
2025年4月も新車が続々。後半に発売される国内の注目モデルをご紹介!
●文:ヤングマシン編集部
4/16発売: ヤマハ「XSR125/Low」50万6000円~
人気のフルサイズ125ccスポーツヘリテイジ「XSR125」に2025年モデルが登場。今回はカラーリング変更が図られた。従来のライトブルーとレッド、ホワイトメタリックが廃止され、代わりにブラウンとシルバーが登場。往年のミッドナイトスペシャルを思わせるブラックメタリックは継続販売で、全3色ラインナップとなる。嬉しいのは、2024年モデルから価格据え置きというところ。
また、新たに「アクセサリーパッケージ XSR125 Low」が追加されたのも朗報だ。ノーマルのシート高810mmは、初心者や小柄なライダーには少し高めだった。しかし、このパッケージはシート高が約30mm下がるため、実質的にはシート高約780mmと見なすことができるのだ。
渋系のダークカラーにメタリックの輝きも 人気のフルサイズ125ccスポーツヘリテイジ「XSR125」にニューカラーが登場した。従来のライトブルーとレッド、ホワイトメタリックが廃止され、代わりにブラウン[…]
4/17発売:ホンダ「ゴールドウイングツアー」374万円~
1975年に初代が登場して以来、ホンダが誇るプレミアムツアラーであり続けている「ゴールドウイング」。2018年のフルモデルチェンジでさらなる長距離航続における快適性の向上と、先進的な装備の数々を得て、バイクにおける唯一無二の地位を堅固なものとしたのは記憶に新しいところだ。
2025年4月17日発売の2025年モデルでは、カラーバリーエーションを一新。ニューカラー「デジタルシルバーメタリック(ツートーン)」の1色設定に加え、新たにタイプ設定された特別仕様の50周年記念車にはボルドーメタリックを採用した。
特別色と専用ロゴなどを配した『50th ANNIVERSARY』 ホンダは、1833ccの水平対向6気筒エンジンを搭載する大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング ツアー(GOLD WING TOUR[…]
4/19発売:カワサキ「エリミネーター(白)」81万4000円
前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムのミドルクラスクルーザーがカワサキ「エリミネーター」だ。2025年モデルはすでに3月23日に発売されたが、追加色が発表された。これで当初1色のみのラインナップだったスタンダードが、2色展開になった。主要諸元に変更はなく、価格も81万4000円と、現行のメタリックフラットスパークブラックと同一。48psを発揮する並列2気筒エンジンや、カワサキ同クラス唯一のETC2.0標準装備などもそのままとなっている。
追加色の“パールロボティックホワイト”は、2023年4月に発売された初期モデルにラインナップされていたもので、2025年モデルとしては北米のエリミネーター500などにも採用されている。
スタンダードモデルがブラック/ホワイトの2色ラインナップに カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」に追加色を発表[…]
4/22発売:ヤマハ「MT-09」125万4000円
ヤマハが誇る、スポーツネイキッドの旗艦ともいえるMT-09。2025年モデルの価格は2024年モデルから据え置きで、カラーバリエーションは1色のみ入れ替え。従来あったダークブルーイッシュグレーメタリック8が新色に置き換わった。
2024年のモデルチェンジ時には、ハンドル位置が約34mmダウン。ステップ位置も変更を受けたことで、よりスポーツネイキッドらしさを強調したライディングポジションとなった。前後別体型シートを採用し、体重移動の自由度と足着き性を向上した(シート高は不変)。これにともない、リヤフレーム(シートレール)も変更されていた。
2025年モデルのMT-09は4月22日に発売されるが、Y-AMT仕様は一月先の5月22日発売となっている。
2024年にモデルチェンジ&Y-AMT仕様追加、最新カラーは1色のみ入れ替えで登場 ヤマハは、2024年4月・9月に発売した新型「MT-09」「MT-09 Y-AMT」に新色のマットライトグレーを追加[…]
4/24発売:「MT-25/MT-03」63万2500円~
ヤマハのスポーツネイキッドシリーズから、軽二輪の「MT-25」と小型二輪の「MT-03」の2025年モデルが登場。MT-25とMT-03の外観上の主な違いは、車名ロゴと装着タイヤがバイアス(MT-25)/ラジアル(MT-03)という点だ。
2025年モデルでは、シートまわり&テールカウルが変更されたほか、アシスト&スリッパークラッチや新型クラッチレバー、コネクティビティ機能が追加された新型LCDメーター、USBタイプAソケットを新採用した。
アシスト&スリッパークラッチは、レバー操作荷重の低減やシフトダウン時の穏やかな車体挙動に貢献。シート形状はライダーの足着き性と、パッセンジャーの乗りやすさに配慮した形状変更だ。新LCDメーターはスマートフォン用専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」に対応する。
これらの変更を施しながら、価格設定は従来モデルから据え置きというのはうれしいニュースだ。
ブランニュー色はライトグレーのボディにライトブルーのホイール ヤマハが「MT-25」「MT-03」の2025年モデルを発表。YZF-R25&R3と同様にシートまわり&テールカウルが変更されたほか、アシ[…]
4/24発売:ヤマハ「YZF-R25/YZF-R3」69万800円~
乗りやすいスーパースポーツとして名を馳せているヤマハ「YZF-R25」「YZF-R3」。2025年モデルでは、ヘッドライト中央にプロジェクターLEDライト、これまでに見たことのないデザインの左右2眼のポジションライトを新採用。フロントフェイスがYZF-R9を超える最新世代へと、イッキに進化した。
また、レイヤード構成とされたサイドパネルや内臓ウイング機能を持つシートカウル、位置変更されたフロントLEDウインカーなどにより、シャープなスタイリングを獲得している。しかし、シート高やハンドル&ステップ位置はそのままで、“毎日乗れるスーパーバイク”のコンセプト通り、日常での扱いやすさはこれまでと変わらない。
驚くべきは価格設定で、従来型から据え置き。物価高が進行する昨今にあってもユーザーの手が届きやすい価格設定を守ろうとするメーカーの努力が垣間見える。
新たな2眼ポジションライトでシャープな表情に ヤマハが「YZF-R25」「YZF-R3」を発表。ヘッドライトまわりは中央にプロジェクターLEDライト、これまでに見たことのないデザインの左右2眼(4眼?[…]
4/26発売: カワサキ「ニンジャZX-25R SE」99万2200円
クラス唯一の4気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ、カワサキ「Ninja ZX-25R SE」。2021年9月10日にブランニュー発売されて以来、2万rpmまで刻まれたタコメーターと超高回転サウンドでスポーツバイクファンを魅了し続けている。
2023年モデルからはSEのみのラインナップとなり、令和2年排出ガス規制に適合しながら、最高出力&最大トルクを向上し、液晶メーターやLEDウインカーを採用した。2025年モデルでは、KRTエディションが廃止され、ニューカラーとしてメタリックマットミステリアスグレー×メタリックフラットスパークブラックが登場。ラインナップはこの1色のみだ。価格は+2万2000円の99万2200円となった。
ラムエア加圧時は49psの4気筒エンジン、オートブリッパー付きクイックシフターも装備 カワサキのニンジャZX-25R SEは、2023年モデルで令和2年排出ガス規制に適合しながら、最高出力&最大トルク[…]
4/26発売:カワサキ「Z400」74万8000円
Z250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したストリートファイター、カワサキ「Z400」。2025年モデルは主要諸元に変更はなく、グレー系ボディにグリーンフレームという組み合わせのニューカラーが登場した。
Z400は、ニンジャ400シリーズと共通のエンジン&車体のネイキッドスポーツ。カワサキ自身はこれをスーパーネイキッドとし、五感を刺激する乗り味と「Sugomi」デザイン、「Sugomi」パフォーマンスを標榜している。
ABSやヘルメットロックは標準装備。シート下にはオプションのETC2.0車載器やカワサキシャックルロック2が収納可能だ。価格は2万2000円上昇。74万8000円となった。
ニンジャ400と同日発売のストリートファイター カワサキモータースジャパンは、Z250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したストリートファイター「Z400」の[…]
4/26発売:カワサキ「ニンジャ400」79万2000円
ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツが、カワサキ「ニンジャ400」。φ41mmの大径フロントフォークやラジアルタイヤが優れた動力性能を支え、LEDの2眼ヘッドライトがカワサキらしい「Sugomi」を表現した一台だ。
コンパクトでハイパフォーマンス、かつリーズナブルな価格設定により、400ccクラスで好調な売れ行きを続けている。ABSやヘルメットロックは標準装備。ETC2.0車載器(オプション設定)はシート下に収納可能だ。
2025年モデルでは、従来のKRTエディション(ライムグリーン)は廃止され、ニューカラー2色が登場した。価格はZ400同様に2万2000円上昇し、79万2000円となった。
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2025[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
白線が滑りやすいのは事実。その原因は? まず、道路の白線が滑りやすいのは紛れもない事実だ。路面標示用塗料メーカー10社で構成される路面標示材協会によると、白線の滑り抵抗性は湿潤時で40〜5[…]
初期段階から「ユーザビリティ」を考え設計 ドライブレコーダーやスマートモニターなどの製品で知られる、ミオ。その開発・生産を行っているのは、マイタックデジタルテクノロジー社だ。 マイタックデジタルテクノ[…]
クシタニが主宰する国内初のライダー向けイベント「KUSHITANI PRODAY 2025.8.4」 「KUSHITANI PRODAY」は、これまで台湾や韓国で開催され多くのライダーを魅了してきたス[…]
実質年利2.69%のスペシャルクレジットキャンペーン カワサキモータースジャパンでは、2025年7月1日(火)よりカワサキモーターサイクル新車(国内全モデル、年式排気量不問)/オフロードコンペティショ[…]
「バイクを文化に」を共有する 日本自動車工業会(自工会)と日本二輪車普及安全協会(日本二普協)は、共催で「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY 2025」イベントを開催する。このイベ[…]
人気記事ランキング(全体)
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 年々暑さが増している夏。冷感シャツやメッシュジャケットなど様々な冷却アイテムが普及して久しいが、半端な対策ではツーリングが快適とはいかなくなってきた。 そこ[…]
嬉しい、楽しい、大好きダックス! ちょっとHondaのバイクに詳しい人なら知っていることかもしれませんが、じつは「ダックス」のペットネームを持ったバイクがはじめて誕生したのは、半世紀以上も前の1969[…]
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 「THERMO-GEAR BELT」の最大の魅力は、なんといっても「冷暖対応デュアルペルチェ搭載」という点だ。一台で夏場の猛暑対策はもちろんのこと、冬場の厳[…]
あの頃の中型 青春名車録「2気筒の時代」(昭和51~53年) 昭和50年(1975)10月1日、免許制度が改正され401cc以上のバイクに乗るためには大型免許(=限定なしの自動二輪免許)が必要になった[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
最新の投稿記事(全体)
50年の眠りから覚めたBSA、復活のファーストモデルがゴールドスター 世界最古クラスの英国ブランド、BSAが再び日本に上陸した。輸入を手掛けるウイングフットが「BSA ゴールドスター」を取り扱い“ほぼ[…]
シリーズ累計で約3万台を生産したW1の系譜 約9年に及んだ販売期間の中で、W1シリーズの人気が最高潮に達したのは、ペダルの配置が左:シフト/右:リヤブレーキに改められたW1SA。それに次ぐのはツインキ[…]
冷却効果だけでなく疲労の緩和も実現したお役立ちインナー スポーツウェアブランド「ZEROFIT」と、ボディケアのパイオニア「ファイテン」が強力タッグを組んで生み出した「ICE WEAVE ナノメタック[…]
あの頃の中型 青春名車録「2気筒の時代」(昭和51~53年) 昭和50年(1975)10月1日、免許制度が改正され401cc以上のバイクに乗るためには大型免許(=限定なしの自動二輪免許)が必要になった[…]
白線が滑りやすいのは事実。その原因は? まず、道路の白線が滑りやすいのは紛れもない事実だ。路面標示用塗料メーカー10社で構成される路面標示材協会によると、白線の滑り抵抗性は湿潤時で40〜5[…]
- 1
- 2