キッザニアで“研究開発”を職業体験!! ジャパンモビリティショーで子供と“ホンダのものづくり”を学ぼう!

キッズが「除雪機の研究開発」をお仕事体験

製品の生産には実に多くの工程があるが、その中でも常日頃からメーカーが行っているのが、もっといい製品を作るにはどうすればいいかという「研究開発」だ。現在販売している製品をもっと使いやすくするため、ユーザーの意見を聞いたり、社員が実際に日常生活で使ってみたりして、よりよい製品を作り出すために日夜アイディアをひねり出している。

現在開催中のジャパンモビリティショーではキッザニアとのコラボにより、子供がモビリティ関係の職業体験ができるメニューを展開中だが、この中でホンダは「商品の研究開発」というコンテンツを提供している。これはバーチャル空間で除雪機を動かす作業を体験し、そこから課題を見つけて解決策を考えるというもので、先端技術であるMR（ミックスド・リアリティ＝複合現実）が使われているのもポイントだ。

「アウト オブ キッザニア イン ジャパン モビリティ ショー2023」が開催されているのはジャパンモビリティショーの会場・東京ビッグサイト南展示場4階の南4ホール。モビリティ関係の様々なブースの中にホンダのブース（右）もある。

バーチャルおばあちゃんを助けるのだ!!

キッズの前に用意されるのはMRゴーグルと、何やらふしぎな白黒模様が描かれた空間と荷物を積んだ台車。しかし係員にMRゴーグルをつけてもらったキッズには、白黒模様の空間は雪の積もった庭に、台車は赤い除雪機に見えている。そして台車をゆっくりと押し歩けば、目の前に積もっていた雪がきれいに除雪されて地面が現れる、という寸法だ。

キッズがMRゴーグルを装着すると、バーチャル空間には年配の女性が現れる。そして「あいたたた、雪で転んじゃったよ。雪が多くて歩きにくいわねぇ〜」と嘆いているではないか。ならば助けるのみ！ というわけで、キッズは除雪機を押したり引いたりして雪をかいていく。台車は大人が押しても重く感じるほどだから、キッズにとってはなおさらだ。

それでも懸命に除雪していくと、先ほどの女性が再び現れる。「除雪してくれてありがとう。とっても歩きやすくなったわ」とお礼の言葉をもらってMR体験は終了。ここから除雪機を動かしたときに感じたことを数人のキッズで話し合う。「除雪機が重い」とか「曲がるのがむずかしい」とか「だから疲れる」といった率直な感想だ。

では、それらを解決するにはどうすればいいのだろう……というわけで、キッズたちが意見交換して出てきたのは、「除雪機が軽ければ、曲がりやすいし、疲れない」という解決策で、もちろん大正解！ 記念写真を貼った研究開発員認定証をもらったら、職業体験は終了だ。

お姉さん（こちらはリアルです）の説明を聞いたあと、除雪機（に見立てた台車）を押してのバーチャル作業体験がスタート。

MRゴーグルを装着。このMR体験はキヤノンITソリューションズとの協業で実現した最新テクノロジーで、実車でもクレイモデルなどの検証に使われているという。

MRゴーグルを装着したキッズの前には庭が現れ、積もった雪を除雪機でかいていく（左写真）。右が積雪に困っているバーチャルおばあちゃん”。「除雪してくれてありがとう〜」

ホンダのものづくりの原点を体感できる

「困っている人を技術で助けることが、ホンダ・パワープロダクツのお仕事です」とキッズに話す説明員の言葉はものづくりの原点。キッザニアの職業体験はさまざまな工作体験でもあるが、そもそも「何のために道具を作るのか」という大切なことを教えてくれ、身につけることができる貴重な体験なのだ。

ジャパンモビリティショー 2023は11月5日（日）まで開催されており、アウト・オブ・キッザニアは小学1年生から6年生までのキッズが保護者同伴で参加できる。チケットは平日500円、土日1000円。ぜひ参加してものづくりの原点の大切さを親子でいっしょに体験しよう！

【アウト オブ キッザニア イン ジャパン モビリティ ショー2023（ホンダブース）】

【アウト オブ キッザニア イン ジャパン モビリティ ショー2023（ホンダブース）】

【アウト オブ キッザニア イン ジャパン モビリティ ショー2023（ホンダブース）】