ヨンフォア/ゴーフォアって呼べばいい……の……?

【SCOOP!】ホンダ新型4気筒はやっぱり「CBR400R FOUR」で確定?! 新たに商標「CBR500R FOUR」の出願も判明!

ホンダが8月末に「CBR400R FOUR」を、そして11月5日に「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった。後者の公開は11月13日で、区分は『乗物』とされている。中国で登場が噂されている4気筒500ccのフルカウルスポーツに間違いなさそうで、これの400cc版が日本デビューすると予想!


●文:ヤングマシン編集部

4気筒CBRシリーズの末弟として登場か

EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった。以前にお伝えした「CBR400R FOUR」のグローバル版と思われ、噂通りであればいずれ中国で発表を迎えると思われる。

CBR500Rの車名が表すもの、そして『FOUR』の名称を真に受けるなら、4気筒エンジンを搭載したフルカウルスポーツの新登場を思わずにはいられない。

カワサキ「ニンジャZX-4R」の登場から、ホンダは4気筒CB400の復活が待ち望まれている。これを受けて新型CB400の登場がほぼ確実とのスクープ記事はこれまでにもお伝えしてきたが、いよいよ具体的な車名が絞り込まれてきたと見ていいだろう。

今ある情報としては、CB400スーパーフォアの後継となりうる新型4気筒400のネイキッドモデルが登場するであろうということと、これをベースとしたフルカウルモデルが並行して開発中ということ。

WEBヤングマシンでも、フルカウルで400cc4気筒エンジンを搭載するホンダ車とくれば、名前は誰もが想像する「CBR400RR/CBR500RR」だろうと当たりをつけていたので、意外なネーミングではあるのだが……。

とはいうものの、4気筒CBRとしてはフラッグシップモデルに「CBR1000RR-R FIREBLADE / SP」があり、ミドルクラスにはスーパースポーツモデル「CBR600RR」、汎用性を持たせたフルカウルスポーツの「CBR650R」がある。それらの末弟としてアジア圏や日本をターゲットにするなら、「CBR400R FOUR/CBR500R FOUR」というのは妥当なのかもしれない。

CBR1000RR-R FIREBLADE SP

CBR600RR

CBR650R

CBR500R(北米仕様)

2気筒のCBR500Rは北米のみ2025年モデルが発表されており(カラーリングは前年から変更なし)、欧州仕様ほかの2025年モデルがどうなるのかも注目されるところだ。

本田技研工業株式会社として出願している商標がこちら。

ちなみに現CBR400Rと言えば、NX400と同じ2気筒エンジンを共有するフルカウルスポーツモデル。2013年に登場したのち、倒立フロントフォークの装備やデザインのアグレッシブ化などでスポーティさを高めてきた。

いっぽう、かつてはCBR400Rの名で4気筒モデルも存在した。1986年7月15日に発売されたCBR400Rは、CBR750Fなどに近いエアロフォルムが特徴で、サイドカウルには大きく『AERO』の文字も。このモデルのために新設計された水冷4エンジンは、カムギャトレーンシステム(当時表記)や新型4連キャブレター、集合管マフラーなどを採用し、最高出力59ps/12500rpmを誇っていた。

これらの車名を継承しながら、末尾に4気筒を意味するであろう“FOUR”が付く。これは期待せずにいられない!

4気筒のCBR400Rは1980年代に存在した

最新のCBR400Rは2気筒エンジンを搭載していて、ライディングポジションは前傾がきつくない。ツーリングにも使いやすいオールラウンダーだ。対する1986年式のCBR400Rは、空冷4気筒モデル・CBR400Fの後任として誕生し、新設計の水冷4気筒エンジンを搭載。当時の自主規制値いっぱいの最高出力を誇ったが、のちのCBR400RRに比べればオールラウンダーな性格だった。

CBR400R[2024] ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 46ps/9000rpm 3.9kg-m/7500rpm 車重191kg(装備)■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●価格:86万3500円 ●2024年3月21日発売

CBR400R[2016] ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 59ps/12500rpm 3.8kg-m/10000rpm 車重184kg(装備)■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-18 ●当時価格:66万9000円 ●1986年7月15日発売

トガッた最新デザインに専用チューンを熱望!

これまでの情報によれば、最大の注目はそのスタイルになりそうだ。“ニダボ”=現行CBR250RRに近いエッジの利いたデザインを採用するという。CBR1000RR-RやCBR600RRのようなガチSSスタイルではなく、若者の支持も根強く、ストリートで見かける機会も多い現行CBR250RRとの共通性を持たせる戦略なのだろう。トランスミッションはMTのほか、クイックシフター的にも使えるEクラッチ仕様が登場するのも確実視されている。

エンジンや車体のパッケージは次期CB400と共通になりそう。つまり“史上最強ヨンヒャク”ZX-4Rとガチンコ対決するのではなく、トータルバランスを重視した万能キャラの可能性が高い。登場時期は新型CB400とほぼ同じ、2025年秋頃になるか!?

【2024 ホンダCBR250RR】電制スロットルやパワーモードなどライバルを圧倒する装備で2017年にデビュー。クラス最強級の速さとスピード感のあるエッジィなデザインが人気だ。●86万9000円~

【HONDA E-Clutch】CB&CBR650Rを皮切りに採用拡大が期待されているEクラッチ。機構は軽量&シンプルで、既存エンジンへの後付けも容易だ。価格はCB&CBR650RではMT車の+5万5000円となっている。

CBR400RRコンセプトを想定したスクープCGはコチラ↓

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