
新車ラッシュが続いた2025年3月。スポーツツアラーやスクーターとしてはどのようなモデルが発売されたのか、ヤングマシンの記事とともに振り返ってみよう。
●文:ヤングマシン編集部
3/1発売:カワサキ「ニンジャH2 SX SE」312万4000円
カワサキ史上最も進化した”バランス型”スーパーチャージドエンジンを搭載するスポーツツーリングモデルが、「ニンジャH2 SX SE」。アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットディテクションを含むボッシュ製ARASといった先進の電子制御の数々を採用していることも特長だ。
このほか、坂道発進をサポートするビークルホールドアシスト(VHA)、エマージェンシーストップシグナル(ESS)、タイヤプレッシャーモニタリングシステム(TPMS)、スマートキーのKIPASS、LEDコーナリングライト、グリップヒーター、ETC2.0車載キットを標準装備。2023年モデル以降はオートハイビーム(AHB)も採用している。
なお、1か月点検に加え3年間の定期点検とオイル交換(フィルター含む)が無償で受けられる『カワサキケアモデル』に指定されていることも、うれしいポイントだ。
ボッシュ製ARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム)を備える最高峰ツアラー カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2025年モデルを3月1日に発売すると発表。カラー&グラフィックの変[…]
3/21発売:ヤマハ「NMAX155」45万9800円
ヤマハの人気軽二輪スクーターが「NMAX155」だ。2025年モデルでは、外観を刷新するとともに、「走行モード切替」や「シフトダウン」を可能にするYECVT(電子制御CVT)を新たに採用した。
大注目は、インドネシア仕様で“ターボ”と名付けられた電子制御CVT。まず、従来のようにエンジン回転数に応じて自動的に減速比が変化していくだけではなく、燃費がよくスムーズな市街地走行に向く「Tモード」と、ワインディングロードなどでレスポンスのいい走行を楽しめる「Sモード」の2つの走行モードを選択できる「走行モード切替」機能を実現。
さらに、任意のタイミングでマニュアルトランスミッション車のシフトダウンのように減速比を換えられる「シフトダウン」機能により、スムーズな追い越しや下り坂でのエンジンブレーキ強化、コーナー進入のリズム取りや脱出時の気持ちいい加速が得られるようになった。
3/29発売:カワサキ「ニンジャ1100SX」177万1000円~
カワサキの人気スポーツツアラーが「ニンジャ1100SX(Ninja 1100SX)」。2025年モデルではさまざまなアップデートが行われた。
まずエンジンは同時発表のヴェルシス1100と同様に、排気量を55cc増加し1098ccへアップ。装備も最新トレンドを取り入れたアップデートを実施し、さらにブレンボ&オーリンズで武装した上級仕様のニンジャ1000SX SEを新たにラインナップした。
日本仕様の目玉といえるアップデートは、エリミネーターSEで日本メーカーとして量産車初採用した前後ドライブレコーダーがどちらのグレードでも標準装備されることだ。
GPS機能付きなので、緊急時の映像をとらえたり、ツーリングムービーの作成など、さまざまに活用できるだろう。このほかETC2.0車載器やUCB-Cポート、グリップヒーター標準装備というのも見逃せない。
人気のスポーツツアラーに排気量アップでさらなる余裕、ドラレコなど新装備も カワサキは、ニンジャ1000SXから排気量アップでフルモデルチェンジした「ニンジャ1100SX(Ninja 1100SX)」を[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型スポーツ&ツーリング)
特別色と専用ロゴなどを配した『50th ANNIVERSARY』 ホンダは、1833ccの水平対向6気筒エンジンを搭載する大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング ツアー(GOLD WING TOUR[…]
249cc/26psのスポーティな油冷単気筒エンジンを搭載 スズキは、油冷シングルのフルカウルスポーツモデル「ジクサーSF250」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして3月25日に発売する。マ[…]
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2025[…]
人気のスポーツツアラーに排気量アップでさらなる余裕、ドラレコなど新装備も カワサキは、ニンジャ1000SXから排気量アップでフルモデルチェンジした「ニンジャ1100SX(Ninja 1100SX)」を[…]
楽なポジションと優れた電子制御で扱いやすいオールラウンダー スズキ最新の775cc並列2気筒エンジンを搭載するモデルとして4機種目にあたる「GSX-8R」が、登場から1年経って価格改定を受けた。 兄弟[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
誤操作が少なくシンプルな構造で実現するという もう何十年も前から完成形に至っているような印象を受けるホンダ「スーパーカブ」シリーズだが、ホンダは今も改良の手を緩めているわけではない──。そんな気概を感[…]
“爽快感”と“スピード感”を追求した富士急のバイク型コースター『ZOKKON』 待ちに待ったゴールデンウィークに突入!!! ツーリングの予定を立てている方も多いと思いますが、家族やパートナーがいらっし[…]
エクステリアはより力強く、そして個性的に 今回のモデリスタのコンセプトは、その名も「Dandy mode(ダンディモード)」だ。彫刻的な立体表現を随所に用い、街中はもちろんのこと、オフロードにおいても[…]
今年は「ウィズハーレー」ブースも出展 空冷フォルクスワーゲン(以下VW)のイベント“Street VWs Jamboree”ですが、第18回目となる開催が決定しました。 今年は会場内にハーレー専門誌「[…]
片手で食べられるハンバーガーはバイク乗りにおすすめ いよいよ始まるゴールデンウィーク。気候も暖かくなり、梅雨や猛暑を迎える前のこの時期はツーリングにうってつけだ。 ちょっとバイクで遠出しようか…そんな[…]
人気記事ランキング(全体)
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
エクステリアはより力強く、そして個性的に 今回のモデリスタのコンセプトは、その名も「Dandy mode(ダンディモード)」だ。彫刻的な立体表現を随所に用い、街中はもちろんのこと、オフロードにおいても[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
動きが渋い鍵穴に潤滑剤はNG! ・・・の前に ちょっと前に「キーの回りが渋くなってきた鍵穴に、潤滑剤を吹きつける(注入する)のはNG!」という情報がネット上で広く流れました。その理由は一時的に動きが滑[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキRG250Γ(ガンマ):レーサーそのものの仕様に大歓喜 1983年、ようやく運輸省(当時)がカウリングとセパレートハンドルを認可。Γ(ガンマ)は、その恩恵を受け、車体を一気に”近代化”した第1号[…]
クラッチレバーをグリップに当るまでフルに切るのは丁寧なのではなく、ギヤに衝撃を与えるラフな操作になってしまう! 大切な愛車、バイクの運転はまだ慣れていないので上手くはないけれど、操作は慎重で丁寧であり[…]
走り続けるため、戦い続けるためのエンジンカバーセット 「F.C.C./TSR エンジンカバーセット CBR1000RR-R(SC82)」は、世界耐久選手権(EWC)で戦い続けてきたTSRならではの製品[…]
従順で力強いエンジンと軽快な旋回性を生む車体 2024年はついに全日本ロードレース選手権で表彰台に立ち、次の目標はもちろん初優勝なのですが、先輩たちから「レースは積み重ねが大事。開幕から優勝狙いではな[…]
ホンダVT250F:4ストロークエンジンに懸けたホンダ 爆発的に売れた2ストのRZ250に対抗するため、1982年、ホンダは4ストロークV型2気筒のVT250Fを投入する。 ホンダには4ストへのこだわ[…]
- 1
- 2