
梅雨に入ったと思ったらいきなりの猛暑……。それでもバイクに乗りたいのがライダーというものかもしれない。ツーリングにハマってしまったら、行きたい場所なんてたくさんある! そんなあなたにお贈りしたいのが、全国の絶景ツーリングロードだ。今回はAIのチカラを借りてランク付けしてみたぞ!
●文:ヤングマシン編集部 ●写真YM Archive、モトツーリング
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ!
「次のツーリングは、どこへ行こう?」
そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。
……いや、そもそもティア表って何よとお思いでしょう。
「ティア表(Tier List)」とは、ゲームから生まれた最強ランキングで、特定のジャンルにおいて、キャラクターやアイテム、デッキなどを強さや性能の順にランク付けした一覧表のこと。もともとは英語の「Tier」(階層、等級)から来ており、主にビデオゲームの世界で広く使われるようになったという。単なる「強さ」だけでなく、そのキャラクターや戦術の「流行度(使用率)」を指す側面もあったが、現在は一般的に「ティアが高い」=「強い」という認識で広く使われている(らしい)。
そんなわけで、一部で流行っているという噂のティア表を、AIのチカラを借りて作成してみたのが今回の企画。
北海道の果てしない道から、九州の雄大なカルデラ、そして首都圏から気軽に駆け抜けられる峠道まで、日本全国に点在する珠玉のルートの中から、特に人気の高い場所を(AIが)厳選。
評価の基準は「息をのむ絶景」「心躍る走りの楽しさ」「アクセスの良さ」、そして「そこでしか得られない体験価値」。ライダーならではの視点と、ほんの少しの独断をスパイスに、Sランクの“神”エリアからユニークな目的地までランク付けしている。
この表が、あなたの次のツーリング計画を立てる最高の相棒となり、まだ見ぬ景色への扉を開くきっかけになれば幸いだ。地図とこのティア表を広げて、最高の旅を計画してみてほしい。
※もちろん、これはあくまでもひとつの指標。あなたのバイクや走り方の好み、そして何より「その日の気分」で最高の場所は変わるはずだ。安全運転で、素敵なバイクライフを楽しもう!
Tier S[ランク:神]
阿蘇 (ミルクロード、やまなみハイウェイ等)
ミルクロードをはじめ、阿蘇を囲む全ての道がまさに絶景。日本に生まれて良かったと心から思える、全ライダーが目指すべき絶対的な聖地です。
大分県 やまなみハイウェイ
志賀草津道路 (渋峠含む)
標高2,000m超の雲上を走る、非日常感の塊。荒涼とした火山風景とパノラマビューは、訪れるライダーに強烈なインパクトを与えます。「日本国道最高地点」はマスト。
長野県/群馬県 志賀草津道路
ビーナスライン
美しい高原、雄大なアルプス、リズミカルなコーナー。景色と走りの楽しさが完璧に融合した、爽快感No.1のスカイライン。何度走っても飽きません。
長野県 ビーナスライン
伊豆スカイライン
富士山と海を両脇に望みながら、尾根を駆け抜ける快感。首都圏からのアクセスも抜群で、走りごたえも景色も一級品。多くのライダーが愛する「走るための道」です。
静岡県 伊豆スカイライン
八幡平アスピーテライン
春の「雪の回廊」は、他の道では絶対に味わえない唯一無二の感動体験。季節を変えれば新緑や紅葉も素晴らしく、ポテンシャルの塊です。
岩手県・秋田県 八幡平アスピーテライン
四国カルスト
辿り着くまでの苦労が報われる、天空の楽園。日本離れした雄大なカルスト台地を貫く一本道は、忘れられないツーリング体験を約束してくれます。
愛媛-高知 四国カルスト公園縦断道
Tier A[ランク:最高]
宗谷岬 & 日本海オロロンライン
「最果て」を目指すロマンと、どこまでも続く直線。利尻富士を横目に走るオロロンラインの時間は、北海道ツーリングのハイライトであり、最高の贅沢です。
北海道 オロロンライン
奥多摩周遊道路
首都圏から最も手軽にアクセスできる本格ワインディング。走り好きのライダーが集う、まさに「峠の聖地」。四季折々の自然も楽しめます。
千里浜なぎさドライブウェイ
バイクで波打ち際を走る、という夢のような体験。特に夕暮れ時は、言葉を失うほどの美しさ。能登半島ツーリングとセットで最高の思い出に。
石川県 千里浜なぎさドライブウェイ
いろは坂
48のカーブを攻略する達成感と、紅葉シーズンの圧倒的な絶景。バイクの性能とライダーの腕前が試される、テクニカルで楽しい道です。
Tier B[ランク:良い]
筑波山 (パープルライン)
都心からのアクセスが良く、走り応えのある峠を手軽に楽しめるのが魅力。関東平野を見下ろす景色も素晴らしく、週末のショートツーリングに最適。
三浦半島 / 房総フラワーライン
潮風を浴びながら海岸線をのんびり流す、シーサイドツーリングの定番。美味しいグルメも豊富で、気軽な気分転換にぴったりです。
秋川渓谷
都心からすぐの場所にある「東京のオアシス」。奥多摩への玄関口として、また渓谷でのんびり過ごす目的地としても非常に優秀です。
Tier C[ランク:目的地として]
ひたち海浜公園 / 巾着田
ネモフィラや彼岸花など、特定の季節に圧倒的な景色を見せてくれる場所。「この景色を見るために走る」という明確な目的があるツーリングに。
とっとパーク小島
海に突き出た桟橋と愛車を一緒に撮れる、関西の有名な映えスポット。走る場所ではないですが、ここを目指すこと自体が楽しいツーリングになります。
吹割の滝
「東洋のナイアグラ」は迫力満点。ツーリング途中の立ち寄りスポットとして、旅の良いアクセントになります。赤城山や日光と組み合わせるのがおすすめ。
Tier D[ランク:特殊枠]
海ほたる
走る道ではなく、海に浮かぶ休憩所。しかし、360°の海上パノラマや夜景は、ここでしか見られない特別なもの。ツーリングのドラマを演出してくれます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ツーリング)
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
奈良県からスタート! 北海道から九州まで全国で増加中の「カブの駅」 突然ですが、皆さん、『カブの駅』ってご存知ですか?現在、1200カ所以上登録されている『道の駅』はツーリングの集合場所や休憩スポット[…]
様々な日本の峠を網羅! ワインディングロードを抜け、視界いっぱいに広がる紅葉の絶景を走り抜ける。そんな瞬間こそ、秋のツーリングの醍醐味のひとつではないでしょうか。 ここで紹介する書籍「全国2954峠を[…]
芦ノ湖スカイラインとは? バイク乗りに人気の理由 富士山の麓に点在する富士五湖のひとつ、芦ノ湖は箱根の人気観光地ですが、湖の西側の尾根に沿って通じているのが芦ノ湖スカイラインです。 全長約10.7km[…]
霊山を巡る中部日本トライアングルルート 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山の3つの頂を巡るツーリングラリーだ。このルートは「中部日本トライアングルルート[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
原付の排気量区分は? 原付には、50ccまでの原付一種と51ccから124ccまでの原付二種があり、一般的に原付と言うと50ccまでを指すことがほとんど。今回の記事でも特に表記がないがきり原付一種を原[…]
白バイ隊員の主な装備 オートバイが好きな方であれば一度は、白バイの装備や白バイ隊員の制服ってどうなっているんだろうって思ったことがあるのではないかと思います。私も警察官になる前は興味津々で、走っている[…]
空想をも現実化するリアルなライドフィーリング しげの秀一氏により1983年から1991年にかけて週刊少年マガジンで連載され、当時のオートバイブームの火付け役となった伝説の漫画「バリバリ伝説」。そこで描[…]
軽量ハイパワー400cc「DR-Z4S/DR-Z4SM」が最新装備で復活 スズキが新型デュアルパーパスモデル「DR-Z4S」と、スーパーモトモデル「DR-Z4SM」の日本導入を正式発表。2025年10[…]
ニンジャH2 SX SE 2026年モデル発売! スーパーチャージャー搭載のスポーツツアラー「Ninja H2 SX SE」の2026年モデルが、2025年11月1日に発売。おもな変更点は、カラー&グ[…]
人気記事ランキング(全体)
空冷エンジンのノウハウを結集【カワサキ GPz1100[ZX1100A]】 航空機技術から生まれたハーフカウルとレース譲りのユニトラックサスを装備。デジタルフューエルインジェクション効果を高めるために[…]
月内発売:SHOEI 「GT-Air 3 AGILITY」 優れた空力特性とインナーバイザーを兼ね備えたSHOEIのフルフェイスヘルメット「GT-Air3(ジーティーエア スリー)」に、新たなグラフィ[…]
背中が出にくい設計とストレッチ素材で快適性を確保 このインナーのポイントは、ハーフジップ/長めの着丈/背面ストレッチ素材」という3点だ。防風性能に特化した前面と、可動性を損なわない背面ストレッチにより[…]
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
最新の投稿記事(全体)
マイノリティ好きにはたまらない2スト250で3気筒、走りに刺激はなかったけれど海外でもファンが少なくなかった! カワサキが世界進出の勝負球として、500ccで2ストローク3気筒のマッハIIIをリリース[…]
プロテクター標準装備の冬用ライディングジャケット 一見するとカジュアルなパーカスタイルだが、中身は本格的なウインタージャケットである。本商品は、胸/肩/ひじ/背中の4部位にプロテクターを標準装備してお[…]
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
第一世代登場は20年も前! まず最初に言っておこう。”喰わず嫌いしていると時代に取り残されてしまうぞ。いずれほとんど自動クラッチに置き換わっても不思議ではないのだ”と。なぜそこまで断言できるかというと[…]
原付の排気量区分は? 原付には、50ccまでの原付一種と51ccから124ccまでの原付二種があり、一般的に原付と言うと50ccまでを指すことがほとんど。今回の記事でも特に表記がないがきり原付一種を原[…]
- 1
- 2










































