スズキVストローム800DEで行く、榛名/妙義山麓を越える旅〈前橋ICから佐久南IC〉
スズキのVストローム800DEは、オン/オフ両方の走りを楽しめる…という意を込めて”デュアルエクスプローラー”の名を冠する。今回はこの800DEとともに、悠久の刻を経て残る史跡や自然が創り出した圧倒的な造形を訪ねながら、群馬から長野まで抜けるコースを取材した。
●文/写真:モトツーリング編集部 ●BRAND POST提供:スズキ
爽快な榛名南麓スカイライン
関越自動車道の前橋ICで下りて前橋市街へ。まず立ち寄ったのが臨江閣(9:00~)。明治時代に建てられた国指定重要文化財の木造建築の迎賓館だ。近くには国登録有形文化財に登録されている1954年製造の稼働する日本最古の木馬がある遊園地もある。
そしてそのまま西に向かい上野国分寺跡に。8世紀に全国に建てられた官立寺院の一つで、当時は全国の国分寺の中では最大規模の60m超の七重塔が建っていたらしい。今は草っ原だが、往時の様子を想像してみるのも楽しい。近くには室町時代に建てられた後疋間宝塔や南北朝時代に造られた西国分石造薬師/日光/月光菩薩像などもある。
再び西へと向かい箕輪城跡へ。道中には矢原の石仏や市重要文化財の龍門寺の山門などがある。箕輪城は16世紀に同地の豪族の長野氏が築いた城で、江戸時代には徳川四天王の井伊直政が入った日本100名城にも選ばれている。
さて、箕輪城を後にして榛名南麓スカイラインに入る。榛名山の南麓を走るこの14.1kmの道は、北関東随一の果物産地を通ることからフルーツラインとも呼ばれていて、アップダウンの少ない中速コーナーが続く全線追越可の爽快路だ。
妙義山と荒船山
その後、南下して道の駅みょうぎで休憩し、妙義山麓を走る妙義山道路に入った。妙義山道路は低速コーナーが続く見通しの悪い道で、大型バイクで走るとストレスが溜まりやすいのが難点。日本三奇勝の妙義山の好眺望が望めるパノラマパーク、そして妙義公園第一駐車場と立ち寄り、国道254号線を右折して佐久方面へと向かった。
やがて岩肌が切り立った特異な山容の荒船山が見え、長野県に入り内山牧場へと向かう。そして内山牧場内のキャンプ場(完全予約制)に着くと、心地よい風が流れる中、荒船山の好眺望を望む事ができた。場内には100万本のコスモスが植えられ、9月中旬~下旬の開花時には絶景を望める。そして8月下旬頃になれば街道沿いにコスモスが咲く国道254号線(コスモス街道)を走り、内山峡、ぴんころ地蔵と立ち寄り、中部横断自動車道の佐久南ICより帰路に着いた 。
旅の相棒はスズキVストローム800DE
ツーリング中に不意に遭遇する未舗装路。普通は早く終わらないかとひたすら我慢して走るのだが、 Vストローム800DEに乗ってそのような道に出会うと思わずニンマリしてしまう。
スズキトラクションコントロールシステム/双方向クイックシフトシステム/電子制御スロットルシステムなどを含む最新のスズキインテリジェントライドシステムを備え、USBソケットやリヤキャリア、3段階に調節可のウィンドスクリーンなどを標準装備してツーリングが楽しめる。
新たに開発された775ccパラレルツインエンジンが秀逸で、特に常用使用域の4~6千回転では、アクセルレスポンスもリニアでエンジン音も静か。スズキクロスバランサーにより振動もとても少なく、高速での長距離走行や市街地でも全く疲れずに走れる。
そしてトラコンのG(グラベル)モードが素晴らしい! スリップを許容しつつ制御してくれるので、ダートでスライドを楽しみながら安心して走ることができる。これはダートでのスライド練習にももってこいだ。
高速をガーッと走って未舗装林道に行き、汗をかいて走って一杯のコーヒーを飲んだり、未舗装部がある酷道などをアタックして秘境に行く…というようなツーリングが良く似合う、まさにデュアルエクスプローラ-(DE)なアドベンチャーバイクだ。
※本記事はスズキが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。