名所/名物も紹介! BMW R1300GSで行く、富士山南麓ツーリング
富士山の麓に行ったのに、富士山が見えない。それでもバイクで走れれば満足なのである。
●文:酒井正樹 ●写真:酒井正樹/photoAC ●BRAND POST提供:BMW Motorrad
富士山が見れなくても楽しめる
先日、某取材の中で、「人生は選択だ」といった話しがあった。今回、ツーリングに出かける日が決まっている中で、編集部発で天候が良さそうな場所は、富士山の南麓のみだった。そう、選択肢がなかったのだ。
しかも晴れ時々曇り予報。一抹の不安を感じながら、当日、首都高を抜けて東名高速に入ると、「やっぱり」…そう、雲で富士山が隠れていた。これから向かう富士山南麓は、富士山ありきの景勝地が多く、富士山が見えないとなるとその魅力が半減してしまうのだ。
御殿場付近で横にあるはずの富士山がまったく見えなかったため、新東名の駿河湾沼津SAで休憩しながら富士山周辺のライブカメラや今後の富士見情報をチェックするも、どうやら今日一日、富士山を見ることは無理なようだ。そこで、当初予定していた幾つかの富士山の眺望スポットに行くのをやめて、富士山なしでも観れるスポットに変更した。
新富士ICで下りて、大渕笹場に向かう。茶畑越しに富士山の絶景が見れるこの場所も富士山あっての景勝地ではあるが、せっかく最寄りの新富士ICで下りたので立ち寄ってみた。しかし、やはり富士山が見えなければ茶畑が広がる普通の景色で、他に訪れている人もいなかった。
ただ、試飲のお茶をいただいた売店でいろいろな情報をお聞きすることができた。グーグルマップにあるアンブレラスカイは今は行っていないとのことだ。さて、本来はこの周辺にある富士山眺望スポットを巡る予定を変更して、大渕笹場から西に10kmほどのところにある湧玉池に向かった。
この池は富士山の雪解け水が湧き出てる池で、とても透明度が高くて綺麗な池だ。次にそこから北上して朝日滝に。落差20mの水量の多い豪快な滝で、水しぶきを浴びるほど近くから見れるし、駐車場からすぐなのも嬉しい。
そして、近くの白糸の滝に到着。世界遺産で日本の滝百選にも選ばれている名滝で、鉄板の絶景を見ることができる。
白糸の滝からそのまま東に進み、富士山スカイラインに入る。途中で、村山浅間神社の大杉に立ち寄った。
富士山南麓の樹海の中を走るため眺望はないが、約29kmもの間、信号がない二車線路の快走路だ。ただ、道中には富士山スカイラインの入口と水ケ塚公園ぐらいしかないのが寂しい。
最後にその水ケ塚公園に寄ったところ、数分だけだが、今日初めて富士山を見ることができた。直ぐに雲に隠れてしまったが、なんか富士山が「ツーリングお疲れ様」とウィンクしてくれたような感じがして、いい気分で帰路に着くことができた。
旅の相棒:BMW R 1300 GS
前モデルのR1250GSに比べて排気量が46cc、出力が9psアップしながらスマートなデザインになり、25km/h以下になると自動に車高が30mm下がる(※ツーリング仕様)自動車高装置により、とても乗りやすくなった。フラットツインでの低重心による超安定性はそのままに、大馬力を活かしてワインディングでよりスポーツ走行を楽しめるようになった。どこまでも走り続けたくなるまさにキングオブ・アドベンチャーバイクだ。
※本記事はBMWが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/11/16
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