
ホンダがヨーロッパを舞台に本気で遊ぶカスタムの祭典「Hondacustoms」が、2025年もフランスのサーフ&バイクカルチャーの聖地「Wheels and Waves」に帰ってきた。すでにW&Wは終了したが、専用サイトで投票を受け付け中だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:hondacustoms.com
- 1 『Wheels and Wavesフェスティバル』にカスタムマシン×11車を展示
- 2 1. The Rocket Lion(スペイン):骨太ロケットカウルの王道カフェ
- 3 2. Clubman TT(スペイン):70’sストリートレーサー風
- 4 3. Miranda(スペイン):女子力全開!? 本気のレトロポップ!
- 5 4. MBX350(スペイン):まさかの80’sを完全再現!
- 6 5. Mia(ポルトガル):HRCカラー! ポルトガル流正統派カフェレーサー
- 7 6. Okira(フランス):走る芸術?! ファッションとバイクの異次元コラボ
- 8 7. Silver Bullet(英国):本気の”英国魂”カフェレーサー
- 9 8. FTR350(英国):ダートの匂いがプンプン! 無駄を削ぎ落とした本気トラッカー
- 10 9. Swiss Wing(スイス):翼を授ける!? 航空機マニアも唸る異色カスタム
- 11 10. Hachimaan(イタリア):八幡様?! サルデーニャの鬼才が生んだ、神の名を冠する和ボバー
- 12 11. GRAND (B)RIX(ドイツ):黒×金は正義! ドイツ流・漆黒のステルスレーサー
- 13 おまけ──SANDCASTほか
『Wheels and Wavesフェスティバル』にカスタムマシン×11車を展示
6年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)、過去にはCB1000Rやレブル、CL250/CL500、モンキー&ダックスといった人気モデルがベースとなり、毎回ユニークなカスタムマシンを生み出してきた。そして2025年、前年秋のEICMAでついに欧州への進出を果たしたホンダのレトロシングル「GB350S」が主役へと躍り出た。
2025年6月11日~15日にフランスのバスク地方ビアリッツで開催された『Wheels and Wavesフェスティバル』に、スペイン、ポルトガル、フランス、イギリス、スイス、イタリア、ドイツの7か国から集った腕利きビルダーたちの手による11台のカスタマイズドGB350Sが集結。もはや原型を留めない(!?)驚きの姿に大変身したものもあるぞ!
Wheels and Waves 2025
勝者を決めるのは、ユーザーやファンによる一般投票だ。壁紙などをダウンロードすることもできる公式サイト「hondacustoms.com」でのオンライン投票で、ヨーロッパNo.1のカスタムGB350Sが決定される。投票は2025年8月31日(欧州時間)まで受付中、優勝マシンは集計後に発表される。
ちなみに、このコンテストの人気は年々高まっていて、2024年の夏にはホンダのミニバイクシリーズを対象とした「hondacustoms.com」に2万5500人以上が訪れ、前年比では18%増加したという。
以下、11台のGB350S(一部はGB350Sに全く見えない……)を紹介していこう。各車の文末のカッコ内はカスタムビルダー名だ。
1. The Rocket Lion(スペイン):骨太ロケットカウルの王道カフェ
往年のホンダGPマシン「RC181」を彷彿とさせるフロントカウルと、レーサーばりのライポジを生むシートカウル。ホンダを知り尽くしたディーラーが放つ王道の1台だ。チタンパーツや古色を帯びた特大ロゴなど、ディテールへのこだわりも深い。スペインとポルトガルのディーラーたちによる「Honda Garage Dreams Contest」の覇者。(Honda Motor Center León)
2. Clubman TT(スペイン):70’sストリートレーサー風
短いクリップオンハンドルとショートテールによる、1970年代のストリートレースシーンから飛び出してきたような低く構えたシルエットが特徴的。ブラックアウトされたショットガンマフラーが単気筒の鼓動を増幅。マン島の海と森をイメージしたという、見る角度で色が変わるマジョーラ風カラーも必見だ。(Mallorca Motos)
3. Miranda(スペイン):女子力全開!? 本気のレトロポップ!
ヴィンテージバイクの反抗的で自由な精神に敬意を表した「Miranda」は、プロジェクトリーダーの7歳の娘にちなんで名付けられたカスタムマシン。女性だけのチームによって制作され、白×キャンディピンクのカラーリングが超キュート。でも、Arrow管にYSSサスと走りの装備はガチ。見た目と性能を両立させたクールな1台だ。(Honda Motorsport Las Rozas)
4. MBX350(スペイン):まさかの80’sを完全再現!
1980年代の2スト小僧なら誰もが涙するであろう、MBX80(日本ではMBX50のほうがメジャー)のスタイルをGB350Sで完全再現! 角張ったスタイリング、Pro-Linkステッカー(2本サスだけど!)、そして懐かしのTaviチャンバー(風マフラー)まで──。その発想と再現度には脱帽せよ!(Servihonda Málaga)
5. Mia(ポルトガル):HRCカラー! ポルトガル流正統派カフェレーサー
HRCトリコロールをまとったフロントカウルがレーシーな雰囲気を醸し出す、正統派カフェ。ブラックアウトされた車体とワイヤースポークホイール(チューブレスタイヤ対応)がレトロ感を加速させる。リヤカウルで微妙にグラデーションするストライプなど、色彩センスが光る。(TubaisMoto)
6. Okira(フランス):走る芸術?! ファッションとバイクの異次元コラボ
パリのファッションデザイナーとタッグを組んだ、まさに「乗れるアート」。売れ残りのアパレルや過去のレースギアをアップサイクルしてマシンと衣装を製作するという試みだ。レザーをふんだんに使ったHRCカラーのパッチワーク、タイヤに被ってますけど……。(Ruleshaker)
7. Silver Bullet(英国):本気の”英国魂”カフェレーサー
これぞ真のブリティッシュ・カフェレーサー! 流麗なノーズコーン、アルミ地のタンク、しなやかなシングルシートカウル、そしてセパハン&バックステップが織りなす戦闘的なフォルム。タイヤはまさかのレーシングスリックだ。「シルバーブレット=銀の弾丸」の名に恥じない、走りも本気の1台だ。(Farnham Honda)
8. FTR350(英国):ダートの匂いがプンプン! 無駄を削ぎ落とした本気トラッカー
フラットトラックレーサーからインスピレーションを得た1台だ。ヘッドライトをゼッケンプレートに替え、ワイヤースポークホイールを装着。余計なものをすべて削ぎ落としたミニマルなスタイルが潔い。アップタイプのシートにCR Racefit管を装着したハイマウントマフラーで、パフォーマンスへの本気度もアピール。(Vertu Honda)
9. Swiss Wing(スイス):翼を授ける!? 航空機マニアも唸る異色カスタム
Honda Moto SwitzerlandとPellicari Designのコラボレーションから生まれ、航空力学をイメージ。リベットやルーバー、独特なデザインのフルカバードホイールなど、航空機を思わせる(!?)ディテールが満載だ。スプリング付きのソロシートの下には、なぜかデュアルマフラーが鎮座する。(Pellicari Design)
10. Hachimaan(イタリア):八幡様?! サルデーニャの鬼才が生んだ、神の名を冠する和ボバー
2022年の覇者が再び降臨。日本の神道の戦いの神「八幡」の名を冠したマシンはシンプルな美しさを追求し、なんとハードテール化されたジャパニーズボバースタイルに。ピーナッツタンクにスーサイドシフター(!)と、やりたい放題だ。なんでもいーのよ、カッコよければ……という精神が潔し。(MAAN Motocicli Audaci)
11. GRAND (B)RIX(ドイツ):黒×金は正義! ドイツ流・漆黒のステルスレーサー
黒と金の組み合わせは、やっぱり正義! 質実剛健なドイツが生み出したのは、フロントをローダウンし、よりアグレッシブなスタンスを手に入れたステルスレーサー。ブラックアウトされた車体にゴールドのアクセントが効いている。ヒートラップ付きのエキゾーストが、単に綺麗なだけじゃないスタイルの調和を生み出している。(Sporty Bike)
おまけ──SANDCASTほか
SANDCASTは砂で作られたオブジェで、@stephen_lozzaの手によるもの。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(GB350シリーズ)
Eクラッチ普及計画が進行中! Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携 ホンダは「第42回 大阪モーターサイクルショー2026」、「第53回 東京モーターサイクルショー2026」、「第5回 名古屋モ[…]
ロー&ロングスタイルに一目惚れ 現在34歳となる勝彦さんはバイク歴18年のベテランライダー。ですがこれまで乗ってきたのは全てスクーターで、約10台ほど乗り継いできました。ツーリングなどはあまりせず、基[…]
ライター中村(左)とカメラマン柴田(右)で現行と初代のGB350を比較 予想以上に多かったGB350の初代と2代目の相違点 「あら、エンジンフィーリングが変わった?」2025年9月、車種専門ムック「G[…]
バイク歴20年、公道歴3年 川井選手はモトクロスではCRF150R、公道ではCB250Rに乗っている現在23歳のプロモトクロスライダー。4歳の頃にモトクロスを始めて、きっかけは通りすがりに小さい子がモ[…]
GB350の年式別の乗り味を比較してみます 2021年に発売を開始したホンダGB350。2023年と2025年にマイナーチェンジを行っていますが、その乗り味はどんな風に変わっているのか、初期型GB35[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | カスタム&パーツ)
色褪せない魅力で進化を続ける「CT125ハンターカブ」 スーパーカブシリーズのなかでも、ひときわ異彩を放つアウトドアマシン「CT125ハンターカブ」。2020年の登場以来、その人気は留まるところを知ら[…]
終わらないハンターカブの進化と魅力 2020年の初代モデルの登場以来、CT125ハンターカブの魅力は留まることを知らない。 先日発表された2026年モデルでは、初代で人気を博した「マットフレスコブラウ[…]
Type Fが提示する圧倒的なワイド&ロースタイル トライクの創造から製造までを一貫して手がけているGORDON。「クオリティ&オリジナリティ」というポリシーを掲げており、ドイツ的な頑固な主張とアメリ[…]
鏡面仕上げのアルミパーツとツヤのある塗装がおごられたトライアル車って? バイクいじり好きの筆者・小見が、日頃から修理や改造でお世話になっている溶接会社が東京都葛飾区堀切にある。発電所の基礎ボルトや産業[…]
現代に蘇った究極のアウトドアマシン、CT125ハンターカブの軌跡 CT125ハンターカブは、2020年6月26日にスーパーカブシリーズの「リバイバルシリーズ」第3弾として誕生した。スーパーカブC125[…]
人気記事ランキング(全体)
簡単取り付けで手間いらず。GPS搭載でさらに便利に バイク用品、カー用品を多数リリースするMAXWINが開発したヘルメット取り付け用ドライブレーコーダー「MF-BDVR001G」は、ユーザーのニーズに[…]
型崩れを防ぐEVA素材と整理しやすい内部構造 布製のサドルバッグにおける最大の欠点は、荷物が入っていない時に形が崩れ、見た目が損なわれることにある。しかし、本製品はマットフィルムとEVAハードシェル素[…]
スーパースポーツの魂を宿した優美なる巨躯「CB1000F」 ホンダのプロダクトブランド「CB」の頂点として君臨する新型CB1000F。その最大の魅力は、なんといっても歴代CB750Fを彷彿とさせる流麗[…]
初代バットサイクルはヤマハの250バイクがベース 今回ご紹介するのは1966年に全米で放送されたバットマンのテレビドラマシリーズに登場したバイク。その名も「バットサイクル」と呼ばれる側車付きバイク、い[…]
YKKと組んだ“固定力革命”。ねじれに強いPFバックルの実力 今回のシェルシリーズ刷新で最も注目すべきは、YKKと共同開発したPF(ピボットフォージ)バックルの採用だ。従来の固定バックルは、走行中の振[…]
最新の投稿記事(全体)
【背景】三ない運動が交通事故の要因になっていた!? 公共交通が不便な地域が多いこともあって1世帯あたり約1.5台以上のマイカーを保有し、またスバルの工場も点在することから自他ともに認める“車王国”とい[…]
スキルアップから大型デビューまで、ライダー必見のイベント目白押しだ! 那須モータースポーツランドでは、毎年数々のイベントを開催!日頃の安全運転に役立つ「ライディングスクール」や、普通自動二輪免許で大型[…]
NMAX155が装備している電子制御CVT“YECVT”とはなんぞや? エンジン回転域で吸気バルブのカムプロフィールを切り替えるVVAやアイドリングストップ、トラクションコントロールシステムなどなど。[…]
7.3リッターとなる心臓部はコスワースがカスタマイズ 今でこそアストンマーティンの限定車はさほど珍しくもありませんが、2000年代初頭、すなわちフォード傘下から放り出された頃の彼らにとってスペシャルモ[…]
17台のみのレーサーベースは売れ行きパッとせず⁉ ポルシェ924は1976年の販売開始から、924S がラストモデルとなった1988年まで生産されるというロングライフでした。すると、ポルシェの場合スポ[…]
- 1
- 2






































































































































