
通勤や通学、ショートツーリングまで大人気の原付二種(51~125cc)クラス。モデルによっては、AT小型限定普通二輪免許で運転でき、普通自動車免許を持っていれば最短2日で同免許が取得できるという手軽さも魅力だ。そんな原付二種について、2025年2月はどんなニュースが注目を集めていたか、WEBヤングマシンの記事アクセスランキングとともに振り返ってみよう。集計期間は2025年2月1日から2月28日までだ。
●文:ヤングマシン編集部
1位:「モンキー125」で黄色いモンキー復活【欧州】
ホンダが欧州で、125ccモデル×3車種を発表。いずれも、日本で販売中のカラーリングを纏ったモンキー125、ダックス125、スーパーカブC125の欧州版で、ECU更新やOBD-IIの追加などで最新ユーロ5+に適合したのがトピックだった。
加えて、モンキー125だけは新色が追加設定されていた。日本仕様ではミレニアムレッド2、シーンシルバーメタリックのほか、パールカデットグレーがラインナップ中だが、グレーに代わって欧州に登場したのがターメリックイエローだ。カレーのスパイスをイメージさせる色名だが、2024年モデルのCT125ハンターカブでラインナップされたカラーリングだった。
黄色いモンキー125は、チェック柄シートの“バナナイエロー”以来! ホンダは欧州で125ccモデル×3車を発表。いずれも日本で販売中のカラーリングを纏ったモンキー125、ダックス125、スーパーカブC[…]
2位:ミニモト「NAVI」2025年モデルが登場
ホンダが、北米向け2025年モデルのNAVIを発表。グロムに似た外観のオートマチックファンバイクで、元々はインド生まれの日本未導入モデルだ。価格は1999ドルからで、2021年の初導入時は車両価格1807ドル(当時のレートで約20万8000円)だったが、現在の為替レートでは1999ドル=約31万円~に…。とはいえ現地の感覚的には変わらず20万円前後といったところ。
キャブレター仕様の109ccエンジンには、CVT無段変速トランスミッションを組み合わせ、シート高は約765mmというユーザーフレンドリーな設定。2021年の導入から4年で、米国でもっとも売れているバイクのひとつになったという。その人気を支えているのは、もちろんZ世代だ。
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
3位:「ディオ110/ベーシック」2025年モデル登場
ホンダが、空冷単気筒エンジンを搭載する通勤快速スクーター「ディオ110」、およびその廉価版「ディオ110ベーシック」にニューカラーを設定し、3月6日に発売した。
両車ともに小物を収納できるインナーボックスや、シート下のラゲッジボックス、駐車時に便利なサイドスタンドを装備するなど、使い勝手は良好。ディオ110はスマートキー採用、ディオ110ベーシックのイグニッションキーには、盗難抑止効果のあるシャッター付きキーシリンダーを採用している。
2023年3月発売モデル以来の変更で価格はそれぞれ3万3000円アップし、ディオ110=28万6000円、ディオ110ベーシック=25万800円となった。
価格はそれぞれ3万3000円上昇 ホンダは、空冷単気筒エンジンを搭載する通勤快速スクーター「ディオ110」、およびスマートキーを省略したことなどで低価格を実現した「ディオ110ベーシック」にニューカラ[…]
4位:「CT125ハンターカブ」歴代カラー大図鑑【2020年モデル】
ホンダが昨年達成した生産累計4億台のうち、1億台以上はスーパーカブ系。そのシリーズ中で究極のアウトドアマシンとして支持されていた“ハンターカブ”が復活を遂げたのは、2020年のこと。エンジンはスーパーカブC125をベースとし、前後ディスクブレーキなどを装備。価格は44万円だった。
アップマフラーに大型リヤキャリア、前後スポークホイール、スチール製フェンダー、そしてアンダーガードなど、アウトドアレジャーに対応した装備の数々を採用。ABS(フロントのみ)採用の前後ディスクブレーキやLED灯火類など、現代的な技術で生まれ変わっていた。車体色はグローイングレッド(赤)とマットフレスコブラウン(ベージュ)の2色をラインナップ。前後フェンダーやヘッドライトステーは、車体色と同色だった。
レッドとベージュの2色展開 ホンダが昨年達成した生産累計4億台のうち、1億台以上はスーパーカブ系。そのシリーズ中で究極のアウトドアマシンとして支持されていた“ハンターカブ”が8年ぶりに復活を遂げた。エ[…]
5位:「トレール125」の2025年モデルが登場【北米】
日本でいうところのCT125ハンターカブに相当するのが、北米で2021年モデルとして初登場したトレール125(TRAIL 125 ABS)。2023年モデルではロングストロークの新型エンジンに切り替わり、2024年モデルは一部で“カレー色”とも呼ばれるニューカラーに。そして2025年モデルでは、グローイングレッドと、パールスモーキーグレーという2色のニューカラーが登場した。
日本仕様「CT125ハンターカブ」との外観上の違いは、ナンバープレートホルダーが大きいことや、日本仕様で添付される原付二種を表す白いステッカーがないこと。どことなくヘビーデューティさが増している。パッセンジャー向けのマフラーカバーもない。
原付二種の白テープなし、1人乗り専用で、カラーバリエーションは日本と一部共通 北米で2021年モデルとして初登場したトレール125(TRAIL 125 ABS)は、日本でいうところのCT125ハンター[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
”デカ猿”の衝撃:ホンダ「モンキー125」【初代2018年モデル】 発売は2018年7月12日。開発コンセプトは、楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人”だった。原付二種[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
利便性を追求したリトル・バーグマン アドレス125、アヴェニス125に続くスズキ最新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として2023年春に登場したのがバーグマンストリート125EX。初登場から2[…]
LCDメーターがTFTにグレードアップ、外観も一新! リーニングマルチホイール=LMW採用の原付二種スクーターとして独自の地位を築いているヤマハの「トリシティ125」が欧州でマイナーチェンジ。最新YZ[…]
人気記事ランキング(全体)
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
日本を代表する3000m級の高峰絶景が楽しめる北アルプス山脈(飛騨山脈)。その雄大な北アルプス山脈の絶景が楽しめるのが、長野県小川村を横断する「小川アルプスライン」だ。約12kmにわたる全ルートとスポ[…]
電子の力で瞬時に冷却する「ペルチェ素子」を採用 このベスト最大の売りは、その冷却システムに「ペルチェ素子」を採用していること。これは、半導体の一種で、電気を流すと素子の片面が熱を吸収(冷却)、もう片面[…]
最新の投稿記事(全体)
地元ライダーの大活躍で盛り上がったフランスGP MotoGPは第6戦フランスGP、第7戦イギリスGPを終えています。フランスGPはめちゃくちゃお客さんが入っていましたね! ヨーロッパに住んでいる僕の感[…]
2022年モデル概要:令和2年排出ガス規制に対応 カムシャフトの駆動にベベルギヤを用いた、美しい外観の空冷バーチカルツインエンジンを搭載。360度クランクによる鼓動感や等間隔爆発ならではの整ったエキゾ[…]
「危険なら道路を改善しないの?」との疑問を感じるが…… 市中の道路を走っていると「事故多発交差点」と書いた立て看板を見かけることがあります。 その交差点で交通事故が多発しているので気を付けて運転してほ[…]
ベストソーシャルメディアアクティベーション賞を獲得したSNS投稿 まず体制発表会の前にピンクフロイドの『狂気』からインスパイアされたジャケットをアップ。『狂気』の原題、“THE DARK SIDE O[…]
バイクライフをサポートするラインアップ Pro Hondaのラインアップとして、4サイクルエンジン用オイル×5種類/2サイクルエンジン用オイル×3種類/ブレーキフルード×1種類/クッションオイル×2種[…]
- 1
- 2