
2025年も5月となり、すっかりツーリングシーズンが到来。この機会に乗り換えを検討している方々に向けて、今月発売の国内モデルを紹介しちゃうぞ! ヤマハの新車攻勢おそるべし。
●文:ヤングマシン編集部
5/12発売:ヤマハ「シグナス グリファス」37万4000円
水冷ブルーコアエンジンを搭載したヤマハの原付二種スクーターで、水冷124ccのブルーコアエンジンにより、スポーティかつ俊敏な走りが特長だ。エンジンには、パワーと燃費を両立するVVA(可変バルブ)や、静粛で振動の少ない始動を実現するSmart Motor Generator systemが採用されている。
2025年モデルのおもな変更点は、新色として鮮やかなイエロー(ビビッドイエローソリッド2)が追加されたこと。この新色イエローにはブラックのロゴとエンブレムがあしらわれている。既存色のブルー、ホワイト、ブラックは継続販売。価格は37万4000円で、2023年6月のカラーチェンジ以降、3年連続での価格据え置きとなっているというのもうれしいポイントだ。
【YAMAHA CYGNUS GRYPHUS】主要諸元■全長1935 全幅690 全高1160 軸距1340 シート高785(各mm) 車重125kg ■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 12ps/7000rpm 1.1kg-m/6000rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量6.1L ■タイヤサイズF=120/70-12(チューブレス)R=130/70-12(チューブレス)●色:黄、青、白、黒 ●価格:37万4000円 ●発売日:2025年5月12日
イエローボディにブラックのロゴ&エンブレム! ヤマハは、水冷124ccのブルーコアエンジンを搭載した原付二種スクーター「CYGNUS GRYPHUS(シグナス グリファス)」にニューカラーのイエロー([…]
5/16 5/30発売:ヤマハ「MT-10/SP」192万5000円〜
MTシリーズのフラッグシップ、「MT-10 ABS」と「MT-10 SP ABS」がそれぞれ5/16、5/30に発売。このモデルは、YZF-R1直系の4気筒エンジンを低中速寄りに仕立て直し搭載していることで知られており、αlive ADを応用した官能的な吸気サウンドが特長だ。ヤマハ初採用の可変速度リミッターYVSLや、上下対応となったクイックシフターなども装備。上位モデルのSPにはオーリンズ製電子制御サスペンションも搭載されている。
2025年モデルでは、MT-10にライトブルーのホイールを採用した新色マットライトグレーが設定された。ブルーとマットダークグレーは継続販売、上級グレードのSPはシルバーが継続となる。シグナス同様、こちらも価格が2023年のモデルチェンジ以降、3年連続で据え置かれている。
【YAMAHA MT-10 ABS】主要諸元■全長2100 全幅800 全高1165 軸距1405 シート高835(各mm) 車重212kg ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 166ps/11500rpm 11.4kg-m/9000rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:明灰、青、艶消し暗灰 ●価格:192万5000円 ●発売日:2025年5月30日
【YAMAHA MT-10 SP ABS】主要諸元■全長2100 全幅800 全高1165 軸距1405 シート高835(各mm) 車重214kg ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 166ps/11500rpm 11.4kg-m/9000rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:銀 ●価格:218万9000円 ●発売日:2025年5月16日
YZF-R1シリーズ直系の4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツネイキッド ヤマハは、同社の最高峰スーパースポーツ「YZF-R1」のエンジンを低中速寄りに仕立て直して搭載した『MTシリーズ』のフラッ[…]
5/22発売:ヤマハ「MT-09 Y-AMT」136万4000円
先行して4月に発売された「MT-09 ABS」に続いて、「MT-09 Y-AMT ABS」の2025年モデルも発売。特長であるY-AMTは、クラッチ操作やシフトペダルを不要とし、手元のスイッチでマニュアルシフト(MTモード)または自動変速(ATモード)を選択可能な新技術だ。
このY-AMT仕様なら、大型二輪AT限定免許で運転が可能 。その他、ブレンボ製ラジアルマスターシリンダーや5インチTFTメーター、クルーズコントロールなど、2024年のモデルチェンジで大幅に強化された装備や機能を引き継いでいる。
2025年モデルの変更点は、新たにマットライトグレーメタリック4が新色として設定されたこと。この新色は従来のダークブルーイッシュグレーメタリック8に置き換わっており、ディープパープリッシュブルーメタリックCとマットダークグレーメタリック6は継続販売される。価格は2024年モデルから据え置きだ。
【YAMAHA MT-09 Y-AMT】主要諸元■全長2090 全幅820 全高1145 軸距1430 シート高825(各mm) 車重196kg ■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:艶消し灰、青、艶消し暗灰 ●価格:136万4000円 ●発売日:2025年5月22日 ※従来色は継続販売
2024年にモデルチェンジ&Y-AMT仕様追加、最新カラーは1色のみ入れ替えで登場 ヤマハは、2024年4月・9月に発売した新型「MT-09」「MT-09 Y-AMT」に新色のマットライトグレーを追加[…]
5/28発売:「トレーサー9 GT+ Y-AMT」198万円
ヤマハの新型クロスオーバーツアラー「トレーサー9 GT」に最上級グレードが登場。自動変速機構Y-AMTを標準装備しており、クラッチ・シフトペダル操作が不要になっている。手元スイッチでマニュアル操作と自動変速を選べるというのもポイントだ。
またこれまでのグレードにはなかった、ミリ波レーダーを基盤としたライダー支援システムを新搭載。これにより、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、ACCと連携する電子制御サスペンション、ユニファイドブレーキシステム(UBS)、前方衝突警告、死角検知機能などを実現。
さらに、モーターサイクルとして世界初採用のアダプティブマトリックスLEDヘッドライト、7インチTFTディスプレイ、集中ロック可能なスマートキーシステムなど、先進装備が満載だ。
【YAMAHA TRACER9 GT+ Y-AMT】主要諸元■全長2175 全幅900 全高1440 軸距1500 シート高845/860(各mm) 車重232kg ■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:黒×青、暗青 ●価格:198万円 ●発売日:2025年5月28日
GT+にはY-AMTを標準装備 ヤマハは、今夏発売と予告していた新型「TRACER9 GT+ Y-AMT」を2025年5月28日に発売すると正式発表。今世代のトレーサー9 GTシリーズでモーターサイク[…]
5/30発売:ヤマハ「YZF-R1」253万円
ヤマハが誇るフラッグシップスーパースポーツモデルが「YZF-R1」だ。2025年3月に発売された上級グレードYZF-R1Mに続き、スタンダード仕様が2025年5月30日に発売される。両モデルに共通する特長としては、MotoGPマシンにインスパイアされたカーボン製ウイングレットの装備と、グリップ・ホールド性を高めた新シート表皮の採用が挙げられる。
スタンダード仕様のYZF-R1には、2025年モデルで新たに新作のKYB製フロントフォークと、ブレンボ製Stylemaフロントブレーキキャリパーおよびラジアルマスターシリンダーが採用された。エンジンに変更はなく、カラーリングは新色が設定される。
【YAMAHA YZF-R1】主要諸元■全長2055 全幅690 全高1165 軸距1405 シート高860(各mm) 車重203kg ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 200ps/13500rpm 11.5kg-m/11500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:青、艶消し灰 ●価格:253万円 ●発売日:2025年5月30日
R1とR1Mで変更内容は異なる ファイナルエディションが登場しそうとか、スーパーバイク世界選手権でのパフォーマンス向上のためモデルチェンジするのではないかなどさまざまな情報(憶測?)が飛び交っていた「[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
日本が誇る雄大な自然を体感する一大ツーリングイベント 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山という3つの頂を巡る壮大なツーリングイベントだ。石川、富山、静岡[…]
【Honda×ccilu】バイク乗りのための軽量防水シューズ ホンダとシューズブランド「ccilu」がコラボした、バイク乗りのための軽量防水シューズが登場。独自素材「ccilucell」で驚きの軽さと[…]
ドラマの熱を受けて6年ぶりの精進湖涼湖祭を8月4日(月)に開催 脚本のバカリズム&主要キャストからも特別応援メッセージが!! 涼湖祭の復活を祝して、脚本のバカリズムさん、主演の市川実日子さん、[…]
※写真はSHOEI Gallery FUKUOKA SHOEIは2025年9月12日、同社のヘルメットをフルラインナップ展示する公式ショールーム「SHOEI Gallery SAPPORO」を北海道札[…]
1位:ホンダ新「ゴリラ125」登場【海外】 モンキー125をベースにした「ゴリラ125」が、タイでプロトタイプとして登場。鉄製12L(リットル)のビッグタンクに鋲打ちシートは、まさに往年のゴリラそのも[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
WMTCモード燃費×タンク容量から航続距離を算出してランキング化 この記事では、国内4代バイクメーカーが公表しているWMTCモード燃費と燃料タンク容量から算出した1給油あたりの航続可能距離を元に、12[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
当時の表記はみんな“並列だった” 現在のヤマハ大型モデルの主軸となるパワーユニットといえば3気筒エンジン。MT-09やトレーサー9GTに搭載されているこのエンジンはDOHC水冷3気筒888cc、120[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
懐かしの四角ライトに極太のブロックタイヤ 1987年に発売されたやまは「TW200」は、フロントに130/80-18、リヤには180/80-14という極太タイヤを履いたファットなオフロードスタイルで人[…]
人気記事ランキング(全体)
フリーズテック史上最高の冷感「氷撃α」シリーズ フリーズテックから登場した「氷撃α」長袖クルーネック冷感シャツは、シリーズ史上最高の冷感性能を誇る最新モデルです。生地表面に特殊な冷感プリント加工を施す[…]
ヘルメット装着で手軽に使えるバイク専用ドラレコ 「MiVue MP30Gps」は、バイクヘルメットに直接取り付けられるドライブレコーダー。これまでの車体取り付け型と違い、視界や操作性を損なわずに取り付[…]
ホンダCB1000F SE コンセプトの姿はこれだ! 7月11日、ホンダは鈴鹿8耐会場内のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプトを世界初披露すると突如宣言した。 同リリースでは真横からのシ[…]
空冷四発の最終形態……CB-F最後の1年を飾る1100F[1983年] 多くのライダーが憧れる究極のフラッグシップであるCB1100Rの技術をフィードバックした、CB-Fシリーズの最終形態。 エンジン[…]
4つの冷却プレート&ペルチェ素子で最強の冷却力を実現 「ペルチェベスト」は、業界最先端の半導体冷却技術を採用し、前後4か所に冷却プレートを搭載した新発想の冷却ウェアです。小型冷蔵庫にも使われるペルチェ[…]
最新の投稿記事(全体)
市販車とは異なる巨摩 郡の魂 CB750F 漫画『バリバリ伝説』を知る者ならば、主人公・巨摩 郡(こま ぐん)の愛機といえば、即座にあのホンダCB750Fを思い浮かべることだろう。当時のバイクブーム真[…]
街乗りで乗り比べてみると、R15とR25はどこが違って感じるのか!? 両車とも軽二輪クラスで、“車検がなく、維持しやすくて高速OK!”というキャラクターは一緒なR15とR25。気になるのは155ccと[…]
日本が誇る雄大な自然を体感する一大ツーリングイベント 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山という3つの頂を巡る壮大なツーリングイベントだ。石川、富山、静岡[…]
【Honda×ccilu】バイク乗りのための軽量防水シューズ ホンダとシューズブランド「ccilu」がコラボした、バイク乗りのための軽量防水シューズが登場。独自素材「ccilucell」で驚きの軽さと[…]
スタートは自転車用のチェーン製造だった エンジンのシリンダーの中でピストンが上下して発生した力を、クランクを介してリヤタイヤに伝える。その要のパーツがドライブチェーンである。エンジンがどれだけ大きなパ[…]
- 1
- 2