カワサキ ニンジャH2 SX SE+試乗インプレッション【超高性能がより快適で身近に】
強烈なスーパーチャージドエンジンの加速フィール。カワサキ ニンジャH2 SX SE+は、唯一無二のエキサイトメントに加えて、高次元の快適性と扱いやすさを両立。電子制御サスペンションや高品位装備は決してダテじゃない!
●試乗:丸山 浩 ●まとめ:高橋剛 ●写真:長谷川徹 ●BRAND POST提供:カワサキモータースジャパン
刺激的な怒濤の加速と快適性を高次元で両立
過給器付きエンジンはテンションが上がる。ある回転域から吸気が加圧され、グワッとパワーが盛り上がるフィーリングは、シンプルに言って楽しい。
カワサキ ニンジャH2シリーズに搭載されているのは、メーカーが威信を懸けて開発したスーパーチャージドエンジン。エキサイティングな加速フィールは文句ナシだ。ただ、H2カーボンやH2Rは、あまりに強烈。ライダーにそれなりのスキルを求めるのも確かだった。
そこへきて、スポーツツアラー要素を持たせたニンジャH2 SX SEは、スーパーチャージドエンジンらしい加速力はそのままに、文字通りツーリングも快適にこなせるだけの扱いやすさを兼ね備えている。
また、H2カーボンやH2Rは相当なハイパフォーマンスとそれなりの高価格で乗り手を選んでいるが、ニンジャH2 SX SEはなんと250万円を切る価格。並み居るスーパースポーツモデルとほぼ同等だ。
さらにニンジャH2 SX SE+は、スポーツツアラーのフラッグシップモデルとして、電子制御サスペンション/ブレンボ製モノブロックブレーキキャリパー/クルーズコントロール/フルカラーTFT液晶メーター/ブルートゥースによるスマートフォンとの接続機能など豪華装備をおごり、所有感を存分に満たしてくれながらも、282万7000円。内容を考えればリーズナブルとさえ言いたくなる価格設定だ。
実際に試乗してみると、パワーがより低速域に振られており、扱いやすさを増している。電子制御サスペンションの恩恵も大きい。”扱いやすい”とは言っても、そこは200ps。車体まわりもヤワでは持ちこたえられない。サスも硬めの方向性になってしまう。
だが、公道走行の多くの場面では、サスはソフトな方がいい。低速からスッとサスが動いてくれた方が接地感が得やすく、もちろん乗り心地も良好だからだ。その一方、高速道路やワインディングロードなどでスーパーチャージドエンジンのパワーを楽しむには、ダンパーがしっかり利いてほしい。
ニンジャH2 SX SE+の電子制御サスペンションは、このワガママをしっかりと満たしてくれる。状況に応じて自動で減衰力が変化するため、快適性とスポーツ性が高いレベルで同居していることが確認できた。雨中走行でも安心感は高かった。
走りの面では、ブレンボ製キャリパーも利いている。タッチはソフトで扱いやすいのに、握ったら握った分だけ制動力が高まるリニアリティは、さすがブレンボといったところだ。
ニンジャH2 SX SE+は「多くのライダーに、スーパーチャージドエンジンの素晴らしさを楽しんでもらいたい」というカワサキの姿勢の表れ。私も同じ思いだ。このエンジンを一部のライダーだけのものにするのは、実にもったいない。ニンジャH2 SX SE+の電子制御サスペンションや高品質な装備は、スーパーチャージドエンジンをより身近な存在にしてくれている。
ニンジャH2 SX SE+ モニターキャンペーン応募受付中(5/31まで)
- 応募内容
キャンペーン応募者の中から、抽選で1名の方にニンジャH2 SX SE+モニター体験を提供。さらにニンジャH2 SX SE+での素敵な旅をサポートする、ガソリンプリペイドカード2万円分をプレゼント。 - キャンペーン期間
~’21年5月31日(月) - モニター期間
’21年7月1日(木)~7月31日(土) - 応募資格
日本国内にお住まいで、モニター車両を運転可能な免許(大型自動二輪MT免許)を有する方。モニター車両貸出期間中、車両の保管場所を確保できる方。ツーリングあるいは、通勤/通学その他日常用途等にモニター車両を使用できる方。 - 抽選/当選発表
厳選な抽選の上、当選者を決定いたします。当選発表は’21年6月中旬を予定。
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- 2021/05/13
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