
2025年3月28日~開催予定の「第52回 東京モーターサイクルショー」。二輪業界の一大お祭りイベントに備えて、開催概要や主要メーカー等の出展概要をおさらいしていおこう。
●文:ヤングマシン編集部
2.5次元アイドルがアンバサダー!? モーターサイクルショー開催概要
東京モーターサイクルショーの共通するメインテーマは、「いいね、バイク」。大阪のサブテーマには「バイク&ピース」、東京には「バイクって、想像以上だ」が設定されている。ベテラン層から若年エントリー層まで楽しめるイベントコンテンツが企画、実施される予定だ。
また、今回モーターサイクルショーの連動強化とともに、若年層へのアプローチを図るため、動画配信サイトを中心にさまざまな活動を行う2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のメンバーであり、現在バイクの免許取得を目標に掲げている「さとみ」を両モーターサイクルショーのアンバサダーに任命。後日予定の両モーターサイクルショーのテーマソングを担当するほか、会場ではスタンプラリーブースを設置し、スタンプラリー完遂者には限定のオリジナルショッパーが配布される。
さとみ(すとぷり)がアンバサダーに就任! 日本二輪車普及安全協会は、2025年3月開催の「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」および「第52回 東京モーターサイクルショー」の開催概要を発表す[…]
ホンダは最新モデル+V3&CB1000Fコンセプト
ホンダは、東京モーターサイクルショーで、さまざまなカテゴリーのバイクのほか、ライディングギアの展示を実施。またトークショーなど、充実したステージコンテンツも展開する。
なかでも注目なのは、やはり世界初公開となるCB1300スーパーフォアSPファイナルエディションと、1993年型の初代CBR900RRファイアーブレードの車体色をオマージュしたCBR250RRの新色だろう。
加えて、EICMAで話題沸騰だったV型3気筒エンジンのコンセプトモデルも公開。水冷75度V型3気筒エンジンを搭載した車体はあくまでもコンセプトモデルのためのものだが、どんなマシンになるか実物を前に予想してみてほしい。
また、大阪で初公開されたCB1000Fコンセプトも展示される。2020年に公開された「CB-F コンセプト」よりも現実的な市販車にかなり近いので、そのディテールを観察しつつ、発売への期待をかけよう。
このほかEV Funコンセプト、参考出品車としてCUV e:、市販車としてCB1000ホーネット/CB750ホーネット、レブル250 E-Clutchなどが出展される。加えて、競技用車両のRC213V、CR ELECTRIC PROTO、RTL ELECTRICがホンダパワーを誇示する予定だ。
EICMA初公開のコンセプトモデルから世界初公開の初代オマージュ仕様まで ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイ[…]
“エフ”の姿で降臨した新世代フラッグシップCB 売れに売れているカワサキ「Z900RS」をホンダが黙って見ている時期はもう終わりだ。 2020年春に発表された「CB-F コンセプト」は、昨年現行ライン[…]
ヤマハは「オフロードカスタマイズコンセプト」に注目!
ヤマハは、東京モーターサイクルショーで、ワイズギアと共同で出展することを発表。今回は、“ヤマハとならもっと特別な休日に”、“ヤマハとならもっと楽しい移動”を提案し、来場者とともに楽しみと遊びのイメージを膨らます「ヤマハと遊ぼう」をテーマに展開するという。
展示車両は、2025年夏以降に登場予定とされる「トレーサー9 GT+ Y-AMT」「YZF-R9」、レトロスタイルのスクーター「Fazzio」、国内モデルが正式発表されたばかりの「MT-07/MT-07 Y-AMT」のほか、YZF-Rシリーズ、MTシリーズ、XSRシリーズだ。また、アクセサリー装着車両やヘルメット、アパレルなどワイズギアの展示も充実する。
また、大阪モーターサイクルショーで先行公開されたヤマハ「オフロードカスタマイズコンセプト」も展示される。車両はインドネシアなどアジア県で販売中のWR155Rと見て間違いないが、車名ロゴやエンジンの排気量が隠されており、なんらかのメッセージ性を持ったモデルと予想される。実車を前に、妄想を膨らませてみよう。
カワサキは発表間もないモデルも全部展示!
カワサキは、東京モーターサイクルショーでの展示予定モデルを明らかにした。国内向けモデルを正式発表したばかりのニンジャ1100SX/SE、ヴェルシス1100SE、Z900SEをはじめ最新モデルがズラリ。さらには、国内販売予定とするビモータのKB4RC、KB998 Rimini、Tesi H2 TERAも展示予定とした。
またカワサキブース内、カワサキプラザコーナーではモーターサイクルライフを彩る多数のカワサキ プラザ アパレルを販売。こだわりのオリジナルアイテムを手に取って確かめよう!
カワサキモータースジャパンは、2025年3月に開催予定の「第41回大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」、4月に開催予定の「第4回名古屋モーターサイクルショー 」[…]
スズキは「スズキ推し」フェスを開催
スズキは東京モーターサイクルショーで「スズキオシフェス」を出展テーマとし、多くのライダーを「スズキ推し」するべくブースを展開するという。また、例年に比べてスペースを拡大した物販エリアでは、定番のスズキグッズに加え、スズキの推し活をより充実させる「スズキオシ」グッズを販売する。
展示車両は、2024年秋のEICMA2024で発表した新型「DR-Z4S」「DR-Z4SM」の海外仕様モデルや原付一種の折り畳み電動モペッド「e-PO」を参考出品予定としており、国内市販化への期待を煽る内容になっている。このほか「Hayabusa」や「Vストロームシリーズ」、「GSX-Sシリーズ」を中心に幅広いラインナップとし、跨り可能な車両も用意される。
加えて、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズとのコラボバイク「GSX-8RTunedbyJURI」(⾮売品)の実写展示もトピック。「ストリートファイター6」の登場キャラクターで、バイクを趣味とする「ジュリ」をイメージしたというカラーリングをその目で確認しよう。
人気キャラクター・ジュリをイメージ 世界累計販売本数が5,600万本を超える⼈気ゲーム「ストリートファイター」シリーズ。eスポーツの⼤会も盛んに⾏なわれており、最新作である『ストリートファイター6』で[…]
BMWはコンセプトモデルを本邦初公開
BMWはコンセプトモデル「R20 CONCEPT」「Concept F450 GS」を本邦初公開。さらに、3月28日(金)実施のプレスカンファレンスでは新型「M1000RR」「M1000R」「S1000R」の価格発表も予定されている。ブースでは、「R18」シリーズの2025年カラー特別展示を含む、全23車種の豊富なラインナップが展示される予定だ。また、特設コーナーでは2025年最新アパレルやアクセサリーオプションパーツもチェックできるぞ。
ステージコンテンツも充実。ロードレース界のレジェンド・青木宣篤氏を司会に迎え、M1000RRで全日本ロードレース選手権/FIM世界耐久選手権(EWC)を戦う選手達との熱気あふれるライダートークセッションや、モータージャーナリスト・宮城光氏を迎え、BMW Motorradの魅力を語るジャーナリストトークセッションの実施も予定している。
R20 CONCEPT/Concept F 450 GSを本邦初公開 ! 『東京モーターサイクルショー』にて、BMWはドイツ本社より本イベントのために特別に取り寄せたコンセプトモデル「R20 CONC[…]
モリワキは伝説のマフラー「フォーサイト」を展示
「フォーサイト」は、モリワキ絶頂期を象徴するこのマフラー。考案者はモリワキの創始者・森脇護氏で、他にはない、独特きわまりない形状はサイレンサーの冷却効果を高めることで消音効果を狙ったという。
そんな伝説のマフラーが、東京モーターサイクルショーで復活することが判明した。モリワキは2025年、久しぶりに東京MCショーへのブース出展を予定しており、その目玉となるのがこの「フォーサイト復活計画」なのだ。
その第1弾は、ヤマハXSR900GP用になるという。車両自体が1980年代オマージュだけにマッチングに疑いの余地はないが、モリワキといえばホンダのイメージがとても強い。もちろん第2弾/第3弾とバリエーションは拡充されるだろうが、初弾が“モリワキ・ヤマハ”なのはなんとも意表を突くセレクトだ。その仕上がりを東京モーターサイクルショーで確認してほしい!!
復活第1弾はヤマハXSR900GP用! 日本を代表するレーシングコンストラクター・モリワキエンジニアリング。彼らがオリジナルのアルミフレームにホンダ製エンジンを搭載した“モリワキ・ゼロ”で全日本選手権[…]
プロトはヘリテイジモデルを中心に展示
プロトは、東京モーターサイクルショーで、モーターサイクル史を振り返りながら、今に引き継がれている現代のヘリテイジモデルを中心に展示。ベネリモーターサイクル/カスタムコンプリートハーレー等を展示する。また、近年取り組んでいる国内外の取り扱いブランド、BEET/アエラ/ドレミコレクションのカスタム車両展示や、ゴッドブリンクヘルメット/マロッシの特別展示も実施するという。
今回のテーマは、モーターサイクル史を振り返り、ヘリテイジモデルを中心に展示 今回の車両展示は、モーターサイクル史を振り返りながら、今に引き継がれている現代のヘリテイジモデルを中心にラインナップ。ベネリ[…]
東単は協賛メーカーのコラボブースを展開
東単では数多くの協賛メーカーとともにさまざまなブースを展開。例えば、アライヘルメットの協力による製品展示や、来場者自身でアライの頭を守る性能の違いを体験できるブースが用意されている。
このほか、旭精器製作所/アールズギア/インフィニクス/エビスニット/日本ビート工業/日本磨料工業/POSH Faith/SHIFT UP/キタコ/XAM/スペシャルパーツ武川とのコラボといった、バラエティ豊かな展示が楽しめるぞ。目印は巨大すぎるヘルメットだ!
数十万点に及ぶ多種多様なアイテムを常時ストック! 「東単」ってどんな会社? 今年70周年となる「株式会社 東単」は、パーツ/用品メーカーとバイク店/バイク用品店を繋ぐ、業界トップクラスの品揃えを誇るバ[…]
バイク王は整備体験&高度な実演
買い取った車両を長く安心して乗ってもらえるよう丁寧に整備をして、次のオーナーへと繋いでいく、そんな過程を体験してもらうことをコンセプトとし、2つの柱を設けている。1つは、“ライトユーザー向け”の体験型「整備教室」。納車整備を演出したレバーやペダル類の調整など、初心者にはちょっとハードルが高そうに感じるメンテナンスを、実際のバイク王の整備スタッフと一緒に体験できるぞ。
2つ目は、コアユーザー向けの観覧型「スペシャル整備実演」。ヤマハR1-Zを題材に、バイク王に在籍する国家資格を持つ整備スタッフがエンジン部分をその場で分解して、メンテナンスを説明しながら進めていく。レース好きやコアなメカ好きにはたまらない実演イベントだ。
広報担当者おすすめのバイク王ブースの必見ポイント 「♪バイクのことならゴ~バイク王~」のフレーズでおなじみの株式会社バイク王&カンパニーは、バイクの買い取りだけでなく、買取した豊富な良質車両を自社で直[…]
ヤングマシンブースはノベルティ+恒例ガラポン&愛車イラストも
写真は2024年の様子
もちろんヤングマシンもブースを出展。ウェブ化記念で紙袋&クリアファイルをプレゼント! さらに恒例の大抽選会(通称・ガラポン)に加え、モトツーリングTシャツの販売、自分のバイクをイラストで描いてくれる催しなど、東京の独自のおもてなしでお待ちしています! 恒例ガラポンは、1回1000円。1等は北海道行きの豪華客船乗船券だ!
ショッパー(紙袋)&クリアファイルをプレゼント【無料福引】 1972年に誕生したモーターサイクルメディアのヤングマシンは、本WEBサイトを中心とするデジタルメディアへ進化することとなりました。[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
2025年秋以降に登場予定の最新ハイブリッドスクーター レトロポップなスタイリングの原付二種スクーターが、市販予定車として大阪モーターサイクルショーに登場した。その名も「Fazzio(ファツィオ)」は[…]
クラシックなボバースタイルをもつ”個性爆発”のゴアン クラシック350 名は体を表すというが、ロイヤルエンフィールドのニューモデル「ゴアン クラシック350」が表現するものは何か? 英国発祥のロイヤル[…]
2005年に新しいフラッグシップとして東京モーターショーに出現! 2005年の東京モーターショーに、スズキは突如6気筒のコンセプトモデルをリリースした。 その名はSTRATOSPHERE(ストラトスフ[…]
大盛況だったサイン・ハウスブース 今年もモーターサイクルショーに登場した「サイン・ハウス」のブース。 ブースはシンプルで洗練されたデザインながらも、ひと目でギア好きの心をくすぐる雰囲気。 各製品に触れ[…]
英国生まれインド育ち:クラシック風味に全振りしたモデル 現存するオートバイブランドでは最古(大元のジョージ・タウンゼンド・アンド・カンパニーの創業は1851年! )と呼ばれ、1901年にオートバイの生[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
誤操作が少なくシンプルな構造で実現するという もう何十年も前から完成形に至っているような印象を受けるホンダ「スーパーカブ」シリーズだが、ホンダは今も改良の手を緩めているわけではない──。そんな気概を感[…]
“爽快感”と“スピード感”を追求した富士急のバイク型コースター『ZOKKON』 待ちに待ったゴールデンウィークに突入!!! ツーリングの予定を立てている方も多いと思いますが、家族やパートナーがいらっし[…]
エクステリアはより力強く、そして個性的に 今回のモデリスタのコンセプトは、その名も「Dandy mode(ダンディモード)」だ。彫刻的な立体表現を随所に用い、街中はもちろんのこと、オフロードにおいても[…]
今年は「ウィズハーレー」ブースも出展 空冷フォルクスワーゲン(以下VW)のイベント“Street VWs Jamboree”ですが、第18回目となる開催が決定しました。 今年は会場内にハーレー専門誌「[…]
片手で食べられるハンバーガーはバイク乗りにおすすめ いよいよ始まるゴールデンウィーク。気候も暖かくなり、梅雨や猛暑を迎える前のこの時期はツーリングにうってつけだ。 ちょっとバイクで遠出しようか…そんな[…]
人気記事ランキング(全体)
コラボモデルは継続販売、新作も生地は同スペックだ 昨年、Honda二輪デザイナー監修の「イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル(4900円)」を発売したワークマン。これが大好評だった[…]
誤操作が少なくシンプルな構造で実現するという もう何十年も前から完成形に至っているような印象を受けるホンダ「スーパーカブ」シリーズだが、ホンダは今も改良の手を緩めているわけではない──。そんな気概を感[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
力むとライダーの荷重がタイヤに対し遅れて上下! よくバイクに乗るときは、力んだりせずにチカラを抜いてリラックスするようにいわれる。 もちろん緊張をほぐして余裕をもって操作しようという気持ちの部分もある[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
最新の投稿記事(全体)
M1000RR:究極のレーシングパフォーマンス M1000RRは、BMW Motorradにおけるスーパースポーツの頂点に立つモデルだ。新型では、搭載される直列4気筒エンジンがさらなる進化を遂げ、最高[…]
スタンドの重量はわずか2.5kg! 「チタニウムリヤスタンド TYPE-T11」は、ひとつひとつ職人が手作業で仕上げています。湾曲する部分はチタンパイプを溶接してつなぎ合わせて制作。細部にクラフトマン[…]
8耐の熱い走りを思わせるライムグリーンと赤の差し色 2020年モデルの発売は、2019年9月1日。250ccと基本設計を共通化した2018年モデルにおけるフルモデルチェンジ時のスペックを引き継ぐ形で登[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
スズキRG250Γ(ガンマ):レーサーそのものの仕様に大歓喜 1983年、ようやく運輸省(当時)がカウリングとセパレートハンドルを認可。Γ(ガンマ)は、その恩恵を受け、車体を一気に”近代化”した第1号[…]