「意外な最高速!」2025新型が待ち遠しいカワサキ ニンジャ400 0-1000m全開テスト

「意外な最高速!」2025新型が待ち遠しいカワサキ ニンジャ400 0-1000m全開テスト

ZX-4Rの登場でやや影が薄くなったものの、お値段以上のスポーティさで人気を集めているカワサキ ニンジャ400。2025年モデルでは新型に切り替わる可能性があるという噂もある今、現行2024年モデルとほぼ同スペックとなる、2018年モデルの0-1000m全開テストとともに、その魅力を振り返ってみよう。


●文:ヤングマシン編集部 ●写真:山内潤也/真弓悟史

250と共通設計としたことでツアラーから変貌

2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設計へと方向変換。ライトウェイトスーパースポーツへ大きく舵を切り替えた。完全新設計となった2018年型以降のニンジャエンジンは、400も250と同等サイズとコンパクト。ダウンドラフト吸気化で高回転域の性能も向上。カタログ上は、250 が37㎰/12500rpm、400が48㎰/10000rpmとなっていた。

2018年型以降のニンジャ400&250は、ニンジャH2からインスパイアされた完全新設計のトレリスフレームを採用。このH2譲りで最大の特徴となるのは、エンジン背面にスイングアームマウンティングプレートを結合し、ピボットシャフトをこのプレートに貫通させる構造だ。

これによりスイングアームをエンジンに直接取り付けたのと同様の効果が得られ、軽量化と剛性確保が両立できる。その結果、400で167㎏、250で166㎏という単気筒並みの車重を実現した。尚、400はラジアルタイヤを装着している。

そして、250と違って400は2017年以前のキャラクターが大きく変わった。2018年型以降の400は速さを感じさせる、グッと精悍なスタイルを得た期待を裏切らず、高い運動性を見事に実現してくれている。パワーやスロットルレスポンスも、マイルドな味付けだった2017年以前の400と変わってスポーティなものとなった。

何より違うのは車格とその車重。その差は実に40㎏以上で、サーキットはもちろん、普段使いの取り回しやUターンでの小回りといった場面でも、2018年以降の400が優れたところを見せる鍵となった。

【KAWASAKI Ninja400】左が2017、右が2018/2019KRTエディション。同じニンジャ400でもエンジン、フレーム、サス、デザインなどすべてが異なる年式違いで、ツアラーからスポーツに変貌を遂げた。2017年モデルが44ps/211kg(ABS)なのに対し、2018年モデルは48ps/167kgとスペックも大きく異なっていた。

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