FANTICのこだわりが詰まった新世代のスクランブラーモデル・キャバレロ スクランブラー 700

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ファンティック キャバレロスクランブラー700

オン/オフロード問わず軽快に走れることが魅力なのが、スクランブラータイプ。しかし2024年現在、各メーカーが発売しているスクランブラーの中には、スタイリングを重視して未舗装路を走るのが難しいモデルも存在している。その中にあってFANTIC(ファンティック)社は、オン/オフどちらでも満足できる走行性能を持つスクランブラーを追求している。

●文:横田和彦 ●写真:横田和彦 MOTORISTS(モータリスト) ●BRAND POST提供:MOTORISTS

スクランブラーは古くからあるカテゴリー

バイクは時代によってブームがある。今、人気が高まっているカテゴリーのひとつがスクランブラーだ。オンロードとオフロード、どちらも走れるバイクと認識されているが、元々はオフロードバイクが存在していなかった時代に、オンロードバイクに幅広ハンドルやアップマフラーなどを装備して、ダートでの走破性を高めたマシンのことをそう呼んでいた。

その後、未舗装路を走るために専用設計されたオフロードバイクが現れると、スクランブラーモデルは表舞台から消えていった。ところが2000年以降、ヨーロッパメーカーを中心にスクランブラーと名付けられたモデルが次々と登場。そのスタイルが現代のライダーには新鮮に映り注目を集めた。

いまや多くのメーカーがスクランブラーモデルをリリース。FANTIC(ファンティック)もそのひとつだ。

スクランブラーブームに一石を投じるFANTIC

未舗装路で高い走破性能を発揮するオフロードバイクが存在している現在、スクランブラーモデルの最大の魅力はスタイリングにあるといっていいだろう。クラシカルさとオフロード向けの装備がバランスし、スタイリッシュに仕上がっているモデルが多いのだ。

創業が1968年のイタリアンブランド・FANTICが2018年にリリースした「キャバレロ スクランブラー500」もそんな1台。250cc並みの軽量な車体にパンチがある単気筒エンジンを搭載し、峠道からオフロードまで優れた走破性を発揮。スクランブラーとしてレベルが高い走行性能と完成されたデザインの融合で、いまだに高い人気を誇るモデルだ。

そのFANTICのラインナップに新たに「キャバレロ スクランブラー700」が加わった。

500とは異なる個性を持つスクランブラー

スクランブラーとして完成度が高い500と似た車体デザインを持つスクランブラー700。ただ並べるとボリューム感が違っていて、よりパワフルさを感じる。

搭載されているのはヤマハから供給されたテネレ700と同じ並列2気筒エンジン・CP2。それにFANTIC独自の吸排気系や電子制御システムによってチューニングされている。

またがると幅広のハンドルがやや遠目で、キャバレロらしいライディングフォームになる。アクセルを開けると吹け上がりの鋭さを感じる。

クラッチをつなぐと、270度クランク特有のパルス感をともなう押し出し感が、車体を豪快に加速させる。さらに中回転域から高回転域にかけても、途切れることなく伸びやかに速度が上がっていく。

「これはスクランブラーのレベルを越えているぞ」

ここでFANTICが手かけたCP2エンジンの底力を感じた。

高いバランスで仕上がっているボディワーク

走っているとそのパワフルなエンジン特性を、車体がしっかりと受け止めていることも実感できた。専用設計されたクロモリ製フレームを軸に、フロントにはアルミ削り出しのステムにマルゾッキ製の倒立フォークをセット。

リヤは同じくアルミ削り出しのスイングアームピボット部にアルミ製のスイングアームを備え、マルゾッキ製モノショックで衝撃を吸収。それらの調和が素晴らしく、高速道路では安定した直進安定性を発揮する。

フロントタイヤが19インチ/リヤ17インチということもあって、コーナーではややアンダー気味ではあるものの違和感はない。狙ったラインをスムーズに、かつ安心してトレースできる。サスの動きが良いので路面の凹凸にも強く、ライダーに余計なストレスがかからないのも好印象だ。

またキャバレロ700はコーナリングABSを装備しているのも安心度が高い。CP2エンジンは振動が少ないため、ストリートからロングツーリングまで快適な走りを提供してくれる。

FANTIC独自のセットアップが新たなスクランブラーの世界を開いた

せっかくのスクランブラーだ、ダートへ持ち込んでみた。そこでは270度クランクによる優れたトルクフィーリングを体感。滑りやすい路面でもグリップ感が伝わり、FANTIC独自のトラクションコントロールはホイールスピンを最小限に抑える。

トラクションコントロールをカットするモードも備わっているので、オフ好きであればさらに上の走りを目指すこともできる。「舗装路のみならず未舗装路の走りにも妥協しない」というFANTICの思想が感じられるのだ。

キャバレロ700は、安定性と軽快感を高度にバランスさせた、クオリティが高いライディングフィールを誇っている。500とは異なる新しいスクランブラーの姿を具現化したものだと感じた。

ヘッドライトをはじめ、ウインカーなどの灯火類はLEDを採用。スクランブラーらしくハンドルは幅広だ。

ブレンボキャリパーをラジアルマウントで装着。フローティングディスクは330mm径。コーナーリングABSを備える。

軽量/高剛性のアルミ製スイングアームを採用。リヤキャリパーもブレンボだ。

丸型ケース内にはTFTメーターが収まる。3種類のライディングモード(ストリート/オフロード/カスタム)では、エンジンマップはそのままに、ABSとトラクションコントロールの設定が変更となる。

ライディングモードの切り替えは左のハンドルスイッチで行う。グリップラバーはdomino製だ。

エンジンの下を通っているエキゾーストパイプにはカーボンカバーが装備される。

縦2連のサイレンサーもFANTIC CABALLEROシリーズの特徴。シートは肉厚で後部にグラブバーも備えている。

【ファンティック キャバレロスクランブラー700 主要諸元】

エンジン:水冷4サイクルDOHC4バルブ・2気筒689cc
燃料共有装置:EFI/スロットルボディ径38mm
フレーム:高張力鋼クロームモリブデン製スチールフレーム
フロントフォーク:マルゾッキ製VRMシステム/45mm径倒立式
リアフォーク&サスペンションユニット:マルゾッキ製VRmシステムモノショック/プログレッシブリンク
タイヤ:(F)110/80R19/(R)150/70R17
ブレーキ:(F)330mm/(R)245mm ディスク+コーナリングABS(コンチネンタル)
寸法:軸距
シート高:1460mm/830mm
車両重量:175kg(ガソリン抜き)
燃料タンク:13L
希望小売価格: 175万円(10%消費税込)

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