。
日本国内でトライアンフの販売を行う正規ディーラーのうち、神奈川県横浜市都筑区に広いショールームを構えているのが「トライアンフ横浜港北」だ。
2017年4月8日のオープンから8年となる同店は、優美で独創的なフォルムの自動車を独自に製造する光岡自動車によって運営されている。同社は自動車製造、複数メーカーの4輪正規ディーラー運営と並行して、BMWやドゥカティ、そしてトライアンフ横浜港北にてトライアンフディーラーを営んでいる。
セースルスタッフの大越雅人さんによれば「東名高速道路横浜青葉インターチェンジや第三京浜都筑インターチェンジからほど近い当ショールームは、バイクや自動車でのアクセス性が良く、さらに横浜市営地下鉄センター南駅からも近いのが特長です。さらに店舗近隣の公道は二車線道路が多い点も、試乗に適していると思います」とのこと。
そのため近隣エリアはもちろん東京からの来店者も多く、その年齢層も40~50代を中心に下は20代前半から上は70代まで幅広い。また近年はショールームの存在に加えてブランドに対する認知度も向上し、ユーザーが大型バイクを選ぶ際にトライアンフが選択肢に入ることが多くなってきている実感もあるそうだ。
バイクや自動車なら東名高速道路横浜青葉インターチェンジと第三京浜都筑インターチェンジの中間にあり、公共交通機関なら横浜市営地下鉄センター南駅から徒歩10分程度という場所に店舗を構えるトライアンフ横浜港北。
ショールームには現行ラインナップ全モデルが並び、数多くの試乗車も用意してある。
営業スタッフの大越雅人さんは、2017年に店舗がオープンした時から在籍するベテランセールス。「トライアンフはモデルごとの個性が明確で、ツイン/トリプルともに乗れば楽しさが分かります。まずは試乗車でその魅力を体感していただきたいです」
メカニックの松沢さん。「通常の整備はもちろんですが、オーナー様の個性をアピールするお手伝いも弊社の得意分野です。コンテスト車と同じ仕様のカスタム車もできますよ」
店内には車両だけではなく、トライアンフデザインのアパレルやグッズが並ぶ。一方ではバーカウンターまでとはいかないが、店内には居心地が良くくつろげるスペースがある。商談スペースではゆったりとくつろぎながら、次期愛車の相談やカスタムパーツのセレクトをお願いすることができる。
モダンクラシックからアドベンチャーまで、レンジが広い4つのカテゴリーを展開
100年以上の歴史を持つトライアンフに抱くイメージは、ユーザーの年齢やバイクキャリアによってまちまちだろう。ロッカーズやカフェレーサーと結びつきの強い、1950年代末に登場したフラッグシップモデル・T120ボンネビルこそトライアンフだと言うライダーもいるだろうし、1990年以降のトライアンフになじみの深いライダーもいるだろう。
現在のトライアンフには、レジェンドであるボンネビルを筆頭とした「モダンクラシック」、トライアンフならではの独創的3気筒エンジンシリーズを搭載した「ロードスター」、オン/オフロードで高い走破性を誇る「アドベンチャー」、世界的に見ても唯一無二の2500ccエンジンを採用した「ロケット3」の4カテゴリーがある。
それぞれの棲み分けとしては、ボンネビル/スクランブラー/タイガーなどのトラディショナルモデルは2気筒で、高性能を追求した先進的なモデルは3気筒と、エンジン形式をベースとしたモデル開発を行っているのが特徴だ。
そして2023年に登場した単気筒400ccのスピード400とスクランブラー400Xにより、普通二輪車クラスにもラインナップを拡充。これは価格面も含めて日本メーカーの中型クラスと真っ向勝負できるモデルとして、ショールームを訪れるユーザーの関心度も高いそうだ。
「カテゴリー別に見れば、お客様のイメージが強いのはクラシックだと思います。スピードツインやボンネビルは年齢を問わず関心が高く、トライアンフとしてのアイコンがあるようです。一方で、現在はYouTubeをはじめとしたSNSで情報を得ているライダーも多く、元々は異なるメーカーの車種を探しながらトライアンフにたどり着く方も少なくありません。そうした方にとっては、ロードスターやスポーツモデルといった現代的モデルを製造するメーカーというイメージが強いようです」と語る大越さん。
またエンジンバリエーションが多いトライアンフの中で、その技術力の高さを象徴するのが、2019年以降独占エンジンサプライヤーとしてMoto2™クラスにエンジンを供給してるという事実。世界選手権であるMoto2™クラスは、全チーム同一エンジンを使用するルールで、トライアンフはストリートトリプル765RS用をベースとした専用エンジンを開発し、レース運営を支えているのだ。
市販モデルのストリートトリプル765 Moto2™エディションの心臓部がMoto2™直系であると思えば、これぞ究極のレーサーレプリカと言っても過言ではないだろう。
「排気量/エンジン形式/車種バリエーションなどラインナップは多彩ですが、どの車種も“乗って楽しい”のが共通項です」(大越さん)
同じ2気筒900ccエンジンを搭載していても、スピードツイン900とボンネビルT100が醸し出す雰囲気はまったく異なる。モダンクラシックカテゴリー内でも目移りしてしまうほどラインナップが充実しているのが、トライアンフの大きな魅力。
ロードスターシリーズは660/765/1200の3気筒エンジンを採用。4気筒よりスリムでツインよりシャープな切れ味はトリプルならではのテイストだ。
オンロードメインながらオフロード走行もこなすスクランブラーは400/900/1200X/1200XEで展開。
1930年代から存在するタイガーの名称は、現行ラインナップではマルチパーパスなアドベンチャーモデルが継承。エンジンは900と1200の3気筒だ。
豊富なノウハウを活用して「DAYTONA 660カスタムコンテスト」にエントリー
トライアンフのホームページの車種一覧には、車種別の解説とともに「バイクをつくる」というカスタマイズページがあり、カラーリングやアクセサリーを組み合わせることで自分仕様の1台が製作できるようになっている。
これはバイクとカスタムの親和性が高いことをメーカー自らが認めている顕著な例で、これをリアルに行うのが正規販売店がエントリーする「カスタムコンテスト」である。
今回のカスタムコンテストは、2024年にデビューしたデイトナ660がモチーフで、トライアンフ横浜港北ではストリートでの快適性を損なうことなくレーシングパフォーマンスを引き立てるカスタムを実施。
ホワイトとブラック、チェッカー柄とユニオンジャックを組み合わせたシックグラフィックでひときわ目を惹く「Ace Cafe」のロゴマークは、1950年代に登場したロッカーズの聖地でありカフェレーサーのネーミングの由来となったイギリスのAce Cafeと正式にタイアップしたもので、伝統の中にスタイリッシュさを大いにアピール。
一方で機能面では、ラジアルマウントブレーキキャリパー/ラジアルポンプブレーキマスター/クラッチホルダーにゲイルスピード製を採用し、サンスター製ブレーキローターを装着。
加えてベビーフェイス製バックステップ/マジカルレーシング製カーボンミラー/カーボンレザー製シート表皮により、スタンダードとの差別化を図っている。
これらのモディファイは、トライアンフ横浜港北を運営する光岡自動車としてカスタムに注力していくという方針と合致したもので、あくまで合法的に、安全安心に乗ることができることを前提として、カスタムの楽しさを提案する1台となっている。
どんなパーツを選ぶか、それらをどうコーディネイトするのか、メカニックがどのように具現化するかなど、カスタムを実現するにはパーツだけでなくショップの総合力が必要だ。その点において、同店にはカスタムやモディファイに関して蓄積してきたノウハウがある。
インターネットを通じた投票は3月6日に締め切られ、3月10日に行われた結果発表でトライアンフ横浜港北が製作した車両は見事優勝を獲得!!
優勝を獲得したデイトナ660は、今後大阪/東京で開催されるモーターサイクルショー2025のトライアンフブースで展示される。
その日程は以下の通り。
大阪モーターサイクルショー(インテックス大阪)3月21日(金)~23日(日)
東京モーターサイクルショー(東京ビッグサイト)3月28日(金)~30日(日)
両会場で展示されるカスタムデイトナ660にぜひ注目していただきたい。
トライアンフ横浜港北では、台数限定で同仕様のオリジナルカスタム車両の販売が決定。東京モーターサイクルショー初日の3月28日(金)同日より予約開始予定だ。ショップのSNSをフォローして最新情報をゲットしてほしい。
ブラックとホワイトでシックかつシャープなグラフィックが特徴的な、トライアンフ横浜港北が製作したカスタムコンテストエントリーマシン。カウルサイドのtriumphのロゴマークは、2013~14年の一時期だけデイトナやストリートトリプルに使用していたものを復刻した。印象的なAce Cafeのロゴマークも正式に認可を得たものだ。
シャンパンゴールドにペイントされた純正ホイールに装着されたサンスター製ブレーキローターは、特別仕様のインナーローターとレッドのフローティングピンの組み合わせがオシャレ。ゲイルスピード製ブレーキキャリパーは削り出しの2ピースボディ。
ストリートでもサーキットでも高い性能を発揮するマスターシリンダーもゲイルスピード製ラジアルポンプタイプで、リモートアジャストワイヤーも装備する。
クラッチホルダーもゲイルスピード製。
スクリーンまわりの質感を格段に向上させるバックミラーはマジカルレーシング製で、ミラー本体はカーボン製。
長く伸びる純正ナンバーステーを廃してフェンダーレスキットを装着することで、テールまわりの軽快感を大幅にアップ。
バックステップはベビーフェイス製トライデント660用をベースに加工装着し、左右クランクケースカバーには純正アクセサリーパーツのエンジンカバープロテクションキットを装着している。
こちらがスタンダードのデイトナ660。豊富な純正アクセサリーを組み合わせることができ、さらにカスタム経験が豊富なトライアンフ横浜港北スタッフとともに自分だけの1台に仕上げられる。
セールスの大越さん、メカニックの松田さんをはじめトライアンフ横浜港北スタッフの総力を挙げて世界に1台のカフェレーサーを製作した。今後の評判次第では同仕様のDAYTONA660コンプリートカスタムの製作があるかもしれないとのこと。
年齢/キャリア/趣向を問わず、あらゆるライダーにマッチした1台が見つかるトライアンフ横浜港北
普通二輪免許で乗ることができる400ccクラスから超大型の2500ccエンジンがあり、クラシックからトラディショナル、ストリートファイターやアドベンチャーまで幅広いキャラクターを取り揃えたトライアンフには、ライダーの年齢やキャリアに応じてぴったり合ったラインナップがある。
それらはトライアンフのホームページで見ることもできるが、トライアンフ横浜港北を訪れれば全ラインナップを間近に見ることができ、経験豊富なスタッフの的確なアドバイスを元に具体的なバイクライフが想像できるはずだ。
トライアンフの伝統を継承するボンネビルT120に対して、ハードテール風リヤサスペンション/ファットな前後16インチタイヤ/スラッシュカットマフラーなどのカスタムテイストが特徴的なボンネビルスピードマスターは、若いライダーに人気だ。
購入後のメンテナンス/車検整備/カスタム作業を行うショールームに併設された作業スペース。
アクセサリー/アパレル/ライディングギアなどのオフィシャルアイテムの在庫も豊富。
車両選び/試乗/アフターサービスは万全。ショップ独自のイベントも多く、購入後も長く付き合えるトライアンフ横浜港北を支える精鋭スタッフ。
※本記事は光岡自動車 BMW Motorradが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。