
ホンダの新型CB400も待ち遠しいが、2025年の400ccクラスでは、直4としてニンジャZX-4Rで先行するカワサキにも注目したい。4Rをベースとするヘリテイジネイキッド・通称Z400RSの姿がぜひとも見たいところだ。77psの史上最強ヨンヒャクがベース車となれば、ルックスだけでなくその走りにも注目が集まる。となれば走行性能をより高めた、高級サス装備の上級バージョンの設定もありえる! 現在掴めている情報と予測をおさらいする。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG製作:SRD
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待!
カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、2025年もそれに匹敵するインパクトを望みたいが、それにふさわしいといえるのが、ZX-4Rをベースに開発中と目される仮称「Z400RS」だ。人気のZ-RSシリーズ第三弾で、しかもトライアンフやハーレーダビッドソンまで乗り込んできた350〜400cc帯のモデルだとしたら、日本はもちろんグローバルでも大きな話題になる。
【ZX-4RR譲りの上級リヤサス?】ZX-4Rの上級仕様・4RRはフルアジャスタブルのショーワBFRCリヤショックを装備。この4Rの車体を踏襲すると思われる Z400RSにも“足のいいやつ”がぜひ欲しい!
このZ400RS、角Zやゼファー系のスタイルも噂されているが、当メディアでは兄貴分Z900RSやZ650RSのようなZ1/2スタイルを有力視。基本シャーシはZX-4Rを踏襲するものと思われる。エンジンは77psからパワーを大きく下げる必要もとくにないだろうが、さすがにラムエアは持たず、マフラー形状もスタイルに合わせて改められるか。
なお、これまでZ900RSをはじめ多くの車種に複数グレードを用意してきたカワサキだけに、Z400RSも上級版SEがラインナップされても不思議はない。ZX-4RRと同じBFRCリヤショック装備などは十分に考えられる。発売はホンダの新型CB400同様、2025年となりそうだ。
FX? ゼファー? まさかの車名変更の可能性
もうひとつ気になるのが”車名”だ。前述したようにスタイルはZ900RS/Z650RSのイメージを踏襲すると思われるため、兄貴分とのリレーションをふまえた「Z400RS」でキマリだとヤングマシンでは考えてきたが、ここにきて変更される可能性も浮上してきた。
カワサキは1974年に「400-RS」という並列2気筒車を発売していることから”4気筒車にはふさわしくない!”という声もあるが、より切実なのは商標の問題だ。普通に考えればカワサキも「Z400RS」で発売したいハズだが、もし他者に商標を押さえられている場合、やむを得ず変更を強いられる可能性もある。
その場合にどんな車名が冠せられるかは不明だが、かの”FX”や”ゼファー”といったレジェンド400ネームの復活となれば、ファンにとってはむしろ激アツ展開。カワサキがそこまで懐古方面へと突っ走るのか、無事にZ400RSを名乗れるのか、それとも新規ネームを引っ提げて登場するのか…。実車がお披露目されるまでのお楽しみだ!!
カワサキの400は時代を動かす
【カワサキ Z400FX/ゼファー(400)】1979年に400・4気筒ブームを巻き起こしたZ400FX、その10年後にネイキッドブームを生んだゼファー400。カワサキが”ヨンヒャク”を手かける際、常に歴史は動いてきた!!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
カワサキも予想しなかったZEPHYRの大ヒット! 1989年、カワサキがリリースしたZEPHYR(ゼファー)は、レーサーレプリカ熱に辟易とした空気が漂いはじめたタイミングもあって、瞬く間に400ccク[…]
ニンジャ400と同日発売のストリートファイター カワサキモータースジャパンは、Z250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したストリートファイター「Z400」の[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
日本を代表する3000m級の高峰絶景が楽しめる北アルプス山脈(飛騨山脈)。その雄大な北アルプス山脈の絶景が楽しめるのが、長野県小川村を横断する「小川アルプスライン」だ。約12kmにわたる全ルートとスポ[…]
1万4000人が詰めかけたブルスカ2025 山下ふ頭の特設会場は横浜ベイブリッジを臨む広大なもので、世界限定 1990台限りのアイコン コレクション「ファットボーイ グレイゴースト」のお披露目をはじめ[…]
『ヤングマシン電子版7月号』WEBマガジンの閲覧も読者プレゼント応募も”無料”! 現在、当サイトのトップページに掲載中の『ヤングマシン電子版7月号』において、豪華商品が当たる読者プレゼントを実施中だ![…]
Paceプロジャケット 豊富な安全装備と快適な着心地を高次元でバランスした、ワインディングやロングツーリングに最適なライディングジャケット。腕と肩のトリムには、スチールとプラスチックを組み合わせたコン[…]
伝説の始まりはニンジャとともに 滑走路で戦闘機と加速競争する姿、美人教官とのタンデム、苦悩を抱えて丘の上に佇む夕暮れ──。数々の印象的なシーンに登場する初代ニンジャ=GPZ900Rへのこだわりやバイク[…]