SHOEIは、ツーリングに最適なシステムヘルメット『NEOTEC3(ネオテック スリー)』に、新たなグラフィックモデル『ANTHEM(アンセム)』を追加する。発売予定は2025年2月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場
ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラックをベースとしたカラーが2色(黒×銀、橙×黒)、ホワイトをベースとするカラーが2色(黄×青、青×赤)の全4色が揃うが、いずれもベースカラーとアクセントカラーのギャップを大きくすること、さらにグラデーションカラーを用いることで疾走感を強調している。
アンセムとは賛美歌や聖歌など教会音楽の一種を意味する英語で、現在では応援歌や代表曲、特定団体を象徴する曲などに意味が多角化した。とくに日本では応援歌だったり、季節ごとの定番音楽を意味することが多い。
バイクの疾走感や走行風をイメージさせるアンセムは、風洞実験と実走テストを繰り返して優れた空力特性の帽体を開発するSHOEIを象徴するグラフィックモデルなのだろう。
フェイスガードをフリップアップすることで、オープンフェイスヘルメットのような状態を保てるシステムヘルメットは、市街地走行やツーリングでとくに便利だ。ネオテック3は、フェイスガード可動部をシームレス化することで、開閉動作をスムーズにしただけでなく、フェイスガードとヘルメット帽体との一体感を強化。また、ルックスアップのほか、防風性と静粛性も向上している。
フェイスガードは開放時の固定位置を2段階から選択できるので、利便性が良い。また、可動部の回転軸を偏心とすることで、全閉時の密閉性が高く、防風性と静粛性向上に貢献している。ロック機構は金属パーツなので、転倒などの強い衝撃時もフェイスガードが開きにくく、優れた安全性を確保している。
吸汗速乾性に優れる内装システムは、走行風の侵入を軽減するほか、頬に当たるチークパッド面積が広いため柔らかな被り心地を実現している。オプションのサイズ調整用パッドを使えば、フィット性を高めてより優れた安全性を確保できる。
インカムをスマートに装着できる「SHOEI COMLINK」を採用し、SENA製SRL3、サインハウス製B+COM SX1に対応している。
SHOEI NEOTEC 3 ANTHEM
●価格:9万1300円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)、XXXL(65cm) ●色:黄×青(TC-3)、黒×銀(TC-5)、橙×黒(TC-8)、青×赤(TC-10) ●規格:JIS ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガード、シリコンオイル、サービスツール、防曇シート、スペア防曇シート用ピン、SHOEIロゴステッカー ●2025年2月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
シンプルなトリコロールはオリジナルアレンジも楽しめる GT-Air3のグラフィックモデル第6弾となるリルトは、スカイブルー/ホワイト/レッドの3色をシンプルに配色した、鮮やかで爽やかな印象をもたらして[…]
発売が迫る最新オープンフェイスにグラフィックモデル第1弾が登場 11月に単色モデルが発売予定の、SHOEIのオープンフェイス(ジェットタイプ)ヘルメット『J-Cruise 3』に、グラフィックモデル第[…]
イギリスのみの販売予定だったが日本仕様も限定発売 SHOEIは、世界一過酷と言われる公道レース、マン島TTで活躍するDean Harrison(ディーン・ハリソン)選手のレプリカグラフィックを最高峰ヘ[…]
リアル巨摩郡レプリカの「X-Fifteen グン」 SHOEIから2024年7月19日に発売された“バリ伝レプリカ”の2種類は、いずれも2024年9月30日までの受注期間限定。迷っていた方はお近くの正[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
アーミーテイストのカラーリングとダークなグラフィックのレプリカモデル マーベリック・ビニャーレス選手は、スペイン出身のライダーで、2015年にMotoGPへ昇格して以来、スズキ、ヤマハ、アプリリアを乗[…]
世界的に有名なカスタムビルダー『46works』とのコラボレーションモデル 『46works』は、主にヨーロッパの旧車をモチーフとした独自性あふれるカスタムマシンを製作するブランドで、その手腕とデザイ[…]
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
半ヘルで普通自動二輪車を運転すると交通違反? 「126cc以上のバイクを半ヘルで運転するのは違反」という話をよく耳にしますが、じつを言えばそれは正しくありません。乗車用ヘルメットについて記載された道路[…]
人気記事ランキング(全体)
バイクショップとは思えない機器を活用して、手間のかかる下地作りや磨き作業を効率アップ 新車から何十年もの時を経たオリジナルコンディション車と、フルオーバーホール/再塗装/再メッキが施されたレストア車両[…]
スピード感を纏ってクオリティアップ ホイール/エンジンまわり/ステップなどの金属パーツは、パウダーコートや塗装を剥がし徹底的にポリッシュすることで、ノーマルパーツを使いながらも高級感を出した。汎用品で[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
モデルチェンジしたKLX230Sに加え、シェルパの名を復活させたブランニューモデルが登場 カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やS[…]
復活の軽二輪レトロは足着き性抜群、エンジンは大部分が専用設計だ 現在の国内メーカー軽二輪クラスでは唯一となるネオクラシック/レトロスタイルのモデルが待望の登場を果たした。 カワサキが以前ラインナップし[…]
最新の投稿記事(全体)
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付か 2025年11月の新排出ガス規制導入によって現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW(5.4ps)[…]
トラベル・エンデューロの最高峰に自動クラッチ制御が装備! BMWモトラッドのロングセラーモデルであるGSシリーズ。その最上位モデルにあたるのがGSアドベンチャーだ。初代モデルの登場は’02年のR115[…]
機密事項が満載のレーシングマシンたち バイクムック”RACERS(レーサーズ)”は、「いま振り返る往年のレーシングマシン」がコンセプト。それぞれの時代を彩った、レーシングマシンを取り上げている。 現在[…]
日本でも公開されたNT1100ポリスの北米バージョン! アメリカンホンダは、欧州を中心としたスポーツツーリングマーケットで人気車となっているNT1100を警察仕様として北米初導入することを発表した。 […]
“ヨシムラ”がまだ世間で知られていない1970年代初頭のお話 世界初となる二輪用の集合マフラーが登場したのは、1971年のアメリカAMAオンタリオでのレース。当時のバイク用マフラーは1気筒につき1本出[…]
- 1
- 2