
優れた空力特性とインナーバイザーを備えるSHOEIのフルフェイスヘルメット『GT-Air3(ジーティーエア スリー)』に、新たなソリッドカラーとなる『チョークグレー』が登場する。発売開始は2025年3月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
ひと味異なる表情あるグレーでカラーラインナップがさらに充実
GT-Air3に登場する新色のチョークグレーは、明るめの色合いで、グレーといっても表情のある色味が特徴だ。バイクやウエアのカラーを問わず合わせやすいため使い勝手が良く、複数台のバイクを所有する人にも最適だ。
チョークグレーの追加によって、GT-Air3のソリッドカラー(単色)のラインナップは全7色となった。既存カラーは、ルミナスホワイト(白)、パールブラック(黒)、マットブラック(つや消し黒)、マットディープグレー(つや消し濃灰)、マットブルーメタリック(つや消し青)、ブリリアントイエロー(黄)だ。
GT-Air3は、従来モデルよりも空力特性を高めた帽体形状が特徴のひとつだ。従来モデルよりも、走行中に上方へ浮き上がる力を11%、前方から押しつけられる力を6.5%軽減した。このため高速走行における身体の疲労、とくに首にかかる負荷を抑えられるので、一日300km以上を走るような長距離ツーリングも快適にこなせる。
また、従来モデルと比較して大きく進化した点はベンチレーション機能で、100km/h走行時のアッパーエアインテークの流入量は約1.2倍、トップエアレットからの排出量は約1.8倍に増加した。フェイスガード部のロアエアインテークには、虫や小さなゴミの侵入を防ぐ着脱式デフロスターフィルターを備えて快適さを保つ。
防眩性を確保するインナーサンバイザーは、欧州サングラス規格に匹敵する性能を持っており、朝夕の逆光、トンネルを抜けた直後の直射日光、雨上がりで日光を反射する路面などの状況でしっかりと視界を確保する。左側面に設けられたレバーでスムーズに開閉できる。
防曇効果の高いピンロックシールド、シールド微開ポジション機能、センターロック式シールド、ハイブリッド生地を採用した内装、マイクロラチェット式あご紐、緊急用ヘルメット取り外しシステム『E.Q.R.S.』も備える。
帽体のシルエットはシャープなままインカムを装着できる『SHOEI COMLINK』は、セナ製SRL3、サインハウス製B+COM SX1に対応している。
長距離ツーリングはもちろんだが、毎日の通勤・通学でもその真価を存分に発揮してくれるフルフェイスヘルメットだ。
SHOEI GT-Air 3
●価格:7万400円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:つや消し灰(新色)、白、黒、つや消し黒、つや消し濃灰、つや消し青、黄 ●規格:JIS ●構造:AIM+ (Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードK、チンカーテンR、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2025年3月発売予定
SHOEI GT-Air 3 [チョークグレー]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
※写真はSHOEI Gallery FUKUOKA SHOEIは2025年9月12日、同社のヘルメットをフルラインナップ展示する公式ショールーム「SHOEI Gallery SAPPORO」を北海道札[…]
愛車とコーディネートしやすい4色のニューグラフィック ベンチレーション機能も優れており、100km/h走行時のアッパーエアインテークの流入量は従来モデル比で約1.2倍、トップエアレットからの排出量は約[…]
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
アウトローなムードが人気を呼んだフルフェイスがついに復活! 6月3日付けでお伝えしたSHOEIの新製品『WYVERN(ワイバーン)』の詳細と発売日が正式に発表された。 1997年に登場したワイバーンは[…]
東洋の文化を西洋風にアレンジした“オリガミ”のグラフィック第2弾登場 このたびZ-8に加わるグラフィックモデル『ORIGAMI 2』は、2023年1月に発売された『ORIGAMI』の第2世代だ。前作同[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
8月上旬発売:Kabuto「AEROBLADE-6 ADACT」 軽量コンパクトなフルフェイスヘルメットで、99%の紫外線と74%赤外線を軽減する「UV&IRカットシールド」を装備する。これによってヘ[…]
バイク用ヘルメットに特化した消臭・除菌機 MAXWINの「MUFU MF-C1」は、バイク用フルフェイスヘルメットなどの小空間に特化したオゾン除菌/消臭機で、ニオイのこもりやすいヘルメット内を15分〜[…]
2026年以降のFIM安全基準に合致したレーシング仕様フルフェイスヘルメット このたびRX-7Xに追加される『RX-7X FIMレーシング#2』は、2020年よりFIMカテゴリーのレースにおいて義務化[…]
1980~90年代を代表するイタリアンライダー、ルカ・カダローラのレプリカを復刻! ルカ・カダローラはイタリア出身のレーシングライダーで、1984年に世界GP125にデビュー。’86年にチャンピオンを[…]
コンセプトが異なる3種のフルフェイスにニューグラフィック登場 KabutoのフラッグシップであるF-17は、耐貫通性と衝撃吸収性を備える高強度複合素材帽体『A.C.T.-2』に、徹底した空力特性を加え[…]
人気記事ランキング(全体)
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
動力性能を高めるためエンジンを大幅刷新 カフェレーサー然としたスタイルばかりに注目が集まりがちだが、CB400フォアの魅力はそれだけではない。前任に当たるCB350フォアの不振を払拭するべく、動力性能[…]
並列4気筒と2気筒で基本設計/生産設備を共有 ’74年初頭からスタートしたスズキの4ストプロジェクトは、次世代の旗艦として、カワサキZを凌駕する大排気量並列4気筒車と、その車両と基本設計/生産設備を共[…]
使い方は「水を含ませる」だけ。走行風を味方につける冷却アイテム 今回紹介するデイトナの「DI-015 ウェットクールベスト」は、水と走行風を利用した気化熱式のクールベストだ。使い方はシンプルで、ただベ[…]
最新の投稿記事(全体)
約6人に1人が利用しているふるさと納税をおさらい 今や日本人の約6人に1人が利用していると言われている「ふるさと納税」。税金は一般的に自分が暮らす自治体に収めるものですが、ふるさと納税は自分の意思で選[…]
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
20回目の節目となる「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2025」 同イベントは2025年で記念すべき20回目の開催となる。2024年の開催では、2日間で延べ約6500人の参加があり、過[…]
濡らして振るだけで冷える「ふりふり冷感タオル君」 まず紹介するのは、水に濡らして振るだけで冷たくなる「ふりふり冷感タオル君」だ。気化熱の作用を利用した製品で、首筋や顔など、火照った体を即座に冷やすのに[…]
ヤマハSR400試乗レビュー この記事では、ヤマハのヘリテイジネイキッド、SR400の2021年モデルについて紹介するぞ。43年の歴史に幕を下ろした、最終モデルだった。 ※以下、2021年5月公開時の[…]
- 1
- 2